iOS14対応機種を一覧で紹介!iPhone6sやiPhone SEもサポート対象に!

iPhoneのiOS14、iPadのiPadOS14に対応している製品がどの機種かはご存知ですか? iPhone SEなどのiOS14に対応している機種の紹介のほか、iOS14へのアップデートで追加された新機能/アップデート内容についても解説していきます。

iOS14対応機種を一覧で紹介!iPhone6sやiPhone SEもサポート対象に!のイメージ

目次

  1. 1iOS14対応機種を一覧で紹介!
  2. iOS14/iPadOS14のアップデートとは?
  3. サポート対応機種一覧
  4. 最後に

iOS14対応機種を一覧で紹介!

iPhoneのiOSはセキュリティの問題や新機能の追加などでアップデートを繰り返してきていますが、まだまだiOS14を利用している人も少なくないと思います。

iOS14/iPadOS14のアップデートとは?

iOS14/iPadOS14とは一体どういった内容のアップデートなのかについてまず解説していきます。リリース時期やアップデート内容、新機能などに触れていきますので、iOS14の機能を把握しきれていない人は目を通してみてください。

リリース時期

iOS14/iPadOS14は、2020年9月17日にリリースされました。iOS14搭載済みの端末もリリース後に販売されていたため、2021年現在はそう言った対応機種を含め利用している人も少なくないでしょう。

2021年11月現在の最新OSはiOS15/iPadOS15(iOS15.1/iPadOS15.1)です。iOS15へのアップデートを尻込みしていて、未だiOS14――iOS15と一緒にリリースしたiOS14.8へアップデートした状態という人も多いのではないでしょうか。

アップデート内容

このiOS14/iPadOS14、どのようなアップデート内容があったのか、大まかに紹介しておきます。アップデートの対象としては次のものがあります。

それぞれのうち大きな新機能やアップデート内容については次の項目でも紹介していますので、ここではどの機能にアップデートがあったのかについて確認しておいてください。

  • ウィジェット
  • Appライブラリ
  • 通話/FaceTime
  • メッセージ
  • ミ―文字
  • マップ
  • App Clip
  • 翻訳
  • Siri
  • 検索
  • ホーム画面
  • Safari
  • 天気
  • AirPods
  • プライバシー
  • アクセシビリティ
  • App Store
  • Apple Arcade
  • 拡張現実
  • カメラ
  • CarPlay
  • ファイル
  • ヘルスケア
  • キーボード
  • ミュージック
  • メモ
  • 写真
  • ポッドキャスト
  • リマインダー
  • 設定
  • ショートカット
  • ボイスメモ

新機能

iOS14/iPadOS14の新機能の中で最大の注目点とされていたのがウィジェット機能です。左スワイプであればこれまでもウィジェットとして設定することはできましたが、ホーム画面上にはできませんでした。

ウィジェットの設置が可能

Androidのようにウィジェット設定ができるようになったこともあり、待ち受け画面だけで様々な情報を確認することができます。

何もない場所を長押し

ウィジェットを設定したい場合は、画面上で何もない場所を長押ししてください。

左上の「+」をタップ

左上にある「+」ボタンをタップします。

使いたいウィジェットをタップ

利用したいウィジェットをタップします。(その下にあるアプリの方からもアプリ特有のウィジェットを追加することが可能です)

ウィジェットを選択して「ウィジェットを追加」をタップ

使いたいウィジェットを選択したら「ウィジェットを追加」をタップしてください。

ウィジェットが追加される

ホーム画面上にウィジェットが追加されます。

ホーム画面の表示/非表示の切り替え

ホーム画面の一覧を表示し、そのホーム画面を非表示にする、ということも可能です。

Appライブラリ

なお、ホーム画面に表示しないアプリについては「Appライブラリ」にまとめられているため、そちらで一括管理することが可能です。カテゴリごとに分けて表示されているため、アプリを探す際にも分かりやすいです。

これまではすべてホーム画面においておく必要がありましたが、今後はその必要もなく、ホーム画面はウィジェットオンリーにして、アプリはすべてAppライブラリから探すという使い方もできます。

