じぶん銀行は物理カード不要のデビット決済サービス「じぶん銀行スマホデビット」の提供を開始しました。JCBのQUICPay+に対応しているので、おサイフケータイに対応するAndroidスマホなら「QUICPay+」のロゴがある実店舗でも利用可能です。
じぶん銀行は4月3日、カードを発行しないスマホ完結型のデビット決済サービス「じぶん銀行スマホデビット」の提供を開始しました。「じぶん銀行スマホデビット」は2018年6月に発表され、2019年春に開始する予定としていたサービスです。
デビットカードとは支払いを行うと同時に銀行口座から決済金額が即時引き落とされる決済サービスです。クレジットカードと異なり、原則として口座残高を超える決済はできないので使いすぎを防ぐことができます。
じぶん銀行スマホデビットは、じぶん銀行ユーザーが利用できるサービスで、バージョン20.0以降の最新アプリからじぶん銀行スマホデビットを申し込むことができ最短30秒で「JCBデビット」が発行されます。
JCBデビットはJCBと提携していて、ネットショッピングでJCBカードが使える場所であればJCBカードと同じように支払うことができますが、このJCBデビットはいわゆる「バーチャルカード」なので、カードが必要な実店舗では利用できません。
海外の加盟店でも利用でき、その場合はJCBの基準レートに3.0%を加算して円貨換算されます。年会費や新規・再発行手数料は全て無料です。
ネット決済時の本人確認は、セキュリティコードに加えて、3Dセキュア(J/Secure)にも対応しています。これはJCBが提供する会員向けWebサイトである「My JCB」での事前設定が必要となります。
さらにAndroidスマホでは、じぶん銀行のアプリを通じてJCBデビットに加えデビットタイプの「QUICPay+」も発行することができます。
JCBデビット発行後決済サービスの「Google Pay」にそのカードを登録してセットアップすると、コンビニやドラッグストアなどQUICPay+を利用できる全国の実店舗でもタッチ決済で「じぶん銀行スマホデビット」を利用できます。
QUICPay+対応の決済端末は国内で84万台が稼働していて、大手チェーンを中心に多くの店舗でタッチ決済が可能となっています。
QUICPay+を発行する場合はじぶん銀行のアプリに加えてバージョン6.1.5以降の「おサイフケータイ」アプリと、Google Payアプリも必要となります。
じぶん銀行スマホデビットは、バーチャルタイプのデビットカードとしては国内で初めて、非対面決済(ネット決済など)と対面決済(非接触決済)の両方に対応したサービスです。
4月3日現在、iPhone(Apple Pay)ではQUICPay+のタッチ決済を利用できません。ただ、「iOS対応についてはなるべく早期に提供すべく、JCBを通してAppleに要望している」とされていて、いずれiOSでも利用可能になるとされています。
じぶん銀行スマホデビットの提供開始を記念して、じぶん銀行では5月6日まで「提供開始記念キャンペーン」を実施しています。
サービス開始キャンペーンとして5月6日までにじぶん銀行スマホデビットを利用した人全員に、最大2,000円の現金がもれなくプレゼントされるというものです。
キャンペーンにエントリーし、その期間内にじぶん銀行スマホデビットで累計5,000円以上決済すると1,000円のキャッシュバック、そして累計1万5,000円以上決済するとさらに1,000円がもれなくキャッシュバックされます。