2019年12月14日更新
Googleアシスタントの音声通訳に「通訳モード」が利用可能に!
「Googleアシスタント」の音声通訳機能「通訳モード」を、AndroidおよびiOSスマートフォンでも利用可能になったことを発表しました。Googleアシスタントを搭載するスマートフォンであれば、「通訳モード」で44カ国語で通訳可能となります。
Googleアシスタントの音声通訳に「通訳モード」利用可能
Googleは米現地時間12月12日、これまでGoogle Homeなどのスマートスピーカー・ディスプレイで利用可能だった「Googleアシスタント」の音声通訳機能「通訳モード」を、AndroidおよびiOSスマートフォンでも利用可能になったことを発表しました。
「通訳モード」は2017年発売のオリジナル無線イヤフォン「Pixel Buds」に搭載され、今年の1月に「Google Home」と「Google Smart Display」で利用可能となりましたが、今回スマートフォンにも提供されますます便利になります。
「通訳モード」はGoogleアシスタント搭載のAndroidスマートフォンに対応しているほか、iPhoneでも「Googleアシスタント」アプリをインストールしていれば無料で利用可能です。
この「通訳モード」を使うには、「OK Google、英語の通訳をして」などと話しかけると利用可能です。
Pixelシリーズで「通訳モード」を使うには「Google翻訳」アプリが起動してそこで通訳することができますが、それ以外のスマートフォンでは「Googleアシスタント」の画面が通訳モードに変わり、端末で設定してある言語と頼んだ言語間の通訳が行われます。
また、例えば英語とドイツ語の通訳として使うには、画面下の「Auto(自動)」をタップしておくだけでその音声がどちらの言語かを「Googleアシスタント」が自動的に判断して翻訳結果を表示してくれます。
「スマートリプライ」機能では、返事の候補が表示されて、それをタップするだけで返事ができる機能も利用可能です。この機能は相手への返事を相手の言語で適切に提案してくれるのでとても便利です。
実際に使ってみても翻訳スピードはタイムラグが少なくストレスを感じないようです。これさえあれば外国人とのある程度のコミュニケーションが取れそうです。
「Googleマップ」にも翻訳機能を追加
Googleでは「Googleマップ」にも翻訳機能を追加したり、「Google Lens」にも画像翻訳機能を装備したりしていて、スマートフォンにおける翻訳機能を強化しています。
「Googleマップ」は、位置情報機能によって日本国内はもちろん海外の様々な場所にいても現在地を自動認識してくれますが、この機能によって、現在地の情報を入力・設定しなくても現地言語に対応した翻訳を行う機能が追加されています。
「Googleマップ」の翻訳機能を使うには、海外において「Googleマップ」アプリを起動し検索を行うだけで利用可能です。
「Googleマップ」で検索を行うと、「Googleマップ」アプリが居場所を自動認識して現地言語を検索、翻訳してくれるのでそのまま現地で利用できるわけです。
翻訳機能が対応する言語は世界の約50の言語とされていますので、一般的によく使われる言語には全て対応していて仕事や旅行で利用するには十分な数でしょう。