ポプラは、食品ロスの解決を目的としたクーポンアプリ「No Food Loss」を直営85店舗へ導入開始を発表しました。値引クーポンアプリで食品ロス削減を図ることを目的としたポプラの「No Food Loss」を導入についてご紹介します。
ポプラは8月20日、H.I.S.グループのみなとくが開発した食品ロスの解決を目的とした値引クーポンアプリ「No Food Loss」を直営85店舗へ導入開始したことを発表しました。
食品ロスの解決を目的とした値引クーポンアプリ「No Food Loss」は、販売期限や季節限定パッケージなどの理由で、まだ食べることができるのにやむなく廃棄する食品を値引きクーポンで購入ができるシステムを採用しています。
ポプラでは、2019年2月より「No Food Loss」を関東地区の直営店へ導入し検証を行ってきたが、食品廃棄ロス削減に一定の効果が認められることから、直営85店に導入する経緯となっています。
食品ロスの解決を目的とした値引クーポンアプリ「No Food Loss」の特徴についてご紹介していきましょう。
ポプラが導入を開始した食品ロスの解決を目的とした値引クーポンアプリ「No Food Loss」ですが、導入開始の段階では、アプリはiPhoneのみの対応となっています。
食品ロスの解決を目的とした値引クーポンアプリ「No Food Loss」をダウンロードしたユーザーは、近隣店舗の食品ロス情報がクーポン形式で通知が表示されます。
ユーザーが、直接店舗で商品の購入の際にクーポンを認証させることで、対象の商品をお買い得な価格で購入することができるようになっています。
なお、「No Food Loss」を利用して購入した金額の一部がアフリカやアジアの子どもたちの給食費として寄付される仕組みを採用しています。
環境省の発表によると、 毎年、 日本では年間646万トン以上の食品が、 賞味期限等の理由によりまだ食べられるのに捨てられていると言われています.
その 一方で、 世界中に飢えや栄養で苦しんでいる人は、 8億人以上いると言われており、 本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう「食品ロス」の問題が大きく取りざたされています。
世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させることが目標として盛り込まれるなど、 近年、「食品ロス」の削減への関心が高まっています。
食品ロスの解決を目的とした値引クーポンアプリ「No Food Loss」を直営85店舗へ導入開始したポプラは、今年2月に導入ストア第 1 号店として「生活彩家貿易センタービル店」でサービスを開始しました。
ポプラでは、近隣で働く方や国内外からの観光客、公共交通機関を利用される方々が多く訪れるお店ではあり ますが、24 時間営業ではないため、販売期限よりもっと早い時間での食品ロスも発生している現状があります。
ポプラでは、食品ロスを有効活用する手段として、クーポンアプ リの効果を検証し、店舗運営に活用していく方針としています。