NTTドコモが、5Gプレサービス用スマホ3機種とルーター1機種の披露を行いました。ドコモが披露したドコモショップやショールームでも5G体験が可能となる5Gプレサービス開始に使用するスマホ3機種とルーター1機種についてご紹介します。
NTTドコモは、5Gプレサービス発表会「5G OPEN DAY」にあわせ、5Gプレサービス用スマホ3機種とルーター1機種の情報が公開となりました。
NTTドコモでは、5Gの商用サービスを2020年春より開始する予定となっており、それに先駆け9月20日から5Gプレサービスとして、イベントなどの場で5Gの新しい要素を体験できるエリアが展開されるとのことです。
今回の発表では、NTTドコモの5Gプレサービスにて使用される5Gスマホ3機種と屋内用5G Wi-Fiルーター1機種が披露されました。
ドコモが発表を行った9月20日から5Gプレサービスとして今回プレサービス用に使われるスマホ端末は、全てQualcommのプロセッサ「Snapdragon 855」に同社製の「Snapdragon X50 5G modem」を組み合わせた構成となっています。
今回、ドコモが5Gプレサービスとしてプレサービス用に使われるスマホ端末については、スマホ1機種を除いて「Sub-6」(6GHz未満の電波)とミリ波(mmWave:30GHz前後の電波)のいずれも5G通信できるようになっています。
なお、プレサービス用に使われるスマホ端末については、あくまでも、全て5Gプレサービス用という位置づけで、市販される予定はないとのことです。
ドコモの5G通信時の理論上の最高通信速度は以下の通りとなります。
エリア | 上り | 下り |
ミリ波対応エリア | 上り202Mbps(25.25MB/秒 | 下り2.8Gbps(350MB/秒 |
ミリ波非対応エリア | 上り107Mbps(13.375MB/秒) | 下り2.4Gbps(300MB/秒 |
それでは、ドコモの5Gプレサービス用に用意されたスマホ端末の機種についてご紹介していきましょう。
ドコモの5Gプレサービスで用意されたソニーモバイルコミュニケーションズ製のプレサービス用スマホは、見た目は、ソフトバンクの5Gプレサービスで使われた端末とほぼ同じように感じられます。
ソニーモバイルコミュニケーションズ製のプレサービス用スマホについては、現行の「Xperia 1」を少し縦長にしたようなイメージとなっており、アウトカメラはデュアル構成で、背面は光沢仕上げで、ソニーロゴ、ドコモロゴとXperiaロゴが確認できます。
サムスン電子製のドコモの5Gプレサービス用スマホについては、韓国や欧米で発売済みの「Galaxy S10 5G」をベースとしたものとなっています。サムスン電子製のスマホ端末の背面にはGalaxyロゴとドコモロゴが確認できます。
ドコモの5Gプレサービスで用意されたLG Electronics製のプレサービス用スマホ端末は、本体に画面付きカバーを取り付けて2画面構成にできることが特徴となっています。
LG Electronics製のプレサービス用スマホ端末のベースは、仕様から「LG V50 ThinQ」がベースになっているものとみられており、アウトカメラはトリプル構成となっています。
また、LG Electronics製のプレサービス用スマホ端末背面には指紋センサーも見受けられます。今回のプレサービス用端末の中で、この機種のみミリ波通信に対応しない機種となっています。
ドコモの5Gプレサービス用に用意されたシャープ製のプレサービス用のルーターは、据え置き利用を前提としています。
シャープ製のプレサービス用のルーターについては、外部から電源供給を受けて動作を行うもので、接続はWi-Fi(無線LAN)とEthernet(有線LAN)の両方に対応しています。
ドコモの5Gプレサービスを体験できる場所については、「ラグビーワールドカップ2019」の会場となる8つのスタジアムや、同大会のライブビューイングイベントを開催する東京都港区のベルサール汐留が用意されます。
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