Zaimが「キャッシュレス還元マップ」を公開！18万店舗を検索できる！

家計簿サービス「Zaim」は9月5日、消費税率引き上げに伴い10月1日から開始される経済産業省の「キャッシュレス・消費者還元事業」に参加する事業者を閲覧・検索できる「キャッシュレス還元マップ」を公開しました。

現時点で「キャッシュレス還元マップ」に登録されている店舗の数は、日本全国の実店舗、 Yahoo! ショッピングや楽天などのECサイトなどを合計した18万件を超えていて、今後も随時追加していくとしています。

「キャッシュレス・消費者還元事業」は店舗でキャッシュレス決済すると最大5％がポイント還元されるという国の制度です。

その公式Webサイトにおいて対象店舗一覧を閲覧しようとすると、18万店舗を網羅した3000ページを超える、膨大なPDFデータがダウンロードされてしまいます。このPDFから対象店舗を探すのは、とても大変な作業です。

この膨大なPDFについて9月4日「ねとらぼ」が紹介し、ネットで話題になりました。この記事はZaim社内のSlackでも話題になり「何かできないか」「このPDFをテキスト化し、検索できるようにすればいいのでは」という話が出たと言います。

「Zaim」では早速、4日の午後3時ごろからデータを収集しPDFを解析し開発を始め、翌日午後3時に店名や地域から対象店舗をテキスト検索できるサイト「Zaimキャッシュレス還元マップ」をわずか1日で公開しました。

さらに「Zaim」では、10月からの増税に向け過去の家計簿データを反映し、増税後の実質負担を診断する「消費税シミュレーター」も公開しています。

「消費税シミュレーター」では、Zaimで記録した家計簿から生活状況を分析し、増税後の影響を即時診断して対策を提示してくれます。記録済の家計簿データを選択するか、1カ月の支出額を入力することで診断できる仕組みとなっています。

「Zaim」では、消費税シミュレーター公開に先立って、Zaim利用者を対象に増税意識調査を実施しました。80%近くが「負担増」を理由に不安を覚えていて軽減税率よりもキャッシュレス支払い時のポイント還元導入への期待が高いことがわかったと言います。

調査の結果によると増税に対し不安を感じている人は全体の約8割を占めていますが、その理由は「日々の支出がどれくらい増えるかわからない」が最も多く62.6％としています。

「日々の買い物に制限が出てきそう(53.7％)」と言う理由も挙げられていて、「不安に感じていない」とした利用者であっても「個人で対策できることがない」という回答が半数を超えています。

増税にあたり生活の中で見直す点としては「普段の買い物や外食でも出費を抑えられるようにしたい」と軽減税率の対象であるかによって消費行動の変化に繋がるであろう調査結果が出ています。

増税に合わせて導入されるキャッシュレス決済時のポイント還元制度について、調査結果によると認知率はおよそ7割としていて、今後積極的にキャッシュレス決済を利用したい人は8割を超えたと言います。

10月からの増税に向け、Zaimが公開した「キャッシュレス還元マップ」や「消費税シミュレーター」を上手に利用するようにしましょう。