2021年01月25日更新
WinSCPの使い方と設定方法を初心者向けに解説【Windows】
皆さんWinSCPというソフトを知っていますか?知っていても使い方をご存知ですか?本記事は、サーバーを持っている人に必須の機能を備えている便利なソフトウェアのWinSCPの使い方等を初心者向けにご紹介した記事となっています。
目次
WinSCPとは
皆さんWinSCPというソフトウェアを知っているでしょうか。WinSCPとは何のことか分からない・知っていても使い方が分からない人も多いかと思います。
このWinSCPは現在のインターネット環境で問題になりつつあるデータの安全性についての問題を解決すべくあるソフトウェアのことです。
具体的にどのようなことができるのか、WinSCPとはどのようなソフトなソフトなのか、WinSCPとはどのような使い方をするソフトなのかをご紹介していこうと思います。
データを転送できるツール
このWinSCPの主な使い方はファイル等のデータを転送することです。しかしファイル等のデータを転送するといっても、メールやクラウドでファイルのデータを転送すればいいじゃないかという人もいるかと思います。
このWinSCPはそんなメールなどで送れるクライアントを対象にした使い方を想定しておらず、サーバーに接続してデータをファイル等を転送することを想定しています。
このデータ転送を安全に送り、かつ簡単に送れるようにしようというのが、このWindows専用でWinSCPというツールとなっています。
WindowsのPCで簡単に使うことができる
なぜWindowsのPCでこのWinSCPの使い方が簡単なのか。それはWinSCPは主にGUIを使って操作できるためです。GUIとはGraphical User Interfaceの略で、使い方としてファイルをクリックすると開く事ができるといったGUIとなっています。
そのため、使い方として難しかったWindowsのサーバーへのファイル転送をグラフィカルにすることで、簡単にデータ転送を行える使い方にしています。
WinSCPを使用するメリット
先ほどまでの章で、WinSCPはどのようなものかご紹介してきました。サーバーに接続してデータを転送という使い方をするソフトだとご理解いただけたらいいと思います。
しかし、簡単になるだけで、使い方を理解している人には全く何のメリットもないのではないかと思う人もいると思います。しかし、WinSCPは使いやすいというメリットの他に、何個かのメリットもあります。
本章ではそんなWinSCPを使用する上でのメリットについてご紹介していこうと思います。
SCP・SFTP・FTPSに対応
このWinSCPはSCP、STFP、FTPSに対応しています。安全にデータを送受信できるプロトコルが多く対応しているため、用途に応じて設定を変更し、プロトコルを変更するという使い方ができます。
これらのプロトコルは説明するととても長いので、割愛させて頂きます。
安全な情報のやり取りができる
SCP、SFTP、FTPSに対応しているということで、暗号化・認証にSSLまたはSSL/TLSが使われています。
そのため、セキュアな通信を行うための要素として、暗号化と認証をどちらもしっかりされているので、データの送受信が安全に、つまり安全な情報のやり取りが出来るようになっています。
WinSCPのインストール方法
これまでの章でWinSCPとは何か、どのような使い方をするのか、そしてどのようなことがメリットとなっているのかをご紹介してきました。これでWinSCPの使い方はサーバーに安全にファイルを転送できるということだと理解いただけたかと思います。
便利なWinSCPの使い方をご紹介したので、次は具体的にWinSCPはどのような使い方をするのかご紹介していこうと思います。このWinSCPはWindowsでしか動かないので、ご注意ください。
WinSCPの公式サイトにアクセス
まずWinSCPの使い方とは等ご説明していく前に、WinSCPをインストールしなければ使えません。なので、まずはWinSCPをインストールするために公式サイトにアクセスしてください。
WinSCPの公式サイトには、上図のようなダウンロードページへのリンクが貼っていますので、これをクリックしてWinSCPのダウンロード画面にいってください。
WinSCPのダウンロード画面に上図のようなダウンロードボタンがあります。使い方として基本的に最新版をダウンロードして頂ければ問題ありませんが、もし古いバージョンを使用したい場合は上図の赤枠右のボタンを選択してください。
