【ドコモ】5Gで8KVRの体感ライブを配信！Snow Man/SixTONESの出演も！

NTTドコモは1月22日、アイドルのライブ体感アプリのサービス名を「新体感ライブ CONNECT」にリニューアルし、2020年3月から8KVRライブ配信を提供することを発表しました。

「新体感ライブ CONNECT」とは、「新体感ライブ」として提供してきたアプリに「8KVR」映像を配信する「8KVRライブ」機能を追加したサービスです。

2019年9月から開始された5Gプレサービスにおいて、マルチアングル配信、ARフィギュア、TIG Liveなど様々な機能を提供してきました。今回の8KVRライブ機能は、ライブ会場に設置されたカメラの映像をリアルタイムに配信します。

ドコモの「8KVR」とは8K解像度の360度ライブ映像のことを言います。360度ライブ映像は、ライブ会場に円状に配置されたカメラからの映像を繋ぎ合わせて360度映像を作る「リアルタイムスティッチング処理技術」を使用しています。

そして利用者の視聴範囲のみを高解像度で配信し、再生処理負荷を軽減する配信技術を活用しています。ドコモによると、視聴しない部分を低解像度で配信することで、データ転送量と処理能力を抑える仕組みを盛り込んでいます。

ドコモの吉澤和弘社長は、「新体感ライブ CONNECT」をあたかも会場の最前列にいるかのような「バーチャル最前列」を体験できるサービスとし、高速で大容量を生かした5Gを象徴する体験ができるものであると語っています。

「新体感ライブ CONNECT」の発表の場には、キャンペーンキャラクターを務めるアイドルグループ「SixTONES（ストーンズ）」と「Snow Man」のメンバーも登場しました。

3月18日にはリニューアルを記念して、「SixTONES」と「Snow Man」が出演する音楽イベントを開催します。このライブの模様は、別途設けるライブビューイング会場に5Gで伝送し、さらに視聴者のスマートフォンにもリアルタイムで配信されます。

視聴者はスマホに別売のVRゴーグル（税別3300円）を装着すると、最前列から撮影した8KVR映像を体験できます。

ドコモだけでなく他の携帯キャリアも5Gの商用化を見越して、芸能人などのライブのVR配信を実施しユーザー獲得を狙っています。どのキャリアのサービスもステージの最前列などにVRカメラを設置し、臨場感ある映像を提供しています。

ソフトバンクはAKB48グループの劇場公演の配信を2月に開始し、KDDIは日本一の漫才師を決める「M-1グランプリ 2019」のVR映像を大会終了後にネットで配信しました。

ドコモでは今後、アーティストのライブ映像に限らず、演劇やスポーツイベントなどにVR配信の幅を広げる予定で、動画配信サービス「dTV」や音楽聞き放題アプリ「dヒッツ」などのサービスと融合させたサービス展開を検討する予定としています。