Microsoftのクラウド版Xboxゲームサービス「Project xCloud」は、2020年から日本でプレビュー開始されます。Microsoftの「Project xCloud」によって日本でもXbox用のゲームタイトルをプレイできるようになります。
Microsoftは、現在βテストを行なっているクラウド版Xboxゲームサービス「Project xCloud」に関して、2020年から日本でプレビュー開始することを明らかにしました。
「Project xCloud」とはMicrosoftのゲームストリーミングサービスで、Xbox用のゲームタイトルをスマートフォンやタブレットでプレイできるようになります。
現時点では50タイトルがラインアップされていて、2019年10月からアメリカ、イギリス、韓国でパブリックプレビューが開始されています。
2019年11月14日~16日の間、イギリスの「カッパー・ボックス アリーナ」において「X019」が開催中となっていますが、この場において「Project xCloud」に関する様々な報告が行われました。
2020年から新たに日本やカナダ、インド、西ヨーロッパなど多くの市場で「Project xCloud」のプレビューサービスを開始され、対応タイトルは4タイトルから一挙に54タイトルに拡張されます。
新たに追加されたタイトルラインナップには「鉄拳7」や「Devil May Cry 5(デビル・メイ・クライ5)」、「ぷよぷよeスポーツ」など、日本産のゲームタイトルも複数含まれていて、日本のゲームファンが手に取りやすいものが揃っています。
「Project xCloud」が利用できるのはAndroid搭載のスマートフォンとタブレットのみですが、今後は提供するプラットフォームをWindows PCにも拡大し、他のデバイスでも「Project xCloud」のストリーミングサービスが楽しめるようなるようです。
さらにクラウド版Xboxゲームサービス「Project xCloud」の特徴として、対応コントローラーも拡大されます。Xboxワイヤレスコントローラーの他に、PS4の正式コントローラーDUALSHOCK 4やRazerのゲームパッドなどにも正式対応予定です。
Microsoftの方針として「ユーザーの利便性を高めるためにできるだけ自由度を増やす」というコンセプトがありますが、この対応によってXboxのゲームタイトルをDUALSHOCKでプレイするという事態も実現するでしょう。
今回のMicrosoftの発表においては、「Project xCloud」の利用自体は無料でパッケージ購入もしくはXbox Game Passの加入で対象タイトルを「Project xCloud」でプレイできるというビジネスモデルも公表しています。
正式サービス開始時期は2020年中を予定していますが、提供地域や端末、対応デバイスと2020年のサービス開始に向けて着実にサービスを広げていこうという姿勢がうかがえます。