インスタグラムがログインなしでの閲覧が制限されるようになり、「見るだけ」ができないようになりました。これまではインスタグラムのアカウントを持たないユーザーでも自由に閲覧できましたが、最近この「ログインなし」の閲覧に制限が設けられたようです。
これまではスマホやPCのブラウザでアクセスできる「Instagram(インスタグラム)」のWeb版では、公開のアカウントの投稿であればアカウントを持たないユーザーでも自由に閲覧ができていました。
しかし今回いわゆる「見るだけ」が制限され、自分の「Instagram(インスタグラム)」アカウントにログインしなければ公開アカウントを詳しく見て回ることはできない状態になりました。
この変更がいつから適用されたのかは不明ですが「Mashable」がこれに気付き、Instagramの親会社であるFacebookの広報担当者が変更を認めたことを米現地時間の10月23日に報じました。
「Instagram(インスタグラム)」では閲覧の痕跡(足跡)を残すことなく、ログインなしで閲覧ができていましたが、最近この「ログインなし」の「見るだけ」ができないようになりました。
具体的には、ログインなしの状態でWeb版「Instagram(インスタグラム)」にアクセスすると、公開プロフィールページから投稿の一覧やそれ自体を閲覧できます。ただ何行かスクロールしたところでログインを求めるポップアップが表示される仕様です。
このポップアップ画面が表示されてしまうと、ログインなしの状態でこれ以上「Instagram(インスタグラム)」を閲覧することはできません。
実際にブラウザでページを再読み込みしてみると、一旦この制限画面は解除されます。ログインなしで再び閲覧が可能になり、また数スクロールでポップアップ画面が表示され制限されるといった繰り返しになります。
「Instagram(インスタグラム)」をにこの制限がいつ導入され、また今後も続くのかは不明ですが、インスタグラムもFacebookのようにログインせず閲覧できるコンテンツが縮小されていくのかもしれません。
今回の「ログインなし」での閲覧の制限は、アプリの「フォロー中」タブ廃止の流れを汲んだものと言われています。「Instagram(インスタグラム)」では10月7日から、アプリの「フォロー中」タブを廃止しています。
「フォロー中」タブ廃止の大きな理由は、この機能がそれほど認知されていなかったためだと言います。「フォロー中」タブでは、友達が反応している投稿やアカウントを確認可能です。
「Instagram(インスタグラム)」は2011年にこのタブを導入して、新規ユーザーがフォローできる他のユーザーを見つけやすくなるようにしました。しかし実際にはタブを利用するユーザーがそれほど多くないため、廃止に至ったと言います。
「Instagram(インスタグラム)」の広報担当者は「Instagramをお気に入りの人やモノとつながることのできる最高の空間にするため、常に取り組んでいる。これには新機能の導入だけでなく、利便性を失った古い機能の廃止も含まれる。」としています。
さらにInstagramでは10月7日、ユーザーアカウントの保護に役立つ新機能を発表しました。設定内に追加された「Emails from Instagram(Instagramからのメール)」で、過去14日間にInstagramから送信されたメールが確認できます。