Twitterが一定時間プッシュ通知を停止できるという「スヌーズ機能」をテスト中であることが明らかになりました。テスト中である「スヌーズ機能」が実装されれば、一定時間Twitterの通知を停止できるためSNSが日常生活を妨げないような設定ができます。
Twitterが一定時間だけプッシュ通知を停止できる、いわゆる「スヌーズ機能」をテスト中であることが明らかとなりました。この機能を発見したのは、アプリを解析して未公表機能をリークすることに実績のあるJane Manchun Wong氏です。
Jane Manchun Wong氏はAndroid版のTwitter公式アプリ内からスヌーズ機能に関するコードを発見し、実際にアプリ上でもスヌーズ機能の動作を確認したとのことです。
何がどういうきっかけでバズるか分からないのがTwitterの世界ですが、その「バズり」を経験したことある人は鳴り止まない通知音や振動に驚かされるでしょう。
そんな時このスヌーズ機能をオンにすると、一定時間だけ通知をオフにできるため勉強や仕事に集中したり、バズった時に連続で鳴る通知を防いで電池消費を少なくしたりすることができます。
Jane Manchun Wong氏はTwitterに実際にスヌーズ機能を操作しているスクリーンショットを公開しています。
Jane Manchun Wong氏の報告によると、スヌーズ機能が実装されたAndroid版のTwitter公式アプリでは通知タブ画面の右上に、斜線を引いたベル型のボタンが表示(一般のアプリでは設定の歯車マークのみ)されていると言います。
このボタンをタップするとプッシュ通知をオフにする時間の設定パネルが表示され、1時間/3時間/12時間(またはスヌーズしない)を選べるとのことです。スヌーズを解除または時間を変更するには、もう一度ボタンをタップすると可能です。
このスヌーズ機能が実装されれば、ツイートがRTされるたび通知が鳴り続けてスマホのバッテリーが消耗したり、リプライが気になって仕事や勉強が手に付かなくなったりする事態を防ぐことが期待できるでしょう。
Facebookも「利用時間管理ツール」をリリースし、またGoogleもスマホ使いすぎ防止ツール「Digital Wellbeing」を公開しましたが、SNSが日常生活を妨げないようにしたいとの要望はサービスは違えども一般的なニーズが高いようです。
また、Twitterはホームタイムラインからスワイプでリスト表示する機能をテスト開始していて、さらに要望を受けて表示するリストを選択可能にしました。
そして会話のやり取りの中で「このツイートは表示できません」と頻繁に表示される件も修正を約束していて、常にユーザーの声に耳を傾ける姿勢を示しています。
このネタ元である「Digital Trends」がTwitterにコメントを求めたところ、常に新しい機能を模索しているという旨の回答はあったもののこの「スヌーズ機能」リリース時期含め実装されるかどうかについてはノーコメントでした。
実際隠しコードにまでなっていてもリリースされないことはあるので、公式発表があるまではどうなるかわかりません。ただ最近のニーズを考えると、すぐにリリースされてもおかしくない機能と言えます。
スヌーズ機能はあくまでも開発中のためユーザーに正式公開されるかは分かりませんが、提供されれば歓迎される機能になりそうですね。