2020年02月06日更新
新幹線をスマホで予約/Suicaで乗車「新幹線eチケットサービス」開始!
JR東日本、JR北海道、JR西日本の3社は、スマホで予約できる新しいサービス「新幹線eチケットサービス」を2020年3月より開始します。「新幹線eチケットサービス」はスマホなどで予約しSuicaなど交通系ICカードで乗車することができる便利なサービスです。
目次
新幹線をスマホで予約できる「新幹線eチケットサービス」開始
JR東日本、JR北海道、JR西日本の3社は、スマホで利用できる新しい新幹線予約サービス「新幹線eチケットサービス」を2020年3月14日に開始します。
「新幹線eチケットサービス」とは、Suicaなどの交通系ICカードを新幹線の乗車券代わりに利用することができる乗車サービスです。サービス対象区間は、東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線全区間の停車駅相互間です。
「e5489」でのサービス対象区間は、北陸新幹線全区間Suicaを利用して都内などの在来線の運賃の支払いと新幹線チケットの購入が可能になります。
「新幹線eチケットサービス」は「えきねっと」または「e5489」でのみ購入できる運賃と料金が一体となった新幹線専用商品として提供され、同一列車・同一行程なら、1回の予約で6名まで交通系ICカードで乗車可能となります。
このサービスによって、スマホなどで予約した後にSuicaなどの交通系ICカードを新幹線自動改札機にタッチするだけで、東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各対象新幹線をスムーズに利用できるようになります。
「新幹線eチケットサービス」では「センターサーバー照会方式」のIC乗車サービスを構築
JR3社は、この「新幹線eチケットサービス」のために「センターサーバー照会方式」のIC乗車サービスを構築しています。従来の乗車券や交通系ICカードでは、チケットそのものに乗車駅などの情報を記録し、降車駅で運賃を算出する仕組みでした。
「センターサーバー照会方式」では予約情報をセンターサーバーで処理し、チケット(交通系IC)には情報を記録せず、ICカードの個体判別のみを行います。
つまりチケットが交通系ICカードである必要はなく、原理的には「QRコード乗車券」への置き換えも可能となります。このサービスが将来の乗車券の進化を先取りするものになる可能性も大いにあります。
「新幹線eチケットサービス」利用方法
「新幹線eチケットサービス」を利用する場合、「えきねっと」「e5489」で会員アカウントを作り、交通系ICカードを登録します。その上で新幹線のチケットを予約すると、紐付けておいたICカードやスマホで新幹線に乗車可能となります。
登録できるICカードは、以下の全国相互利用対象の交通系ICカード10種類が登録可能です。
モバイルSuica | Suica | PASMO | ICOCA |
nimoca | はやかけん | Kitaca | sugoca |
Pitapa | manaca |
「新幹線eチケットサービス」での価格は?
「新幹線eチケットサービス」は、前述したように予約情報の管理から認証処理まで、センターサーバー照会方式で処理するIC乗車サービスです。eチケットでの価格は、所定の運賃・価格より若干割安になるとのことです。
たとえば東京~新函館北斗間の価格は通常よりも200円安く、2万3230円で購入できます。 またこのサービスの前後でICカードエリア内の在来線を利用する場合は、入金(チャージ)残額でシームレスに利用することができます。
ICカードエリア外の在来線を利用する場合は、別途、利用区間のきっぷを購入する必要がある点に注意してください。
今回の「新幹線eチケットサービス」開始は3月14日で、予約は2月14日10時から受け付けます。予約開始に先立ち、7日5時30分から事前申込や会員情報への交通系ICカードを登録可能です。
サービス開始に伴って、JR東日本の「モバイルSuica特急券」は3月13日でサービスを終了します。