QuickTime PlayerをWindowsで使用する場合、QuickTime for Windowsのインストールで利用できます。今回はQuickTime Player及びQuickTime for Windowsのインストール方法をご紹介します。
Windowsの動画プレーヤーは、標準搭載されたWindows Media Playerを始めとして、数多くの動画プレーヤーが存在します。今回ご紹介するQuickTime for Windowsもそのひとつです。
QuickTimeは、Macに搭載されたApple製の動画プレイヤーです。特徴としては、Windows Media Playerよりも、始めから多くの形式の動画を再生することが可能である点です。
Windows Media Playerも幅広い形式の動画を再生することは可能です。しかし、必要なコーデックをインストールする必要があり、手間がかかります。
例えばWindows Media Playerは、mov・avi・aacといった形式の動画音声ファイルは再生できない可能性があります。そのためコーデックをインストールする必要があり、コーデックをインストールしたとしても再生できる保証がありません。
QuickTime Playerを、Windowsで使用する場合の注意点をご紹介します。
主な注意点は、「Windowsでのサポートが終了している」「インストーラーの脆弱性が報告されている」「QuickTimeファイルがインポートできない」という3点です。具体的にご紹介します。
QuickTime Playerは、Windowsでのサポートが既に終了しています。2016年4月14日に、トレンドマイクロ社のZDIという機関によって、QuickTime for Windowsについて致命的な欠陥があることが指摘されました。
動画内に仕込まれた悪意あるプログラムが実行され、PC内の個人情報を盗まれたり、遠隔操作される可能性があります。この脆弱性に関して、Apple側は修正をしないとしており、Windows版のQuickTime Playerは事実上サポートが終了した形となっています。
QuickTime for Windowsの脆弱性が発表された後、インストーラにも脆弱性が存在することが、情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)によって指摘されました。
インストールを実行するときに、無関係のDLLを読み込んでしまうというものです。インストーラを実行する権限を悪用し、無関係のDLLにコードを実行されてしまう脆弱性をついた攻撃を受ける可能性があります。
Apple側はQuickTime for Windowsに関するサポートを終了しているため、この脆弱性が修正される可能性はありません。
QuickTime ファイルがインポートできないバグがあります。こちらについてもApple側で修正されず開発を終了しています。
ここでは、QuickTime Playerをインストールする実際の方法についてご紹介します。QuickTime Playerには脆弱性があることに留意し、インストールを実施してください。
QuickTimeのインストーラには脆弱性が報告されているため、信頼できるサイトから入手してください。
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