2019年12月04日更新
【Facebook】写真/動画をGoogleフォトへ転送するツールを発表!
Facebookに投稿した写真や動画をGoogleフォトに転送できるツールを発表しました。Facebookに投稿した写真や動画をGoogleフォトへ転送するツールは先行してアイルランドのユーザーに提供され2020年には世界中で利用可能となる予定です。
目次
Facebookに投稿した写真や動画をGoogleフォトに転送できるツールを発表
現地時間の12月2日、Facebookは、ユーザーが「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールの開発について発表を行いました。
Facebookでは、「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールをアイルランドのユーザーに先行して配信を行い、テストや改善を行ってから、来年前半には世界中で利用化等となる予定としています。
なお、「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールは、今後、「Googleフォト」以外にも転送できるよう取り組みを続けているとのことです。
写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールを開発した経緯について
「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールの開発の背景について確認していきましょう。
発表されたツールの開発は、「Facebook」が2018年7月にGoogle・Microsoft・Twitterと共同で立ち上げを行ったオープンソースプロジェクト「(DTP)」の取組の一環となっており、今年8月には米Appleも参加しています。
「Data Transfer Project(DTP)」では、ユーザーが自分の写真や動画などのオンラインデータを管理の効率化が図れるようになる目的で、それぞれのオンラインサービス間で、データを簡単に転送できるようにすることを目指しています。
「DTP(Data Transfer Project)」について
DTPとは、ユーザーが写真や動画などのデータを各社のサービス間で簡単に移行することが可能となる「データポータビリティ」のサービス提供に向けた取り組みとなっています。
Facebookでは、DTPについて、ユーザーのセキュリティやプライバシーの保護を最も重視しており、写真や動画などのデータを転送する際にはデータをすべて暗号化して転送を行うとしています。
昨年8月から各社が共同して取り組んでいるDTPですが、DTPに基づいた転送ツールの提供を行うのは、今回の発表が初めてとなります。
Facebookでは、開発途中の各社にとっても、DTPを推進するためのテストツールとなることで今後よりよいサービスが提供できるようになるとしています。
なお、ユーザーが「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールについては、DTPへの参加によって開発されたコードを基本としているのが特徴で、現段階でのデータ転送先は、「Googleフォト」に限定されています。
今後は、アイルランドでの先行配信によるテストやフィードバックにより改善を行った上で、「Googleフォト」以外のサービスへのデータ転送も可能になるとしています。
また、「DTP」の技術についてはオープンソースのプロジェクトとなっており、他社がFacebookなどの他社データを引き継ぎ、利用することも可能となります。
ユーザーが利用するメリットについて
ユーザーが「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールを活用することのメリットについてご紹介しておきましょう。
iPhoneやAndroidのスマホ端末で、ユーザーが保存している写真や動画のデータを自動的にバックアップする設定にしている場合には、Facebookに投稿した写真や動画についても自動的にバックアップされます。
バックアップ設定をオフにしているユーザーであれば、「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールを利用することで、これまでより、簡単に写真や動画を「Googleフォト」に転送を行うことができるようになります。
「Facebook」では
「Facebook」は、「Facebook」に投稿した写真や動画を「Googleフォト」に転送することができるツールを発表するにあたって「ユーザーが信頼できるデータポータビリティツールを構築したいと考えている。」と公表しました。
また、「Facebook」では「写真や動画を転送することができるツールの開発、提供をすることで、共同で進めているDTPでの議論を進めるのに役立つことを願っている。」と説明しています。