アプリの検索ができる

インストールしているアプリが多い場合は検索窓からの検索もできます。

アプリの検索画面

検索する際に入力した内容に応じて表示されるアプリも変わるため、全てのアプリ名などを入力しなくても探せるのも嬉しい点です。

ドラッグ&ドロップでホーム画面にアプリを追加できる

Appライブラリからホーム画面にアプリを置く事もできますので、その場合は対象のアプリをドラッグ&ドロップでホーム画面に追加してください。

着信の通知がコンパクトになった

また、着信通知がコンパクトになりました。iOS13までの場合、電話やFaceTimeの着信があると画面いっぱいに着信通知が表示されていて、アプリの操作がしづらくなっていました。

iOS14になると、電話やFaceTimeの着信があった場合にもコンパクトな通知として表示されるようになり、上記の画像のようにバナー表示に変更されています。

アプリで何かをしている状態で着信を受けた場合にも画面全体が変わるわけではないため、操作の邪魔になりづらくなり、そのバーナーから応答/拒否も選択できます。

同じく、Siriの応答画面もコンパクトになりました。以前であればSiriの画面が全体に広がって、Siriアプリしか使うことができず他のアプリの表示などの邪魔になっていました。

Siriもコンパクトになった

iOS14にアップデートすることでそのSiriの応答画面は画面下部に小さく表示されるようになっただけになりました。

検索結果などもコンパクトに表示

また、Siriの回答も画面上部にバナー表示されるため、他のアプリの画面に大きく影響しません。メッセージにもアップデートによって変更された点があります。

任意の相手を固定することができる

今まではメッセージの内容が増えればよく利用する人なども埋没して探すことになっていましたが、iOS14/iPadOS14にすることで 任意のチャットを9件まで固定表示することができるようになりました。

グループチャットを利用している場合でも、相手の名前を入力すればメンションとして送信することも可能になっています。メッセージで利用できるミー文字の装飾も追加されていますので、これまで以上に楽しくミ―文字の作成が可能です。

新機能としてはピクチャ・イン・ピクチャも注目を浴びています。

Safariなどの動画やFaceTimeのビデオチャットをピクチャ・イン・ピクチャとして、ホーム画面や他のアプリの上に表示することができるため、動画を見ながら他の作業をする、というようなことが可能です。

ピクチャ・イン・ピクチャの表示ができる

画面上のピクチャ・イン・ピクチャの場所の移動もできるため、他のアプリ利用中もピクチャ・イン・ピクチャの場所が原因でタップできない、ということを避けることができます。

ただし、動画配信サイトとしてよく利用する人が多いYouTubeの場合、有料サービスであるYouTube Premiumに登録していないとピクチャ・イン・ピクチャを利用することができません。

YouTube Premiumに登録していればYouTubeのアプリからiPhone/iPadともにピクチャ・イン・ピクチャでの視聴が可能ですので、YouTubeでピクチャ・イン・ピクチャを利用したい場合はYouTube Premiumに登録しましょう。

iOS14/iPadOS14には翻訳アプリも追加されています。日本語を含む11カ国の言語の翻訳ができ、音声会話による会話の交互翻訳も可能です。

オフラインでの翻訳機能もあるため、ネット環境がない場所だったり、ネット環境をあまり使いたくない海外にいる場合などでもiPhone1つで翻訳して会話することができます。

よく使うフレーズの保存も可能

お気に入りの翻訳結果については保存して、必要なときにすぐ呼び出せるようにすることもできますので、よく使うフレーズを保存しておくと便利です。

マップのルート案内機能に自転車、電気自動車の経路案内が追加されたのもiOS14からです。といっても日本では利用できませんが、サンフランシスコやロサンゼルス、ニューヨーク、上海、北京などの海外の一部の都市で利用可能です。

