2019年01月08日更新
Googleフォトのアーカイブ機能の使い方と注意点!写真を非表示/解除して整理しよう!
Googleフォトにはフォトギャラリーを整理できるアーカイブ機能があります。画像が増え,ついつい見づらくなってしまいがちなGoogleフォト。そんな時,写真を非表示にできるのがこのアーカイブ。今回は,Googleフォトのアーカイブの使い方について説明します。
目次
Googleフォトのアーカイブ機能とは?
みなさん,この夏もたくさんの思い出をつくったことでしょう。また,たくさんの思い出とともに海や川,お祭り,花火などの写真も数多く撮ったのではないでしょうか。
Googleフォトは素晴らしいサービスです。条件はあるものの,みなさんの写真をほぼ無制限にクラウド上に保存してくれます。また,保存してある過去の写真を整理したり,振り返らせてくれたりするのもGoogleフォトの特徴です。
しかし,多くの写真が保存できる反面,全ての写真が表示されるせいで画面が見づらくなってしまっては意味がありません。そこで使えるのが,写真を非表示するGoogleフォトのアーカイブ機能です。
この記事では,Googleフォトのアーカイブ機能の使い方について説明します。
フォトギャラリーの整理
Googleフォトは,自動でデータをアップロードしてくれる大変便利なアプリです。また,容量が無制限であるため,Googleフォトにはたくさんの写真が保存されていきます。中には,必要のなくなった写真も多く保存されています。
例えば,次のような写真です。
- レシートや,値札などの記録用の写真
- 地図やキャプチャ,看板などの一時的な記憶用の写真
- 見返すとそれほどでもない風景の写真
- 念のために撮った同じカットの写真
「フォトギャラリーを見やすく整理したい。」
「でもGoogleフォトは容量が無制限だし,わざわざ容量を節約する意味はない。」
「元に戻すことができないことを考えると,削除するのも気が引ける。」
そんな時に使えるのが,写真を非表示にしてくれるGoogleフォトの『アーカイブ』機能です。フォトギャラリーを見やすく整理するのに,とっても役立ってくれるのがアーカイブ機能です。もちろん元に戻すこともできます。
Googleフォト内の写真をアーカイブする方法
Googleフォトに保存されている写真をアーカイブ(非表示)するのは,非常に簡単です。使い方は次の通りです。
アーカイブしたい写真を選択
1つ目の手順は,アーカイブしたい写真を選択します。選択する際は,Googleフォトを開いて,アーカイブしたい写真を長押してください。すると,写真が縮小表示され,選択状態になります。
2枚目以上を選択したい場合は,そのまま写真をタップします。ちなみに,もう一度タップすると,元に戻すことができます。
また,月の表示をタップすることで,その月に撮影された写真を全て選択することもできます。
右上の3点リーダーよりアーカイブをタップ
2つ目の手順は,Googleフォト画面右上の3点リーダーから『アーカイブ』をタップします。
以上で,写真がアーカイブ(非表示)されます。使い方はとっても簡単ですね。ぜひ,積極的にアーカイブ機能を使って,フォトギャラリーの整理を行っていきたいところです。
ちなみに,フォトギャラリーで写真を選択しアーカイブすることは出来ますが,アルバムの画面では写真を選択しても,アーカイブすることはできません。(アーカイブではなく,アルバムから削除になります。)
また,アルバムに追加してある写真をフォトギャラリーでアーカイブしたとしても,アルバムには追加されたままになり,アルバムの画面では表示されます。
Googleフォトのアーカイブを解除する方法
Googleフォトの画面左側をスワイプしてメニューを表示させると,その中にアーカイブという項目があります。このアーカイブを選択すると,アーカイブされた写真の一覧が表示されます。
Googleフォトを整理していく過程で,間違えてアーカイブして非表示にしてしまったり,アーカイブを解除してもう一度表示させたいと思ったりすることもあるでしょう。
そんな時も簡単に元に戻すことができます。これもGoogleフォトのアーカイブ機能の良さの1つです。元に戻す方法はとっても簡単です。アーカイブ解除の使い方は,次の通りです。
アーカイブ解除したい写真を選択
Googleフォトメニューのアーカイブを開きます。アーカイブされた画像の一覧からアーカイブ解除したい写真を長押しします。すると,画像が縮小表示され,選択状態になります。
2つ以上の画像を同時に選択したい場合は,そのまま次の画像をタップします。こうすることで複数枚の写真を同時に選択することができます。ちなみに,もう一度タップすることで元に戻すことができます。
