2022年03月30日更新
iPhoneを本体だけ購入してデータ移行する方法!一番安く買うには?
iPhoneを購入しようと思った時、SIM付きで購入するのではなく、本体だけ購入したい、というようなこともあるかと思います。iPhoneを本体だけ購入するときのデータ移行方法や、一番安く購入できる方法についてを紹介していきます。
iPhoneを本体だけ購入してデータ移行する方法
スマートフォンには大きく分けてiPhoneとAndroidがありますが、そのうちのiPhoneユーザーだという人の中には、iPhoneを本体だけ買いたい、と思っている人も少なくないでしょう。
iPhoneの本体だけを買うメリット/デメリット
iPhoneを本体だけ購入できることを初めて知った、という人もいるかと思いますので、そもそもiPhoneを本体だけ購入する場合のメリットやデメリットから紹介していきます。
iPhoneの本体だけ買うのはどうして?
iPhoneの本体だけを購入したい、と考える人の多くは、キャリアの契約なしにSIMフリーの端末だけを購入したいと考えていることが多いです。
基本的に、各キャリアで販売されているiPhone本体はSIMロックが掛けられています。SIMフリーのiPhone本体を購入したいと考えた時、iPhone本体だけを購入する必要があるのです。
特に格安SIMを利用している場合などはiPhone本体だけを購入したいと考える人も多いです。
キャリアのiPhoneを利用している場合でも、まだキャリアで発売されていない新型のiPhoneを使いたい、故障したからiPhoneを本体だけ取り替えたい、というような場合にもiPhone本体だけを購入するということも少なくありません。
メリット/デメリット
では、iPhoneの本体だけを購入しようと思ったとき、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて確認していきましょう。
前述した内容と重複しますが、iPhoneの本体だけを購入する場合のメリットとしては、SIMフリーのiPhoneを入手できるという点です。
SIMフリーのiPhone本体だけを購入すれば、三大キャリアであるdocomo、au、SoftbankのiPhoneと違い、格安キャリアのマイネオ等のSIMを利用することができるため、通信キャリアの幅を広げられます。
海外旅行の際などにも、SIMフリーのiPhoneを持っていれば、現地のプリペイド式のSIMカードなどを使うこともできるため、キャリア版のiPhoneより便利さは増すわけです。キャリアの海外ローミングはかなり高いため、利用を控える人も少なくないでしょう。
SIMフリーのiPhone本体だけを購入することで、そういった心配事を軽減できます。
また、キャリアのSIMで本体だけ購入したiPhoneを利用する場合でもう一つメリットがあります。キャリアでiPhoneを購入する場合と異なり、iPhone本体だけ新品で購入する場合、割安で購入できる点です。
2021年7月現在の最新型iPhoneであるiPhone 12の値段を比較すると次のような形になります。各種割引無しでiPhoneを長く使いたいという場合は、iPhone本体だけの購入のほうが安く購入できます。
iPhone 12の価格比較(税込) | |||
---|---|---|---|
キャリア | 容量 | ||
64GB | 128GB | 256GB | |
SIMフリー | 94,380円 | 99,880円 | 111,980円 |
Softbank | 111,880円 | 116,640円 | 131,040円 |
docomo | 101,376円 | 109,296円 | 123,552円 |
au | 103,430円 | 108,260円 | 122,435円 |
SIMフリーのiPhoneを利用する上でのデメリットは、格安SIMなどを利用する場合、通信が安定しない可能性があるという点でしょう。iPhone自体のパフォーマンスを十分に発揮できないこともあるため、利用するSIMは考慮する必要があります。
また、SIMとiPhone本体とをセットで購入、という形にならない場合が大半で、その際はSIMの利用請求とiPhone本体の請求が別になります。特に気にしないという人もいると思いますが、管理が別々になることは理解しておきましょう。
なお、前述したとおり、キャリアの各種割引(購入時に加入するプログラムなど)を利用するのであれば、iPhone本体だけを購入するのは割高となる可能性もあります。
iPhone 12の価格比較(税込) | ||||
---|---|---|---|---|
キャリア | 容量 | 備考 | ||
64GB | 128GB | 256GB | ||
SIMフリー | 94,380円 | 99,880円 | 111,980円 | iPhoneの下取りありの場合は、もう少し安くなる可能性あり |
Softbank | 55,440円 | 58,320円 | 65,520円 | 48回払いで購入して、25ヵ月目にSoftbankで回収・買い替えるをする場合 |
docomo | 67,584円 | 72,864円 | 82,368円 | 36回分割払いで購入し、購入翌月から24カ月目までにdocomoに正常な状態で返却する場合 |
au | 55,430円 | 57,500円 | 65,435円 | 24回払いで購入し、13カ月目~25カ月目までにauで買い替え及び回収をする場合 |
この場合、iPhoneの機種変更が必要となりますので、最新機種を短いスパンで利用したい人にとってはキャリアのほうがメリットになりますが、同じiPhoneを長く使いたいという人にとっては特にメリットがありません。
前述したようにiPhone本体だけを購入したほうが安い価格で購入することができますので、iPhoneを利用したい期間に応じてメリットとデメリットが反転することは理解しておくと良いでしょう。
iPhoneを本体だけ購入する方法
では、iPhoneを本体だけ購入する場合、どうすればいいのか。いくつか方法がありますので、次のいずれかの方法でiPhoneの本体だけを購入して下さい。
Apple Storeで購入
まず手っ取り早いのは、iPhoneの公式ストアでもあるApple Storeで購入する方法です。Apple Storeで購入できるiPhoneはすべてSIMフリーのものなので、格安SIM利用者も安心して利用できる購入サイトとも言えます。
