NTTドコモはコード決済サービス「d払い」向けに、「d払い ミニアプリ」を11月28日から提供開始することを発表しました。ドコモの「d払い ミニアプリ」とは、加盟店が提供している事前注文や事前決済などのサービスやクーポンをd払いアプリ内に組み込んだものです。
NTTドコモは、コード決済サービス「d払い」向けに、「d払い ミニアプリ」を11月28日から提供開始することを発表しました。
d払いの「ミニアプリ」は、加盟店が自社アプリなどで提供している事前注文や事前決済などのサービスやクーポンをd払いアプリ内に組み込んだものです。
ユーザーは各加盟店のアプリをダウンロードしたり会員登録したりすることなく、d払いアプリ内で加盟店のサービス利用から決済まで対応可能となっています。
ドコモは、「d払い」内のアプリ「d払いミニアプリ」に対応予定のサービスとして、JapanTaxi、ドコモ・バイクシェア、ローソン、吉野家の4社を紹介しました。
まずは「Japan Taxi」のミニアプリを提供し、d払いからタクシーの配車や事前決済に対応可能になります。また12月10日からはドコモ・バイクシェアの事前決済、2019年度内には吉野家とローソンのミニアプリを提供予定です。
吉野家の場合、d払いアプリ上で事前にテークアウトの注文と決済を済ませ、店頭では商品を受け取るだけといった使い方に対応可能となりとても便利になります。
「d払い ミニアプリ」は、d払いに紐付くdアカウントのユーザー情報と連携するため、各サービスで都度ユーザー登録を行わなくてもサービスが利用できるのがその特徴のひとつです。
例えば「ドコモ・バイクシェア」では、通常はアカウント登録時にID・パスワード・姓名・郵便番号などを入力する必要があるものの、d払いミニアプリではこれらの情報を手入力する必要が無くなり、サービスを利用するハードルが一気に低くなります。
「ドコモ・バイクシェア」では、「d払い」アプリ上で「ドコモ・バイクシェア」を選択後、「レンタルする自転車の車体番号を入力」から自転車をレンタルするための4桁コードを受取する形でレンタルが可能です。
「ドコモ・バイクシェア」のサービスで提供されている「月額会員」としての利用はできず、各地域で提供される「1回会員」(月額会員登録なし)としてサービスを利用できます。
ドコモ・バイクシェアの担当者によると、サービスは開発中でありながら利用する地域ではなく利用する車両が属するエリアのサービスの利用規約に同意の上、サービスを利用することを想定しているとしています。
「d払い」で現在、決済金額の20%のポイントを還元するキャンペーンを実施していて、11月はドラッグストア、12月はコンビニエンスストアでの利用で10%を還元するキャンペーンを実施する予定となっています。
またドコモは10月にスタートした「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録していて、対象店舗でd払い決済をすると最大5%が還元され、さらに5%を上乗せして計10%を還元する施策も予定しています。
さらに加盟店向けには、ユーザーが店舗掲示のQRコードを読み取って決済する店舗を対象に、d払い決済金額の10%を進呈するキャンペーンも実施すします。期間は2019年10月1日から2020年6月30日までで進呈金額の上限は1店舗あたり月5000円です。