Instagram(インスタグラム)では、いいね!の数や動画の再生数を非表示にするテストを日本でも開始します。非表示化テストを行う理由として、Instagram(インスタグラム)は「いいねの数」にとらわれず純粋に楽しんで貰いたいためと説明しています。
Instagram(インスタグラム)では、米国時間7月17日からフィード投稿に付いた「いいねの数」や「動画の再生数」を非表示にするテストを日本でも開始することを明らかにしました。
このテストは2019年5月にカナダのみで開始されていましたが、今回オーストラリア・ブラジル・アイルランド・イタリア・ニュージーランド、そして日本にも拡大された格好です。
Instagram(インスタグラム)を開くと、『フォロワーが「いいね!」の数を気にせず投稿の内容だけに集中できるよう、投稿をシェアした本人だけ「いいね!」の数を表示する方法をテストしています。』というメッセージが表示されています。
7月18日午前時点では「Instagram(インスタグラム)」のタイムラインを見ると投稿の中には「いいね!」の数が表示されているものと表示されないものと混在しているようです。
「いいね!」の数が表示されない場合は「いいね!」の部分には、数ではなく『(ユーザー名)とその他の人が「いいね!」しました』と表示されるようになっています。
そしてInstagram通知タブの「フォロー中」を見れば、フォローしている人が誰に「いいね!」やコメントをしたかは分かるようになっています。
「いいね!」の数や動画再生数を非表示にするテスト導入は徐々に開始される予定で、まだ上記のメッセージが表示されない場合であっても順次反映されていくでしょう。
Instagram(インスタグラム)では今後も継続して非表示になるかどうかは不明ですが、「いいね!」を気にしないInstagramの楽しみ方を探してみるいい機会かもしれません。
通常Instagram(インスタグラム)のフィードに投稿された写真には「いいね!」の数が表示され、投稿された動画には再生数が表示されます。
Instagram(インスタグラム)はこれらの非表示化テストを行う理由として、「いいね!」や再生数をいくつ獲得したかにとらわれず純粋に写真・動画をフォロワー同士でシェアして楽しんで貰いたいためと説明しています。
一般的にInstagram(インスタグラム)では「いいね!」の数が公開されていると、人はそれを気にしすぎる傾向にあり「いいね!」の数を成功の指標であると考えると言います。
いつからか「いいね!」の数は多い方が良いという群衆心理が芽生え、本来の写真共有ではなく「いいね!」の数を稼ぐための投稿が増加してしまうという傾向が見られるようになります。
その結果「いいね!」が少ないことを恥じたり、称賛されるために「いいね!」を買ったりすることに繋がり、「いいね!」が集まらなかった投稿は削除され人気のある投稿だけが残る事態となりました。
また一部のユーザーの中には「いいね!」の数を集めるために別アカウントを作成し、ふさわしくない写真や動画の投稿・公開を行って「いいね!」の数を稼ぐ行為が判明することがたびたびありました。
「いいね!」の数や動画再生数がInstagram(インスタグラム)を利用している他のユーザーに表示されなくなることで、「いいね!」の数を過剰に意識した無意味な競争や気遣いを抑制することができ投稿の内容にもっと集中できるでしょう。
とはいえ投稿上の『XXXさん他が「いいね!」しました』というメッセージをタップすれば、自分の投稿に付いた「いいね!」の数や、「いいね!」した人の一覧も従来どおり確認ができます。自分以外の第三者には公開されない仕様です。