2019年02月16日更新
Macのメモリ増設方法と注意点!メモリ増設でサクサクに!
Macを長く使っているとその動作が重く感じることはありませんか?それはMacのメモリ不足が原因である可能性があります。Macのメモリを増設すると動作が快適になりますので、自分でメモリ増設してみましょう。メモリの増設方法とその注意点をチェックしてください。
目次
- 1Macのメモリ増設とは?
- ・ Macの起動や動作の改善に役立つ
- 2 Macのメモリ増設のメリット、デメリット
- ・メリット
- ・デメリット
- 3 Macのメモリ増設の注意点
- ・ メモリ増設の前に「アップルメニュー」を確認
- ・ メモリ増設作業を行う際の注意点
- ・型番による操作の違いはサポートで確認
- 4 Macの増設前のメモリ量の決め方
- ・ 8GBで足りる作業
- ・ 16GBあった方がいい作業
- ・32GBあった方がいい作業
- 5 Macのメモリ増設にかかる費用
- 6Macのメモリを増設する方法
- ・iMac
- ・MacBook Pro
- ・業者を利用する
- 7Macのメモリ増設効果
- ・動作はどれくらい変わるのか?
- 8メモリ増設がMacに認識されているか確認する方法
- ・メモリの総容量の確認
- 9Macにメモリ増設後起動しない場合の対処法
- ・合わせて読みたい!メモリに関する記事一覧
Macのメモリ増設とは?
Macを長く使っているとその動作が重く感じるものです。Macに負担のかかる使用方法をしていない場合でも、たくさんのアプリを起動していたりブラウザで大量のタブを開きっぱなしにしていたりするとメモリ不足に陥り動作が重くなります。
Macに搭載されているメモリにはアプリを正常に動作させるための重要な役割を持っていますので、メモリ不足に陥ると画面が固まったりソフトが強制終了するなどストレスが溜まるようなトラブルが発生するようになります。
このようなメモリ不足を避けるためには同時に起動させるソフトを減らしたり定期的にメモリクリーニングを使ったりする対策方法はありますが、メモリを増設して使えるメモリ容量を増やすことも効果的でしょう。
Macの起動や動作の改善に役立つ
Macを使う時、アプリのプログラムやファイルのデータは必ず一度メモリに記憶されます。ただそれらのプログラムやデータがメモリの容量以上のサイズだった場合は記憶することができません。
Macがメモリ不足の場合、一度に全てのデータをメモリで記憶することができないので一部分だけ読み込んで記憶することを繰り返すことになります。この処理はとても重く、メモリ不足が発生すると全てのアプリケーションの動作が重くなるのです。
最悪の場合、動作がマトモに行うことができずMacを強制終了させないといけないことに陥るのです。これはメモリの増設を行うことで一気に改善することができます。
またメモリ増設によって余分にできたメモリをキャッシュに使うことで、これまで以上のパフォーマンスを引き出すことが可能なのです。これからメモリ増設における注意点と、iMac、MacBook Pro、MacBook Airそれぞれのメモリ増設について紹介します。
メモリ増設にあたってのメリットや効果、メモリ増設の費用についても見ていきましょう。
Macのメモリ増設のメリット、デメリット
普段Macを使用していて、そのメモリについてあまり意識することはありませんが、Macの快適な動作には必要不可欠と言えます。メモリ増設をした場合、Macの動作にどの程度効果があるのかそのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット
まず、Macのメモリ増設のメリット3点を紹介します。
高速でファイルを開く
Macをビジネスや開発で使う方も多いですが、その際使うドキュメントファイルなどを開くのがとても速くなるというメリットがあります。
基本的にドキュメンファイルはハードディスクやSSDなどから読み込まれますので初めてそのファイルを開く時はハードディスクやSSDの性能に依存します。しかしファイルを一度以上開いている場合、メモリにキャッシングされている可能性があります。
メモリにキャッシングされていると、メモリから直接ファイルが読み込まれますのでメモリ増設のメリットとしてそのファイルを高速で読み込めることが挙げられるのです。
Mac起動が早い
Macは起動する時そのデータがメモリに読み込まれるので、メモリ容量が大きいと一回で読み込めるデータも多くなり、結果的に起動が速くなるというメリットがあります。
