2019年12月02日更新
「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開!
メルカリのロゴがリニューアルした裏側について注目をしていきたいと思います。メルカリのロゴをリニューアルした理由やロゴの制作の考え方やプロセスを解説していきます。メルカリのロゴの新旧の比較についても行っていきたいと思います。
目次
「メルカリ」ロゴのリニューアルの理由とは
普段から、メルカリを利用しているという皆さんに質問があります。メルカリのロゴに注目をしたことがありますでしょうか。メルカリのロゴを覚えているという人はいると思いますが、なんとなくしかメルカリのロゴを思い出せない人もいるでしょう。
そんな、メルカリのロゴが最近リニューアル公開したのです。メルカリのロゴのリニューアル公開に気づいた人もいると思いますが、なぜ?今メルカリのロゴをリニューアル公開したのかその理由と製作の裏側について本日は徹底的に説明をしていきます。
メルカリのロゴがリニューアル公開したのには、理由があるのです。その制作プロセスや裏側を知ることで、今のメルカリがどのように向かっているのかを知ることができますので、ロゴの意味や理由を理解すると今までのメルカリの見え方が変わってきます。
メルカリのこれからを表現する
ずばり、メルカリのロゴがリニューアル公開した理由は「メルカリのこれからを表現する」という意味が裏側にあります。メルカリは、日々進化知っております。ただのフリマアプリとは違い、メルペイなどさまざまな機能を取り入れたりしております。
そんな、メルカリが他社のフリマアプリと比較したときに同じような役割を持ってはならないという意味で、メルカリだけしかできない役割をどんどん増やしていこうという、これからのことを表現するために、新しいロゴを公開したのが理由の一番です。
メルカリのロゴの制作の裏にこういったプロセスがあり、カラーデザインやロゴが作られているのです。メルカリは、これからアップデートし続けていきます。
汎用性の高いロゴを目指す
つづいてのメルカリのロゴのリニューアルの理由には、もう一つの理由があります。その理由とは「汎用性の高いロゴを目指す」ことを考えておられます。メルカリのロゴを見て、メルカリと一瞬で判断することができるようなロゴを目指しているのです。
カラーやロゴを見ただけで、誰もがメルカリを連想させるように、分かりやすいロゴが必要でした。どのようなメディアや媒体でも機能させることができる汎用性の高さや単色のカラーや新旧と比較して、引き継がれた認知を活かしていくことに力を入れてます。
メルカリの新旧のロゴどちらもすぐに受け入れるようなロゴがこのようにして製作されました以上が、メルカリのロゴのリニューアルの理由なのです。
「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開~ロゴの考え方~
つづいては、メルカリのロゴのリニューアルの裏側をもっと公開していくために「ロゴの考え方」について詳しく説明をしていきたいと思います。メルカリのロゴのリニューアルの裏側をどんどん知ることでロゴのサマリーや製作プロセスが理解できます。
ロゴの考え方をしっかりと理解していると、今後メルカリがどのようにしていきたいか?何を目指しているのかを理解できるため知っておくべきです。では、メルカリのロゴの考え方のポイントを説明をしていきたいと思います。
考え方のポイント
メルカリのロゴの考え方のポイントとして5つあります。
・フリマからプラットフォームへ。より広い意味合いを表現する
・様々なメディア上で機能する汎用性の高さ
・よりシンプルで認識しやすいもの
・単色やカラーバリエーションで表現可能
・これまでの認知を生かす
このような考えで、メルカリのロゴが製作されているのです。いっけんただのロゴですが、こういった深い考えとプロセスがあり、しっかりと戦略が練られているのです。この5つのロゴの考えた方は覚えておくと、ロゴの捉え方が変わって見えてくるはずです。
「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開~チーム構成~
ここからも、メルカリのロゴのリニューアルの裏側をどんどん公開していきたいと思います。つづいては、メルカリのブランドをより拡大して新しいものにしていくために組まれた「チーム構成」について詳しく解説をしていきたいと思います。
メルカリのロゴの制作のプロセスに携わったチームは3つで構成されております。今のメルカリのロゴがあるのは、この3つのチームがあったからこそ完成されております。素晴らしいチーム構成ですので、確認をして見てください。
チーム構成
メルカリでは、CXO(Chief Experience Officer)という部屋を作っているのです。ここでは、デザイン組織を全社的に統括する役目があります。
このCXO(Chief Experience Officer)が中心となって、メルカリのロゴのサマリーやブランディングなどに取り組んでいます。それでは、CXO(Chief Experience Officer)と取り組んでいるチームを紹介していきます。
CXO Design Team
メルカリのチーム「CXO Design Team」デザインチームです。
Takram
つづいてのメルカリのチームは「Takram」となります。Takramはデザイン・イノベーション・ファームです。
PARTY NEW YORK
そして最後に紹介をする。メルカリのチームは「PARTY NEW YORK」です。PARTY NEW YORKはクリエイティブラボです。
「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開~制作プロセス~
ここからは、「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開する中で「制作プロセス」についてフォーカスしていきたいと思います。制作プロセスのサマリーなどを紹介をしていきます。
実際のメルカリの制作プロセスを説明しますので、どのようなプロセスを終えてメルカリのロゴが作られたのかを見ていくようにしてください。メルカリの制作プロセスでは、いくつものボツにしたロゴが100個以上あるのです。
そのボツ案から、選別していき、今のメルカリのロゴになったのです。それでは、制作プロセスのサマリーから紹介していきます。サマリーを理解して、どのように作られたのか過程を理解していくようにしてください。