また,月の表示をタップすることで,その月に撮影された写真を全て選択することもできます。
右上の3点リーダーよりアーカイブ解除をタップ
画像を選択したら,Googleフォト画面右上の3点リーダーよりアーカイブ解除を選択します。すると,アーカイブの中から画像がなくなり,フォトギャラリーに表示されるようになります。これで元に戻すことができました。
アーカイブ解除の使い方も,とっても簡単ですね。フォトギャラリーの整理と共に知っておくと便利です。
Googleフォトのアーカイブ機能を使う上での注意点
フォトギャラリーを整理するという意味を考えると,画像が削除されるわけではないですし,アーカイブした画像も元に戻すことができるので,比較的安心に使うことができるのがこのGoogleフォトのアーカイブ機能です。
しかし,使用する上での注意点を理解しておかないと,せっかくの整理の意味がなくなってしまいます。
アーカイブ機能は写真をフォト画面に表示させないようにするだけ
アーカイブ機能は,写真をGoogleフォトのフォト画面に表示させないようにする機能であり,それ以外の意味はもちません。これがとっても間違えやすいので,注意が必要です。
Googleといえば,検索。この検索技術は,Googleフォトのアプリに存分に発揮されており,Googleフォトにも強力な検索機能がついています。
例えば,次のような情報を使って,写真を探し出すことができます。写っている人の名前
- 撮影場所(国名,都道府県名,市名等)
- 撮影時期(年月日,季節,時間帯等)
- 画像種別(パノラマ写真,GIFアニメ,動画等)
- イベント(クリスマス,誕生日等)
- 写っているもの(海,山等)
これらの情報を複数組み合わせることで,かなり複雑な条件での検索を行うことができます。「3年前に海で見た夕日の写真を見たいなー」とか,簡単に実現できます。ある意味,見つけられない写真はないかもしれません。
そして,これらの検索結果にアーカイブした画像が表示されます。アーカイブした画像には,左下にマークが付き,ひと目で分かるようになっています。
これで困る人はほとんどいないと思いますが,あまりにアーカイブした写真が多く表示されてしまって,目的の写真が見つからないということになるかもしれません。
これでは,Googleフォトの検索機能の意味がありませんね。
しかし,本当に注意が必要なのは人に見られたくない画像を保存している場合です。アーカイブ機能を使用することで画像を非表示にして安心していると痛い目を見ます。
先程も書きましたが,検索結果にアーカイブした画像が表示されます。
ですので,本当に人に見られたくない画像は思い切って削除するか,暗号化して見られないようにする他のツールを使用するようにしましょう。やっぱり夏の思い出は,良い思い出のままがいいですよね。
アーカイブした写真はクリエイティブ機能の素材にならない
Googleフォトには,検索機能の他にも,とっても楽しいクリエイティブ機能が備わっています。クリエイティブ機能とは,過去にユーザーが撮影したGoogleフォト内の画像をもとに,次のような新しい画像を作成してくれます。
- コラージュ
- アニメーション
- パノラマ
- アルバム(元の画像をまとめる)
そして,Googleフォトのアシスタントを介して,私たちユーザーに提案してくれます。スマートフォンなどで撮影した写真や画像をいちいち加工するのが面倒だという人には,とっても嬉しい機能です。
そして,この機能にはアーカイブした画像が使用されません。たまに,アシスタントから,懐かしい写真のアルバムが提案され,思い出を振り返ることができるのですが,当然のことながら,ここにもアーカイブした写真は使用されません。
もちろんアーカイブの意味を考えると,クリエイティブ機能の素材にならないことが正しいと思います。
しかし,Googleフォトを使ってみるとある時突然,「この日の思い出」と題して数年前の写真を使用して作られたアルバムが提案されたりします。このアルバムを見始めると,懐かしさのあまりアルバムを進む手が止まらなくなったりします。
あー昔はこんな家に住んでいたなーとか。
あー沖縄の海はこんなにきれいだったんだなーとか。
あー我が子の手はこんなに小さかったなんだなーとか。
ですので,Googleフォト内でごっそりアーカイブしてしまうと,その時期の写真が全く表示されません。使い方を考えないと,そのまま過去を忘れ去ってしまいそうな気がします。過去を忘れたい人には,ちょうどいいかもしれませんけどね。
というわけで,みなさんもこのGoogleフォトのアーカイブ機能を使って,フォトギャラリーを整理してみてはいかかでしょうか。アルバムが懐かしすぎて,そのまま作業が中断しないように注意してくださいね。みなさんも便利なアーカイブ機能を使っていきましょう。