バージョンによって、若干の使い方の変化やバグの多さは異なります。自分の好みの使い方ができるバージョンを選択してもいいと思いますが、公式なサポートは受けにくいです。
WinSCPのダウンロード/インストール手順
先ほどの動作でWinSCPのダウンロードは完了しました。次にWinSCPをWindowsにインストールしていきます。
使い方として、まず先ほどダウンロードしたソフト(.exe)をダブルクリックして起動してください。起動すると上図のようにまず使用許諾の画面が出てくるので、データの使い方等を読んで問題なければ許諾を押してください。
その次にセットアップ形式をどうするかの選択になります。基本的に標準的なインストールで問題はありません。
しかし、書かれているように、インストール先、コンポーネント、機能等を詳細に分けて使い方を限定したい場合はカスタムインストールを選択してから「次へ」を選択してください。
次にWinSCPのユーザの初期設定画面にいきます。これは使い方を設定するもなのでどちらでも構いません。なので自分の使い方の好みで選んでください。
本記事では、コマンダータイプのインターフェイスを選択しましたので、コマンダータイプの使い方についてご紹介してくので、ご注意いただけたらと思います。使い方が分からない場合は、コマンダースタイルで問題ありません。
そして最後の画面になるインストール準備完了画面になります。今まで設定した項目の確認ができるので、設定項目や使い方によっての設定に誤りがないか全部確認してください。
確認して誤りがなければ「インストール」というボタンを選択して、WinSCPのインストールを行ってください。
WinSCPの設定方法・使い方
前章では、WinSCPをダウンロード・インストールして使える環境を整えました。特別難しい動作や使い方が必要ないので、ダウンロード・インストールは簡単に終わったと思います。
しかし、次からはWinSCPの使い方をご紹介します。本章はサーバーにログインしたりするので、複雑になっていきます。これを見て、是非WinSCPの使い方をマスターしてください。
ログイン画面で情報を入力して接続をする
まずインストールしたWinSCPを開くと、上図のようなログイン画面が出てきます。ここで様々な項目を適切に入力しないと、ログインできずサーバーにファイルの転送等が行えませんので、ご注意ください。
そんなWinSCPを使う上でとても重要なログイン画面なので、そのログイン画面で大切な入力項目について、詳しくご紹介していきます。
ホスト名・接続したいFTPサーバ
まずはサーバーのホスト名を入力するのが上図の場所です。
ここにデータを転送させたいサーバーを設定していきます。そのために、まずここにサーバーのホスト名を入力してください。
ユーザ名・接続したいFTPサーバのユーザ名
次に上図の位置にユーザー名を入力する項目があるので、自分の設定したサーバーのユーザー名をここに入力してください。
これは、サーバーの誰が使うのかを特定するためです。もしこれがないと誰でもサーバーのデータを変更できるという事態になるので、ユーザー名は必要です。
パスワード・接続したいFTPサーバのパスワード
最後に、上図の位置に接続させたいサーバーのパスワードを入力する項目があるので、ここに自分のサーバーのパスワードを入力して、ログインを行ってください。
このパスワードは、ユーザー名が本人かを確認するためのものなので、決して忘れないようご注意ください。
PC・FTPサーバのフォルダやファイルが表示される
先ほどのご説明でWinSCPにログインすることが出来ました。なので、今からはWinSCPの使い方についてご紹介していきます。
まずWinSCPの画面は上図のような構成になっています。使い方として左は自分のPCのフォルダ、右はサーバーのフォルダが表示されています。
WinSCPの使い方としては、この画面で色々フォルダを移動させたり、設定をしたりという使い方ができます。使い方の1つであるファイルの転送は次の項目でご紹介していきます。
転送はドラッグ&ドロップで
WinSCPの使い方として、一番多いファイルを転送する使い方についてご紹介していきます。
まずはPC・サーバーどちらかにあるフォルダを選択してください。その後他方までドラッグ&ドロップをすると、ファイルの転送ができるという使い方ができます。
WinSCPの使い方は複雑なため分かりにくいとは思いますが、マスターできれば便利なソフトなので、是非使い方を覚えて使ってみてください。