Microsoftが「Microsoft Teams」の新しいタスク管理機能「Tasks in Teams」をリリースしたことを発表しました。「Microsoft Teams」の新しいタスク管理機能「Tasks in Teams」についてご紹介していきます。
現地時間の7月28日、Microsoftが提供している「Microsoft Teams」に新しいタスク管理機能として「Tasks in Teams」がリリースされました。
新たに「Microsoft Teams」に追加された「Tasks in Teams」は、デスクトップ版・Web版・モバイルクライアントにて対応可能となっています。
なお、新機能「Tasks in Teams」は、先行して一部のユーザーにて利用可能となったあと、9月にかけて順次ユーザーに提供されていく予定となっており、デスクトップでのロールアウトが完了後モバイル版でも対応可能となる予定です。
はじめに「Tasks in Teams」にアクセスする方法について確認していきましょう。「Tasks in Teams」の機能は、2019年にマイクロソフト社が開催した開発者イベント「Ignite」にて発表された機能となっています。
「Tasks in Teams」の機能へのアクセスについては、2種類方法が用意されています。「Tasks in Teams」の機能は、それぞれ次の方法にてアクセスすることが可能となっています。
「Tasks in Teams」の機能へのアクセス | 可能となるタスク表示 | |
① | Teamsの左側のサイドレールのアプリ |
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② | 個々のチーム内のタブとして表示 |
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新機能として順次リリースされることが発表された「Tasks in Teams」機能についてご紹介していきましょう。
「Microsoft Teams」に新しいタスク管理機能として追加される「Tasks in Teams」機能は、チーム内のの計画と個人のタスクをまとめて管理することができるようになる機能となっています。
この機能は、従来の「Microsoft Planner」に「Microsoft To Do」の機能が統合され、リブランドした機能となっています。
なお、Microsoftでは、今回の機能統合により「Microsoft Planner」のサービスが終了となるのではなく今後も「Tasks in Teams」にて重要機能として開発を進めると説明しています。
「Tasks in Teams」は、これまでの「Planner」で対応可能となっていたボード・チャート・スケジュールの3種類のビューに、新たに「リストビュー」機能が追加されて利用可能となっています。
「Tasks in Teams」では、デフォルトでは「リストビュー」画面が表示されアクティブなタスクの詳細を一覧で表示可能となっています。
その他にも、「Tasks in Teams」では複数のタスクを一度に編集することも可能となるとのことです。
「Tasks in Teams」の名称については、リリースされる際に統合に伴う途中経過にて「Planner」や「Tasks by Planner and To Do」の表示名にてリリースされることがあります。
なお、最終的には「Tasks」の名称に統合されることが決定しており、「モバイル」版では、リリース段階より一貫して「Tasks」と表示されることとなっています。
「Microsoft Teams」では、「Teams in Tasks」機能のリリースについて「Microsoft 365」アプリ全体にて統合を行った「タスク管理」機能を提供することができるようになるきっかけとなると説明しています。
今後は、「Teams in Tasks」機能を活用することで「Word」・「Excel」・「PowerPoint」内の@メンションからのタスク追加などについてもリリースされる予定となっています。
Microsoftでは、「Tasks in Microsoft 365」と呼ばれるミッションにて、一連の取り組みをおこなっており、チームによる共同作業のサポート強化につながると期待されています。