MicrosoftがOneDriveの新機能「OneDrive Personal Vault」追加と、有料プランの容量アップについて発表しました。追加される新機能「Personal Vault」では重要フォルダを厳重に保護することができるようになります。
Microsoftは現地時間の6月25日、自社が提供しているOneDriveの新機能「OneDrive Personal Vault」と、有料プランの容量アップについて発表を行いました。
OneDriveの新機能である「OneDrive Personal Vault」ですが、OneDriveのストレージ内に、保護された特別なフォルダを作成し、重要なデータを厳重に管理することができるようになるということです。
OneDriveのストレージ内に作成される保護された重要なデータを厳重に管理することができる特別なフォルダ「OneDrive Personal Vault」にアクセスするには、生体認証や2要素認証など追加の認証が必要になります。
マイクロソフトは、OneDriveのストレージ内に作成される保護された重要なデータを厳重に管理することができる「OneDrive Personal Vault」について、パスポートや免許証などの身分証明や車や家の保険書類など、重要なデータの保管に役立つとしています。
また、これらの書類はOneDriveのカメラ機能で撮影することで、データの保存のためにカメラロールを経由することなく、直接「OneDrive Personal Vault」に直接保存が可能です。
「OneDrive Personal Vault」の短時間の休止後の自動ロック機能についてご紹介します。
OneDriveの新機能である「OneDrive Personal Vault」ですが、ユーザーが一定時間操作をしないと、PC・デバイス、またはオンラインで自動的に再ロックされることとなります。
「OneDrive Personal Vault」がロックされると、使用していたファイルもロックされ、「OneDrive Personal Vault」にアクセスするためには再認証が必要となります。
「OneDrive Personal Vault」またはファイルを作業中に、少し離席する際など開いたままにしておくかどうかを心配するユーザーもいらっしゃるかと思いますがどちらも、アクティブでない場合は自動的に閉じてロックされるので安心です。
OneDriveのカメラ機能で撮影することで、データの保存のためにカメラロールを経由することなく、直接「OneDrive Personal Vault」に直接保存が可能な「OneDrive Personal Vault」についてはモバイルだけではなくPCからも利用できます。
Windows 10 PCでは、Personal VaultフォルダをローカルドライブのBitLocker暗号化領域に同期することが可能となります。万が一、PCを盗難・紛失したとしても、データ漏洩のリスクを抑えられます。
OneDriveの新機能「OneDrive Personal Vault」は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダでまもなく開始され、2019年の年末までに全世界で利用可能になる予定です。
OneDriveを既にお持ちのユーザーは、「OneDrive Personal Vault」が今年の後半に利用できるようになった段階でアップデートとして表示される予定となっています。
現段階でOneDriveを利用していないユーザーについては、OneDriveアプリをダウンロードするか、ホープページよりアクセスしPCまたはWebで使用することができます。
OneDriveの無料またはスタンドアロンの100 GBプランを使用している場合は、限られた数のファイルでPersonal Vaultを試すことができるようになります。
Microsoftは、新機能「OneDrive Personal Vault」を行うとともに、OneDriveの容量アップを実施することを公表しています。
OneDriveの容量アップですが、月額249円のOneDiveプランの容量が50GBから100GBにアップされることとなります。
また、これまで1TBで固定だったOneDrive 365 Soloプランの容量については、1TBから最大2TBまで段階的に追加可能と変更になります。
100GBへのアップデートは間もなく展開開始となり、OneDrive 365 Soloのアップデートは、今後数か月以内に利用可能になる予定です。
OneDriveの追加容量の利用料金については、200GBで月額1.99ドル、1TB追加する場合は9.99ドル必要となります。