ただ、Apple StoreのiPhoneは、定価での購入となり、iPhone 12の場合は前述した表の通りの金額となります。iPhoneの下取りがある場合は下取りしてくれる場合もありますので、その場合は少し安く購入できる可能性はあります。
キャリアや格安SIMなどの通信会社で購入
既にキャリア契約をしている場合であれば、キャリアでのiPhone本体だけの購入はできます。本体だけと言ってもキャリア契約は続ける必要があるため、厳密に言うと本体だけの購入というと語弊があります。
格安SIMかつSIMフリーのiPhoneの購入は稀に格安SIMとセットでされていることがありますので、そういったものを利用してiPhone本体だけの購入ということも可能です。
家電量販店で購入
ビックカメラ、ヨドバシカメラといった家電量販店でもiPhone本体だけの購入が可能です。ここでの販売価格はApple Storeと同じですので量販店のポイントもゲットしたいということであればApple Storeより少しお得に購入することができます。
ネットショップで購入
Amazonや楽天市場といったネットショップでもiPhone本体だけの購入ができます。なお、こういったネットショップからの購入の場合、新品のiPhoneではなく中古のもの、修理したものなどということもあります。
購入時のiPhoneの性能などを考えると不安要素が残るところですし、Amazonであれ楽天市場であれ、ネットショップからの購入はAppleとは無関係のところがほとんどです。
その辺りを理解した上での購入でも問題なければネットショップでの購入を考えても良いでしょう。
中古で購入
前述したネットショップからのiPhone購入の方法と似ていますが、iPhoneを中古で販売しているところもあります。GEOやハピネスネットなどもありますし、メルカリなどのフリマアプリなど、中古で販売している場所は星の数ほど存在しています。
ただ、最近はAmazonでも、SIMフリーの整備済みiPhoneを独自で販売するようになっていますのでそれを利用しても良いでしょう。
信頼性の高い中古ショップでの購入であれば初期不良保証を付けてくれるところもありますので、そういう場所を探すのもOKです。
一番安く買えるのは?
iPhoneの本体だけを購入できる方法は様々ありますが、その中で一番安く購入できる場所はどこか、ということが気になる人も多いでしょう。
安く買えるの「金額」部分で見れば、中古のほうが安いことが多いです。しかし、不良品だったというリスクもはらんでいるため、新品での購入が望ましいという認識の人の方が多いでしょう。
新品のiPhoneを一番安く購入しようと考えた場合、キャリアの契約があるかどうかやフリーSIMのものを利用したいかなど、条件によって異なります。
フリーSIMの新品のiPhoneを安く購入したいのであれば、実質的に一番安く買えるのは家電量販店です。ポイントを付けることも可能なため、そのポイント分お得に購入できるためです。
次点がApple Storeです。長期間同じiPhoneを使いたいという人には、安く購入できるプログラムを利用するキャリアでの最安値は意味をなさないどころかむしろ高くなってしまうため、キャリアでの購入は安く購入したい人にはおすすめしません。
さらに言えば、短いスパンでiPhoneを買い替えたい人にはキャリアでの購入が安く上がりますが、データ移行などの手間なども増えますので、それを面倒だと考える人にとってはデメリットになることも少なくないです。
iPhoneを本体だけ購入した後にすること
さて、iPhoneの本体だけを購入した場合、必要となってくるのがデータ移行です。新しいiPhoneへのデータ移行方法の説明に移ります。
データ移行する手順
iPhoneからiPhoneへデータ移行する場合、PCやiCloudを利用してのデータ移行が中心でした。PCを利用する場合、iTunesもしくはFinderを使います。
前者はWindowsPC、後者はMacのPCで利用します。いずれもUSBケーブルでiPhoneとPCをつないでデータ移行を行う方法です。
Finderを利用する場合、サイドバーに表示されたデバイスを選択し、「一般」をクリックして「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」と「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れて「今すぐバックアップ」をクリックして下さい。
iTunesを利用する場合、USB接続前に「編集」→「環境設定」を開き、「デバイス」をクリックして「iPod、iPhone、および iPad を自動的に同期しない」の設定にしておきましょう。
USBケーブルでiPhoneとPCを接続したら、画面上のスマホマークをクリックし、「概要」の「今すぐバックアップ」で旧iPhoneの移行したいデータのバックアップを取りましょう。
iTunesもしくはFinderでのバックアップが完了したら、新iPhoneをUSBケーブルで接続し、新しいiPhoneをPCに接続し、デバイスを選択したら「バックアップを復元」すれば、データ移行がおこなわれます。
なお、今は「クイックスタート」という機能がiPhoneに搭載されていて、それを利用してPCなしでデータ移行することができます。
古いiPhoneはiOS12.4以降のOSである必要があります。利用したい場合はアップデートをおこなっておきましょう。新しいiPhoneはセットアップなどをおこなっていない状態にしなければなりませんので、セットアップ済みの場合は初期化して下さい。
また、新旧それぞれを同じWi-Fi環境に接続する必要があります。新しいiPhoneで言語選択画面になると、旧iPhoneで「新しいiPhoneを設定」というクイックスタートの画面が表示されます。後は画面に表示される指示のとおりに進めていけば、データ移行ができます。
最後に
iPhoneの本体だけを購入する方法と、iPhoneを購入したときのデータ移行方法についての説明をしてきました。
iPhoneのSIMフリー端末を購入しようとしている人にとってはもとより、これからiPhoneを購入しようかと思っている人、格安SIMで利用できる端末をどうしようか迷っているような人にとっても参考になっていれば幸いです。