そういった表示できる対象となっている地域でマップアプリを利用する場合には便利な機能ですので、海外旅行などの際に利用してみてください。

対応している車種が少ないものの、iPhoneのウォレット機能でiPhone自体を車のキーとして使うことができる新機能も追加されました。

鍵の共有もiMessageを使えば可能ですし、iPhoneのバッテリーが切れた後も最大5時間動作します。まだまだ普及していませんが、ゆくゆくはiPhone一つで運転ができる、というような事もできる様になるのかもしれませんね。

また、これまでは標準のブラウザアプリなどは強制的にSafariなどになっていましたが、それらのデフォルトアプリの設定変更も可能となりました。

SafariやメールなどiPhoneに標準で入っているアップル製のアプリがデフォルトアプリとなっていましたが、iOS14/iPadOS14にすることでそれをChromeやGmailに変更することも可能となっています。

デフォルトのアプリの変更ができる

デフォルトアプリの設定は、デフォルトアプリとして利用したいものを設定のアプリ一覧から選択し、「デフォルトの〇〇App」から変更することができます。メインブラウザなどにこだわりがあったという人には嬉しい新機能と言えるでしょう。

設定の「アクセシビリティ」→「タッチ」をタップ

また、背面タップという、様々な機能を設定できるものも追加されました。

「背面タップ」から設定できる

iPhoneの横にあるボタンを使わなくてもスクショなどの設定ができる新機能です。iPhoneの設定の「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」から設定できます。

動作は2種類ある

ダブルタップ・トリプルタップの2種類が選択可能です。

いろいろな設定が可能

カメラやスクリーンショット、音量を上げる/下げる等の動作を設定することができます。よく使う機能がある場合は設定しておくと便利です。

AirPodsを利用している際、同じiCloudアクカウントでサインインしているApple端末(iPhone/iPad/iPod Touch/Mac)の間で自動で接続先の切り替えも可能となりました。

iPadでの動画閲覧時iPhoneに着信が入る、という場合などにiPadからiPhoneに切り替わる、というものです。設定不要なので、AirPodsやAirPods Proを利用していて対応しているOSになっていれば利用可能です。

また、AirPodsでは「空間オーディオ」と「ダイナミックヘッドトラッキング」という機能も利用することができます。空間オーディオは臨場感あふれる音を楽しむことができるものです。

ダイナミックヘッドトラッキングは頭の動きを感知して音の空間の位置をイヤホンが動いた方向に動かすのではなく、イヤホンの動きを感知して音の聞き取り方を変えさせることができる機能です。

第二世代AirPods、AirPods Pro、Powerbeats、Powerbeats Pro、Solo Proなど対応しているApple製ワイヤレスヘッドホンを最新のファームウェアにアップデートした上で利用することができます。この機能もあってAirPodsが欲しいと思う人も増えたようですよ。

App Clipという新機能も追加されました。App Clipは一部の機能を一時的に利用することができるミニアプリを指します。

QRコードやNFCをスキャンすれば支払いができる、というような形で利用することができる機能で、対応している企業などはまだ少ないものの、これから順次色々なことができる機能かと思います。

サポート期間はどのくらい?

気になるiOS14/iPadOS14のサポート期間ですが、過去の各機種のサポート期間から考えると、だいたい4~5年というのがサポート期間として設けられていると推測できます。

iOS14/iPadOSに対応している端末の中で今後もiOS/iPadOSのアップデートサポートが続く端末も同じくらいのサポート期間と考えて良いでしょう。

今回のiOS14アップデートに対応しているiPhone 6sは2015年に発売されたもので、iOS14だけでなくiOS15にも対応しています。その翌年発売のiPhone SE(第1世代)やiPhone 7であれば2022年もしくは2023年まで使える可能性が高いです。