さらにシャットダウンも早くなるので、きちんとシャットダウンできたか確認するのも早く行えるでしょう。
シャットダウンについてはそこまで気になりませんが、メモリ増量することで軌道速度は大きく変化するのでとても効果的です。メモリ不足で起動が遅く感じる場合は、ぜひメモリ増量してその効果を感じてみてください。
ソフト使用時も動作が軽い
Macにはアプリ開発ができるXcodeなど様々な開発者向けのソフトが準備されていますが、これらの開発ソフトとは使用するメモリ量も多く搭載しているメモリ容量が小さいとMacの動作がとても重くなる可能性があります。
プログラムをテストしてバグを発見し取り除く作業の「デバッグ」時には特に大量のメモリを使用しますので、デバッグするたびMac全体の動作が重くなります。メモリ増設することで必要なデータがメモリにキャシングされますので動作が速くなり効果的です。
またデバッグ時にメモリが大量に消費されても余裕ができるので、Macが重くなることも少なくなるでしょう。このように新しくメモリを増設し、合計メモリ容量を増やすことは得られるメリットは多いと言えるでしょう。
デメリット
もともと4GB程度のメモリ容量が少ない状態から増設して容量を増やすことはとてもメリットがありますが、すでに16GBも搭載している場合は効果を感じにくい可能性が高いと言えます。メモリが今現在不足していない状態なら増やす必要はないと言えます。
ただ紹介したように大容量を必要とする開発ソフトを使う場合は、メモリ増量すればMacの動作は速くなります。メモリ容量が不足すると困ることが多いので、予算費用に余裕がある人は増設してみると良いかもしれません。
Macのメモリ増設の注意点
Macのメモリ増設前にまず確認しておきたい点と、さらに自分でメモリ増設を行う場合の注意点を紹介します。作業を始める前に必ず以下の注意点をチェックしておきましょう。
メモリ増設の前に「アップルメニュー」を確認
Macのメモリ増設を行うにあたっての注意点として、自分の持っているMacの機能を把握しておくことが大切と言えます。まず「アップルメニュー」から「このMacについて」をクリックしましょう。
Macに搭載されているメモリの最大積載量やメモリの型番など詳細を確認するためには「システムレポート」をクリックしましょう。システム情報の左型で「ハードウェア」セクションの「メモリ」を選択してください。
メモリの空きスロットやサイズなどの確認ができますので、メモリのアップグレードの手順をクリックしてください。そして自分のMacの型番をクリックして、使用できるメモリのサイズや型番などの確認をしましょう。
これはMacにメモリ増設をする前に必要となる情報ですので、きちんと確認しましょう。
メモリ増設作業を行う際の注意点
Macのメモリ増設を自分で行う場合、いくつかの注意点があります。しっかりと以下の注意点を確認してから作業を始めてください。
取り外しは慎重に行う
Macのメモリを増設する際、Macbook proは背面のパネルを外して行わなければなりません。Macのメモリとマザーボードとの接続部分にはいくつかのスロットが存在しています。
この部分が欠損してしまうとパソコンの動作に影響を及ぼし上手く接続できなくなり、Macの起動そのものが失敗する可能性もあります。スムーズに取り外したり装着したりできなかったとしても、無理やり行わず慎重に作業するように注意してください。
静電気に注意
次に挙げられる注意点は静電気についてです。冬は特に人間の身体には信じられないほどの静電気を滞留させています。Macのメモリを取り付ける周辺は精密機器が密集していますが、この部分は静電気にとても弱いです。
作業する前は身体の静電気をなくす為に、手を水で洗って金属類に触れて放電しておくことが効果的です。濡れた手は綺麗に拭いておきましょう。また静電気を発生させやすい衣類などを着たまま作業しないようにしてください。
精密機器だという認識を持つ
Macのメモリは自分で簡単に購入できることもあり、安易な気持ちでメモリ増設の作業をする人も多いです。
注意点としては、Macは精密機器でありこの作業で扱う部分はMacを動かす根幹部分ですので、ちょっとした衝撃や欠損で使い物にならなくなることを頭に入れておきましょう。
型番による操作の違いはサポートで確認
Macのメモリ増設をする場合、Macの型番やメモリサイズに合った製品を購入して内部からメモリ装着エリアを露出して行います。
