Appleは「macOS Catalina 10.15.1」の配信を開始しました。配信された「macOS Catalina 10.15.1」では新たな絵文字が追加され、AirPods Proサポートなどの新機能が追加されています。
Appleは、米現地時間10月29日「macOS Catalina 10.15.1」の正式版の配信を開始しました。今月初めに配信された「macOS Catalina 10.15」から約3週間、17日リリースの追加アップデートから約2週間となります。
「macOS Catalina 10.15.1」では新たな絵文字が追加され、HomeKit機能の強化、AirPods Pro対応などの新機能が追加されているほか、「写真」や「メッセージ」「連絡先」などのバグ修正や改善も含まれています。
「macOS Catalina 10.15.1」は「macOS Catalina」をインストールしたMacのソフトウェア・アップデートから導入できます。
このアップデートでは、絵文字のアップデートと追加、「AirPods Pro」への対応、HomeKitセキュアビデオ、HomeKit対応ルーター、Siriの新しいプライバシー設定のほか、バグ修正と改善が行われています。
新しい絵文字として動物、食べ物、アクティビティ、新しいアクセシビリティの絵文字、男女の区別のない絵文字、カップルの絵文字での肌色の選択など、70種類以上の絵文字が追加またはアップデートされています。
さらに「macOS Catalina 10.15.1」では、10月30日に発売された新型完全ワイヤレスイヤホン 「AirPods Pro」 のサポートが追加されています。
「AirPods Pro」は、周囲の雑音をカットするアクティブノイズキャンセリング機能を搭載していて、本体内外に搭載されたマイクで毎秒200回の頻度で音信号を調整し、雑音を打ち消して音楽に没入することができます。
また周囲の音を聞きやすくする「外部音取り込みモード」を搭載し、音楽を聴きながら電車の車内放送など周囲の音を同時に聴くこともできます。
「macOS Catalina 10.15.1」では、iOS 13.2と同様に音声アシスタントSiriに関して「音声の録音をAppleと共有すること」をオプトアウトできるプライバシー設定が追加されました。
つまり、プライバシー設定において、Siriおよび音声入力に対する操作の音声をAppleが保存することを許可することによって、Siriおよび音声入力の改善に参加・協力するかどうかを切り替えることが可能となります。
そしてSiri設定でSiriおよび音声入力の履歴の削除が可能となります。
「HomeKit機能の強化」も含まれていて、「HomeKit」セキュアビデオにより、防犯カメラからの暗号化したビデオを非公開で収録、保存、表示することが可能となっています。また人、動物、車両を検知する機能がサポートされています。
さらに「HomeKit」対応ルーターにより、HomeKitアクセサリがインターネット上または自宅でどのように通信するかを制御可能となります。
「macOS Catalina 10.15.1」では以下のバグ修正および改善も含まれています。