サマリー
メルカリの制作プロセスのサマリーを見ていきたいと思います。サマリーをご案ください。
現在のロゴマークからのリデザイン(洗練)になるという前提で、六角形/四角形という2方向に決定し、それぞれのPros/Consを抽出して比較。
このようなサマリーがあります。サマリー理解をしてロゴを見ると違った視点で見れるので面白いです。
四角形
メルカリの制作プロセスで「四角形」に注目をしていきます。四角形にすることで、メルカリの頭文字である「M」を目立たせることができ、印象に与えやすくなります。さらに、子供っぽいイメージではなく大人な雰囲気に近づきました。
四角形のロゴは、シンプルでデザインがどんな場面でも使えるというメリットがあります。デメリットとしては、従来のメルカリのイメージと離れているため、メルカリの認知がされづらい可能性があります。
六角形
ここからは、メルカリの制作プロセス「六角形」に注目をしていきます。六角形では、従来のメルカリのロゴ(新旧)と比較して変化しているポイントが少ない為、新たに認知をして貰うのにそこまで時間はかからないという利点があります。
そして、従来のメルカリのロゴの雰囲気・印象を引き継げることができます。
「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開~カラー~
つづきましては、「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開する過程として「カラー」についてお話をしていきたいと思います。メルカリのカラーもさまざまな議論がなされて作られています。
メルカリのロゴをも重要ですが、カラーも目に止まるものですから重要です。どのようなカラーを意識して製作されたのかを見ていきたいと思います。
サマリー
メルカリのカラーのサマリーを紹介していきたいと思います。
認知獲得にコストがかかる観点から、現状カラー(赤ベース)を引き続き利用するのがよい。
ただし、現在のカラー(#F9401C)はオレンジに近く、これを引き続き使うかは検討が必要。赤に寄せていくことで、お客様のメルカリに対する印象に近づける、印刷時に再現性が高くできるなどの観点からより赤の方向に変える必要あり。
メルカリのカラーは、赤というイメージが大衆に根ずいているため、カラーは赤をベースに使用し続けてくことを検討している。やはり、メルカリ=赤という印象が皆さんの頭の中にあるため、色のベースを変えるわけにはいかないという考えがあります。
検討段階のカラー
検討段階のカラーは、ほぼすべて赤ということも考えられました。利点としては、赤を前面に押し出しているので、メルカリの印象をより定着させることができるという期待がありました。
また、他社と比較したときに、このようなデザインのカラーはないので差別化できるといったことも考えられました。はっきりしたカラーなので、やはり印象は強烈でしょう。
決定したカラー
そして、メルカリのロゴ・カラーが決定しました。上の画像が「決定したカラー」となりました。このカラーに決断するために、数か月もかかりました。多くの戦略があり、このようなカラーに決定しました。
「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開~新旧比較~
それでは、最後に「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開を紹介するポイントとして「新旧比較」を行っていきたいと思います。メルカリのロゴを新旧比較すると見えてくることがあると思いますので、新旧比較していきたいと思います。
メルカリの新デザインと旧デザインから見えてくるものを比較してみてください。
新デザイン
まずは、「メルカリ」の新デザインから見ていきたいと思います。新デザインのサマリーを理解して比較をしていくようにしてください。
親近感
新デザインでは「親近感」を意識しました。メルカリがもっと身近になるようなデザインを心がけている新デザインとなります。親近感を抱くことで信頼に繋がりますので、良い結果が期待できます。
公平性
つづいて、メルカリの新デザインでは「公平性」を表現しました。どんな人でも利用ができ、信頼ができるプラットフォームになりました。
売り買いの楽しさ
また、メルカリの新デザインの中には「売り買いの楽しさ」も表現をしております。旧デザインのわくわく感を引き継いでおり、お買い物の楽しさを味わえるように表現されております。新旧比較すると、わくわく感が同じくあります。
旧デザイン
ここからは、メルカリの旧デザインについても探っていきたいと思います。
箱から飛び出すわくわく感
メルカリの旧デザインでは「箱から飛び出すわくわく感」を重視して表現しております。数ある商品の中から自分が欲しい作品を見つけ出していこう!!というわくわく感を表しております。
新旧デザインを比較すると、旧デザインの方が子供っぽいといイメージを持つ人が多いでしょう。
フォント
新旧デザインを比較する際に、フォントにも注目をしてください。
old(旧) | New(新) | |
サービス名 | mercari | mercari |
コーポレート | mercari | mercari |
merpay | merpay |
新デザイン
新デザインのフォントは、スリムになっておりシンプルなフォントとなっております。大人な印象がするフォントで、違和感なく使われるでしょう。
旧デザイン
つづいては、メルカリの旧デザインのフォントを見ていきます。旧デザインのフォントは、新デザインのフォントと比較して、太文字のフォントとなっております。太文字ですから、文字との隙間がなく見ずらいという欠点があります。
しかし、新デザインでもスリムになり隙間ができましたので、全体としてのバランスが良くなり見やすくなっております。
まとめ
以上が、「メルカリ」のロゴのリニューアルの裏側を公開!の記事でした。以上のようにメルカリのロゴには深い戦略があるのです。ロゴの制作の裏側を知っていくと、いろいろな意味を理解することができますので、是非とも知っておいて欲しいです。
メルカリの考え方は、これから広告ビジネスなどを行おうと思っている場合に、そのまま生かすことができますので、考えを参考にして行ってみるのもいいかもしれません。それでは、この記事を参考にして、メルカリのロゴの裏側を覗いてみてください。