この方法は「Macbook pro」や「iMac」など種類によって多少操作方法が異なり、装着する手順も変わってきます。前述した注意点から見てもこの作業は慎重に行う必要がありますので、Appleサポートのウェブサイトから情報をきちんと入手しましょう。
Appleサポートでは型番によるメモリ増設方法がイラスト付きで詳細に表示されています。深く読んで作業すれば、悩む部分は少なく比較的簡単にメモリ増設ができるでしょう。以下のリンクから確認してください。
Macの増設前のメモリ量の決め方
Macのメモリは大きいと余裕が出て動作が安定すると言え、メモリを食うソフトを使う人にとってはメモリが大きければ大きいほど快適に作業できるでしょう。
ただメモリを増やせばそれなりの費用がかかりますので、自分の作業とのバランスがとても重要と言えます。自分の使い方ではMacのメモリ容量は8GBで足りるのか、16GBに増設した方がよいのかなどの判断方法について紹介します。
8GBで足りる作業
8GBのメモリでは、インターネット閲覧や動画閲覧、メール、SNS、ワードなどの文書作成、ブログ執筆などの簡単な作業であれば十分に足りると言えます。
また画像処理や動画処理、HTML・CSSのコーディングなどの多少負荷の高い作業であってもできないことはありません。8GBでは多少処理時間が長くかかってしまうだけですので、急いで作業をする必要のない人は十分と言えます。
SSDストレージのMacのメモリの場合
MacBook AirやMac Book Pro、上位モデルのiMacのストレージはHDDではなくデータ転送速度が高速なSSDを採用しています。
SSDとはHDDと同様の記憶装置で、HDDより容量が少ないですがサイズが小さくパソコンの小型化に適していると言えます。
Macはメモリに格納しきれなかったデータをHDD、SSDにスワップ領域として一時保存させていますので、使用アプリが増えてマルチタスク量が大きくなるとスワップ領域の使用量がどんどん増えることになります。
転送速度の遅いHDDは、その度データの読み出しをして処理が遅くなりますが転送速度の速いSSDならさほど遅いと感じることはないででしょう。
つまりSSDを搭載しているMacBook ProやiMacなら8GBという少ないメモリ量でもそこそこ快適に使うことができます。
16GBあった方がいい作業
前述したように8GBでも画像処理や動画処理はできないことはありません。
ただ、IllustratorやPhotoshopなどのソフトを使って本格的にデザインをする場合になるとデータ量が大きく増えてしまうので16GBのメモリがあった方がよりサクサクと快適に作業することができます。
またあらゆる作業を快適に同時進行したい場合も16GBのメモリがあった方がスムーズです。その他にも外部モニターを接続してデュアルモニター環境を構築する場合も16GBあった方が、より安定した動作を行うことが可能です。
32GBあった方がいい作業
さらに快適なパソコン環境が欲しい人は32GBに増設することをおすすめします。32GBのメモリが必要になる場面は少ないですが、動画編集やデザイン制作などのクリエイティブ作業をもっと快適にしたい場合におすすめです。
本格的に動画編集をしようとすると、動画編集ソフトだけでなく画像や音声などの専用ソフトも同時に立ち上げることになりメモリの消費量も増えてくるでしょう。32GBあれば、あらゆる作業がマルチタスクで快適に処理することができます。
ではこれから、Macのメモリ増設にかかる費用やその方法を見ていきましょう。
Macのメモリ増設にかかる費用
iMacやMac Book、Mac Book Proは初期状態でメモリは8GBです。これをAppleでカスタマイズすると、その費用は16GBは約¥22,000、32GBは約¥66,000、64GBは約¥154,000という価格になりとても高いです。
そこでMacのメモリ増設を自分で行うとします。メモリの費用は最近仮想通貨のマイニング需要が高くなったこともありかなり高騰しています。8GB増設するとその費用は一般的に10,000円を超え、16GB増設の場合は費用は30,000円近くかかってしまうでしょう。
どちらかと言えば、自分でメモリ増設する方が費用がかからないと言えますが、どちらにしてもメモリ増設の費用とは決して安いものではないことを頭に入れておきましょう。
Macのメモリを増設する方法
iMacやMacBook Proのメモリを増設する方法を紹介します。2012年以降にリリースされたiMacはSO-DIMMと呼ばれる大きさのメインメモリが採用されています。
