「Twitterルール」をシンプルに刷新！複雑化した表現を分かりやすく！

米Twitterは現地時間6月6日、Twitterユーザーの安全のためのサービス上で許容される行為を規定する「Twitterルール」をシンプルに分かりやすく刷新したことをと発表しました。

Twitterルールとは、ユーザーが安全にTwitterを利用し公共の場での会話に自由に参加できるようにするものです。そのルールをシンプルで分かりやすい表現に変え「セキュリティ、プライバシー、信頼性」という大分類のもとに再構築しました。

Webサービスの利用規約やプライバシーポリシーなどは、抜けがないようにとの思いからか長文化し複雑化する傾向があります。

Twitterではここ数年、新たに浮上する問題に対処するために新しいルールを追加したり、既存のルールを更新したりを繰り返してきましたが、こうし結果、変更点が複雑化し理解しにくくなっていました。

そのため結局読まれないということにも繋がりますが、Twitterは逆にシンプルにすることで読みやすくする方針を取ったようです。

Twitterルールとは、利用規約などとは別にTwitter上での禁止事項などをまとめたものです。ただ単に長かったものを短くしただけでは説明しきれない内容も出て来るでしょう。

変更点とは、まずこれまで英語で約2500ワードあったTwitterルールを600ワード未満までにまとめ、Twitterで許されていない行為などの各ルールも280ワード以下で記載されています。これは日本語サイトにも反映しています。

これにあわせて各ルールはセキュリティやプライバシー、信頼性などのカテゴリー毎にまとめられ各項目ごとに別ページで詳細を確認できるようになり、ここには問題のあるツイートの違反報告の方法や、異議申し立ての方法などが含まれています。

この変更点によって「なぜ自分のアカウントがブロックされたか」などの自分が探している情報を見つけやすくしました。

なお、Twitterルールに違反した投稿があった場合に、Twitter側がどのように対応するのかをまとめたガイドラインも併せて公開されています。

変更点として、テロ行為/暴力的過激主義、ヘイト行為などの禁止される各項目を整理し詳細ページを用意しました。さらに「暴言や嫌がらせ、ヘイト行為、自傷行為や自殺、著作権に関するルールは今後更新される予定」としています。

「Twitterの利用者の誰もが、Twitterで何が許され、また何が許されないかを簡単に理解できなくてはならない」と新たなTwitterルールの位置付けを説明しています。

根幹となるルールをシンプルに分かりやすくし個別の詳細をリンク先のヘルプページにまとめることで、理解しやすくしたのが分かります。

TwitterやYouTubeなどのプラットフォームは、問題のある投稿の規制と表現の自由のバランスに苦慮していて、YouTubeもポリシー改定を発表しています。

Twitterの場合は、6月1日にTwitter上で中国語話者など、多数のアカウントが一斉に凍結され数時間後に復旧し、Twitter社が陳謝するような事態が起こり問題になっています。今後ルールの改定と合わせ、アルゴリズムの見直しも図られるでしょう。