iPhoneの中で一番古い現役機種であるiPhone5sをiOS12にアップロードする場合は、古いiPhone5sはiOS12に対応できるのか心配になりますよね?ここでは、iPhone5sをiOS12にアップデートするときの注意点を紹介していきます。
iPhone5sは最新のiPhone Xよりもとても古い機種ですが、iPhone5sのサイズ感が気に行っていて、ずっと使い続けている人もいます。iPhone5sを使い続けている人にとって、最新のiOS12は、iPhone5sでも対応できるのか不安になりますよね?
古い機種のiPhoneに最新バージョンをインストールしてしまうと、iOS12の高速動作にiPhoneが付いていけず、パフォーマンスに不具合が生じ、新機能が正常に作動しないなどのトラブルが起こると誤解している人もいます。
iOS12に対するAppleの公式サポートは、iPhone5sも対象にしています。もしiOS12にアップロードして、向上したパフォーマンスや新機能などの不具合が起こった場合も大丈夫です。
最新のiOS12の公式サポートがあるということは現役ということなので、iPhone5sは現役最古の機種ということになります。
iPhone5sをiOS12にアップデートすることで端末の操作性が早くなったり、便利になったりするだけではなく、ウイルスなどへの対策も強化されます。
その理由は、iOS12に最新のウイルス対策も含まれているからです。毎日使うiPhone5sが危険にさらされる可能性が低くなるのです。
iPhone5sにiOS12のをアップデートするときの注意点は普通のアップデートの注意点と同じですし、不具合が起こった場合もサポートに相談できます。
iPhone5sをiOS12にアップデートすると高速動作が実現し、さまざまな機能が速く使えるようになります。ここからは、iPhone5sをiOS12にアップデートした場合のパフォーマンスについて紹介していきます。
iOS11.4.1とiOS12は構成がほとんど同じなので、ベンチコマークはシングルコアもマルチコアも数値はほとんど同じです。
iOS11.4.1 | シングルコア1285 | マルチコア2211 |
iOS12 | シングルコア1298 | マルチコア2200 |
iPhone5sの構成はパソコンと同じようにハードウエアとソフトウエアの2つでできています。ベンチマークで比較できるのはハードウエアに関する数値です。数値がほぼ同じ理由は、iOS11.4.1もiOS12もハードウエアの基本的な構造が同じだからです。
同じiPhone5sでもiOS11.4.1よりもiOS12の方が、起動時間が短くなります。その理由はパフォーマンスが向上し高速動作が実現するためです。
iOS11.4.1のロック時に カメラを起動する時間 |
5回平均0.97秒 | 最速0.84 |
iOS12のロック時に カメラを起動する時間 |
5回平均0.91秒 | 最速0.82 |
iOS11.4.1のホーム画面から カメラを起動する時間 |
5回平均1.14秒 | 最速1.04 |
iOS12のホーム画面から カメラを起動する時間 |
5回平均1.19秒 | 最速1.14 |
iPhone5sのロック画面からカメラを起動する時間は、iOS11.4.1よりもiOS12の方が平均で0.03秒速いです。その理由はパフォーマンス向上による高速動作が実現したからです。
ただホーム画面からカメラを起動する時間はiOS12では1.19秒かかってしまうのに対してiOS11.4.1では1.14秒なので、iOS11.4.1の方がiOS12よりも速いことが分かりました。
iOS12はiPhone5sにアップデートしても大丈夫なだけではなく、iPhone5sの起動時間やアプリの起動時間などさまざまな部分で改善がみられます。
iOS11.4.1の起動時間 | 31.34秒 |
iOS12の起動時間 | 22.11秒 |
iOS11.4.1電源がオフになっている状態からボタンを長押ししてAppleロゴが表示され、ロック画面が表示されるまでに31.34秒かかっていました。
しかしiPhone5sでもiOS12にアップロードした場合はパフォーマンス向上による高速動作の実現で、完全に電源オフの状態からの起動に22.11秒しかかからないのです。
iOS12へのアップデートによるiPhone5sのパフォーマンス向上は本体起動だけではなく、アプリにもいい影響を与えます。
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