Windowsでアプリケーションを起動しようとした時、「msvcr120.dllがない」というエラーが表示されることがあります。「msvcr120.dll」とは何か、「msvcr120.dll」のエラーが表示された際何をダウンロードすればいいのかを解説します。
Windowsで様々なアプリケーションを利用していると思いますが、そのアプリケーションに必要なプログラムがない場合エラ―が表示されることがあります。
そのエラーの一つに、アプリケーション起動時に表示される「コンピューターにMSVCP120.dllがないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。」があります。
まずは「msvcr120.dll」とは何かから説明します。
「msvcr120.dll」は、MicrosoftのVisual Studio 2013を用いて作られたアプリケーション実行のために必要なC++のライブラリファイルです。
「msvcr120.dll」がないということは、そのライブラリファイルがないということを示しており、ライブラリファイルをダウンロードしないとそのアプリケーションを実行することができません。
「msvcr120.dll」がないというエラーが表示された場合、原因としては2つのものが考えられます。それぞれダウンロードするなどしなければなりませんので、確認・実行をしてみてください。
「msvcr120.dll」のファイルが存在しているにも関わらず、アプリケーションが読み込めないような場合があります。
アプリケーションに必要なファイルが破損していたり、アプリケーションが古いままで不具合を抱えているような場合がそれにあたります。
特にこれまでは使えていたのに使えなくなった、というような場合、「msvcr120.dll」がないというエラーが表示されることがあるためです。
心当たりがある場合は一度そのアプリケーションをコントロールパネルの「プログラムのアンインストール」からアンインストールし、最新版のアプリケーションをインストールしてみてください。
なお、古いアプリケーションのまま利用していたことには理由がある人もいるかと思いますが、できるだけ最新版のアプリのインストーラーで再インストールをおこないましょう。
最新版のアプリを利用している・先程インストールしたばかりというような場合は「msvcr120.dll」があるかどうかを確認してみてください。通常「msvcr120.dll」は「C:\Windows\System32」の中にあります。
ない場合はVisual Studio 2013用のVisual C++ランタイムパッケージをインストールしましょう。下記サイトへアクセスしてください。
日本語になっていることを確認して「ダウンロード」をクリックしてください。
利用しているWindowsが32ビット版の場合は「vcredist_x86.exe」のみ、64ビット版の場合は「vcredist_x64.exe」と「vcredist_x86.exe」の2つを選択します。
「次へ」をクリックすればインストーラーがダウンロードされます。
インストールしたVisual Studio 2013用のVisual C++ランタイムパッケージのインストーラーを実行し、「使用条件に同意する」にチェックを入れて「インストール」をクリックすれば完了です。
64ビット版の場合、インストーラーは1つずつ実行してください。
アプリケーション起動時に「msvcr120.dll」がないと表示される場合、Visual Studio 2013用のVisual C++ランタイムパッケージがインストールされていないか、アプリの方の読み込みエラーのどちらかが原因と考えられます。
ここで紹介した対処法で改善する可能性がありますので参考にして実行してみてください。
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