また、iPhone SE(第1世代)の販売終了が2018年9月であることから考えると、修理サポートの終了が2023年の可能性も少なくないため、iPhone SEを今後も使いたい場合は2020年4月発売のiPhone SE(第2世代)への機種変更も必要かもしれません。

iOS15との違い

さて、iOS14/iPadOS14の次のiOS/iPadOSであるiOS15/iPadOS15が2021年9月21日にリリースされ、現在の最新OSはiOS15.1/iPadOS15.1となっています。

iOS14/iPadOS14よりさらに新機能、変更点などもあり、より便利に使いやすくなっていますがiOS14/iPadOS14とiOS15/iPadOS15にはどのような違いがあるのかについても確認しておきましょう。

iOS15は、iOS14に対応している機種すべてがアップデートのサポートの対象となっています(対応機種については後述しています)。iOS14への対応機種に加え、もともとiOS15が入っているiPhone 13もサポート対象です。

iPhone 6s、iPhone 7、iPhone SE(第1世代)も対象となっているため、現状iOS14が利用できている機種がiOS15を利用できると解釈してもらって構いません。

マップで3D表示ができる

iOS15にもいくつか新機能が追加されています。マップの3D表示や集中モードの追加、Safariのタブバー、バックグラウンドサウンドの機能、写真や画像の中の文字の認識機能などがそれに含まれます。

iOS14での新機能に加えての追加機能となるため、iOS14と異なる部分はiOS15の追加された機能の有無ですね。iPhone 6s/iPhone 7の各シリーズやiPhone SE(第1世代)でも問題なく使うことができるのも嬉しい点です。

セキュリティ上の面から考えても、可能であればiOSは最新のものにしておくことをおすすめしますので、アプリがiOS15に対応していないなどの制約がないのであれば、2021年11月現在の最新iOSであるiOS15.1にアップデートしておきましょう。

サポート対応機種一覧

最後に、iOS14に対応しているiPhoneの機種、iPadOS14に対応しているiPadの機種を一覧で紹介します。

iPhone

iOS14対応機種は次のとおりとなります。iPhone以外にも、iOSを搭載しているiPodもこちらでまとめて一覧に含めています。

iOS14のサポート対応機種一覧
シリーズ 対応機種
iPhone 12 iPhone 12
iPhone 12 mini
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
※最初からiOS14が入っている
iPhone 11 iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
iPhone X iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
iPhone X
iPhone 8 iPhone 8
iPhone 8 Plus
iPhone 7 iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone 6s iPhone 6s
iPhone 6s Plus
iPhone SE iPhone SE (第1世代)
iPhone SE (第2世代)
iPod iPod touch (第7世代)

iPhone 6/iPhone 6 Plusは対応機種になっていないため、iOS14を利用したい場合はiPhone 6sシリーズ、iPhone 7シリーズなどの前述している対応機種の利用をおこなってください。

iPhone SE(第1世代)、iPhone 6sシリーズやiPhone 7シリーズも対応していますが、前述したとおりサポート期間がそろそろ終わるかどうか、という頃合いです。

iPhone 6s/iPhone 7の各シリーズやiPhone SE(第1世代)利用者は、今後のiOSのアップデートに対応するかどうかと言うのは断言できない部分もあるため、これを機に機種変更するというのも視野に入れてみても良いかもしれませんね。

iPad

iPadの場合は次のものが対応機種となっています。

iPadOS14のサポート対応機種一覧
対応機種
iPad Pro iPad Pro 12.9インチ(第1世代)
iPad Pro 12.9インチ(第2世代)
iPad Pro 12.9インチ(第3世代)
iPad Pro 12.9インチ(第4世代)
iPad Pro 11インチ(第1世代)
iPad Pro 11インチ(第2世代)
iPad Pro 10.5インチ
iPad Pro 9.7インチ
iPad iPad(第5世代)
iPad(第6世代)
iPad(第7世代)
iPad mini iPad mini(第5世代)
iPad mini4
iPad Air iPad Air(第3世代)
iPad Air 2

iPadのOSはiPadOS13のときに、iOSから分離してiPad独自のOSになりました。そのiPadOS13に対応していた端末と、もともとiPadOS13が搭載されていたすべてがiPadOS14に対応している形です。

最後に

iOS14/iPadOS14の対応機種や機能について紹介してきましたがいかがでしたか?

現状の最新iOS15の対応OSの利用と悩んでいる人も少なくないと思いますが、まだ機能を把握しきれていないという人もいるかと思いますので、そんな方々への参考になったのであれば幸いです。

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この記事のライター
八千草 蛍
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