「Apple Music」に、FirefoxやChromeなどのウェブブラウザから再生が可能となるベータ版が公開となりました。「Apple Music」に、FirefoxやChromeなどのウェブブラウザから再生が可能となるベータ版についてご紹介します。
Appleは、「Apple Music」に、FirefoxやChromeなどのウェブブラウザから再生が可能となるパブリックベータ版が公開となりました。
Appleは、【WWDC2019】で行った基調講演の中で、メディアファイル再生・管理ソフトのiTunesを解体し、「Apple Music」・「Podcast」・「Apple TV」の3つに機能を分割することを発表しました。
メディアファイル再生・管理ソフトのiTunesを解体したことで、その中の1つである「Apple Music」に、FirefoxやChromeなどのウェブブラウザからWebブラウザ経由で再生できる機能のベータ版を提供しています。
メディアファイル再生・管理ソフトのiTunesを解体し、提供開始するFirefoxやChromeなどのウェブブラウザからWebブラウザ経由で再生できる機能の「Apple Music」ベータ版の特徴についてみていきましょう。
「Apple Music」ベータ版は、ベータ版とはいえ、通常のApple Musicと同じように使えるので、これでOSを選ばずにApple Musicを利用、楽しめることになります。
「Apple Music」ベータ版は、Webブラウザー上でApple IDを使ってサインインすることで、iTunesのライブラリーで登録している曲を利用することができます。
また、Apple IDを使ってサインインすることにより、Apple Musicのサブスクリプションサービスを登録している場合には、カタログ上の曲も聴くことができるようになります。
「Apple Music」は、iPhone・iPad・Androidスマートフォン・Mac・Windows PCなど様々なデバイスから利用することができます。
なお、Apple製品以外で「Apple Music」を楽しむ場合には、新たにソフトウェアをインストールする必要があるため、管理者権限のないPCなどではApple Musicを再生することは難しくなっています。
またiTunesアプリが対応していないOSでも再生ができないため、利用する際には、iTunesアプリが対応しているか確認の上利用が必要です。
「Apple Music」ベータ版はFirefox、Chrome、EdgeのWebブラウザー上でApple IDを使ってサインインすることで、利用可能になります。
Firefox、Chrome、EdgeのWebブラウザー上でApple IDを使って、画面右上に表示される「Sign In」をクリックしましょう。
ライブラリの「アルバム」をクリックすると、Apple MusicやiCloud Musicに登録しているアルバムがアートワークと同時に表示されます。
ライブラリのアルバムを選択し、曲にカーソルを重ねると再生アイコンが表示され、この再生アイコンをクリックすると、そのままウェブブラウザ上で楽曲を再生することができます。
また、「Apple Music」で登録している音楽やiCloud Musicにアップロードしている音楽が、FirefoxやChromeからも聴くことが可能となったことで、Android端末からでもApple Musicにアクセスすることが可能になります。
「Apple Music」ベータ版の提供開始を行ったApple の今後の方針についてみていきましょう。
Appleでは、最終的に、Webプレイヤーを介してMusicにサインアップできる仕組みを導入する方針を明らかにしています。
Appleは近年、サービス事業に重点を置いており、Apple TV+などとともに「Apple Music」はそのコアサービスと位置づけしています。
Appleの取り組んでいるハードウェアに依存しないサービス設計は、ユーザーにとってメリットとなり、Webプレイヤーを展開するSpotify、Amazon Music、Google Play Musicの他社サービスと競合していく上でも、重要な要素となるでしょう。