Twitterは、内容にルール違反があっても公共性があれば削除されないという独自のルールに対して公式アカウントで新たな告知を表示すると発表しました。Twitterのルール違反していても削除されない公共性のあるツイートとはどんなツイートなのか、ご紹介します。
Twitterでは、毎日何千・何枚というツイートが世界中で行われています。その大半が何気ない内容のツイートだと言われているのですが、中にはTwitter側が多くの人の目に触れるには不適切だと判断してツイート内容を削除する場合もあるんです。
しかし、そんなルール違反を犯しているのにも関わらず、削除が適用されない状態で表示されたままのツイートもあることをご存知でしょうか?
今までTwitterではなぜルール違反をしているのに削除が適用されずに表示された状態のツイートがあるのかと問題になっていたのですが、今回Twitterはこの問題に対する見解・対応策を発表しました。
Twitterの本社があるアメリカで2019年6月27日にルール違反をしていても削除されないツイートに関する対応策について公式に発表がありました。それを受けて、日本では2019年7月1日にTwitterの公式アカウントで発表されています。
その内容によると、ルール違反があると判断されてもツイート内容に公共性があったり著名人が発言した重要な社会問題に対するツイートだった場合には新たな表示を設けることで多くの人がTwitterを気持ちよく楽しめるようにするというものでした。
では、Twitterのルール違反が適用されない公共性のあるツイートとは具体的にどんな内容のツイートなのでしょうか?
ここではTwitterのルール違反が適用されない公共性のあるツイートの主な例をご紹介します。
多くの人の生活や国政に影響を与えると判断された内容のツイートだった場合、すぐに削除してしまってもそのツイート内容の一部が切り取られた状態で情報が拡散してしまう可能性があります。
そうなったとき、一部分しかわからなければもとのツイート内容とは全く違った内容で世界中に広まってしまったら国政に大きな影響を与えることが懸念されると考えられます。
このような影響が予想されるため、「多くの人の生活や国政に影響を与えると判断された」場合にはルール違反がある内容でも削除されないというTwitterのルールが適用されます。
前述した「多くの人の生活や国政に影響を与えると判断された場合」と同様に、影響力のある著名人が重要な社会問題に対して行ったツイートもルール違反があっても削除されないようになっています。
この場合も理由はほとんど同じで、影響力のある著名人が社会問題に対してツイートするとあっという間に世界中へ拡散されるため、間違った内容で広まることを防ぐ意味でもTwitterでは削除されずに表示できる状態にしているんです。
今回の公式アカウントで、Twitterはルール違反があっても削除されないツイートに対しての対応策を発表しています。
Twitterのルール違反に該当する内容というのは、内容が人によっては不快に感じると判断されたものがほとんどなので誰でも読める状態だと嫌な気分になる人がいるという問題がありました。
これらの問題を解決するため、新しく「表示する」ボタンを設置すると発表されています。
これまでのTwitterでは、ルール違反がある内容のツイートでも公開設定にされていれば世界中のだれもが簡単にツイート内容が読める状態になっていました。
しかし、今回のTwitterの「ルール違反を犯していながらも削除されていないツイート」に対する対応によって内容を読みたい人だけが読めるという仕組みになったんです。
ルール違反を犯している内容のツイートにはフィルタがかけられていて、「このツイートには攻撃的な行為についてのTwitterルールが適用されます。」という表示が出されるようになりました。
この文章を読んだ上で、ツイート内容を読むことに同意できた人だけが「表示する」をタップしてツイートを読む仕組みになっています。
これにより、Twitterではより多くの人が楽しめるものになったと言えるでしょう。
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