デスクトップのパソコンで採用されているものよりも短いタイプのメモリで、ノートパソコンで広く採用されているタイプです。リリースされた時期によって規格や転送速度(周波数)が異なりますのでチェックしてメモリを購入しましょう。
サイズ | 規格 | 周波数 |
27inch iMac Pro 2017 | DDR4-2666(PC4- 21300) ECC付き |
2666MHz |
27inch iMac 5K 2017 | DDR4-2400(PC4-19200) | 2400MHz |
27inch iMac 5K late 2015 27inch iMac 5K mid 2015 |
DDR3-1867(PC3-14900) | 1867MHz |
27inch iMac 5K late 2014 27inch iMac late 2013 |
DDR3-1600(PC3-12800) | 1600MHz |
MacBook Pro (13-inch, Mid 2012) MacBook Pro (15-inch, Mid 2012) |
DDR3-1600 (PC3-12800) | 1600MHz |
MacBook Pro (17-inch, Late 2011) MacBook Pro (13-inch, Late 2011) MacBook Pro (13-inch, Early 2011) |
DDR3-1333(PC3-10600 ) | 1333MHz |
MacBook Pro (17-inch, Mid 2010) | DDR3-1066(PC3-8500) | 1066MHz |
iMac
iMacのメモリ増設を行う場合、まずiMacのシステムを終了して本体の温度が下がるまで待ちましょう。iMacをしばらく使っていた場合は内部コンポーネントが熱を帯びていることがありますので10分ほど待つようにしましょう。
iMacに接続されている電源コード、その他のケーブル等全てを取り外します。ディスプレイに傷をつけないように柔らかい清潔なタオルや布を机などの平面に敷き、その上に画面が下向きになるようにiMacを寝かせメモリソケットを開きます。
メモリソケットは、電源コードを差すところにあるカバーを浮き上がらせるためのボタンがあるので、棒状のものでボタンを押し込むと開きます。メモリコンパートメントドアは取り外して置いておきましょう。
メモリを固定している2本のバーを手前に引いて、メモリを取り出します。空きスロットにメモリを増設する場合は取り出す必要はありません。
購入しておいたメモリを挿入します。金メッキ部分は指紋が付くとその皮脂が時間経過によって腐食し接触不良起こすことがあるので、金メッキされている部分には極力触らないようにしましょう。極小チップコンデンサーは触らないように隅を持ちましょう。
メモリ挿入後2本のバーで再度メモリを固定して、メモリコンパートメントドアを閉じます。作業後iMacの電源を入れて確認しましょう。
また、2011年以前のモデルになるとメモリは本体の下部分のアクセスドアから増設します。ドライバーでネジを外して行いますので、無くさないように注意してください。
メモリを正しく押し込むとカチッという音がしますので丁寧に取り付けるようにしましょう。
iMacメモリ購入のポイント
iMacは4つのSO-DIMMメモリスロットが搭載されていて、デュアルチャネル対応となっています。デュアルチャネルとはメモリを2枚1組で動作させマルチタスク処理をすることで、パフォーマンスを発揮することができる仕組みのことです。
つまり16GBのメモリを1枚挿すよりも8GBのメモリを2枚挿して16GBにした方が並行処理することができるのでパフォーマンスが向上するということです。27インチiMac 5Kの標準モデルは4GBが最初から2枚搭載されていて8GBの容量になっています。
MacBook Pro
MacBook Proのメモリ増設方法もiMacと同様にシステムを終了して本体の温度が下がるまで待ちましょう。電源アダプタ、Ethernetケーブル、セキュリティロック、MacBook Proに接続されている全てのコードの接続を外します。
MacBook Proのディスプレイに傷をつけないように柔らかい清潔なタオルや布を机などの平面に敷き、その上に画面が下向きになるようにMacBook Proを寝かせましょう。
MacBook ProはiMacのように単純には増設できず、背面のパネルを取り外して行います。外す際小さなネジ10個外しますので無くさないようにしましょう。ネジは長さが違うので、正しく戻すことができるように書き留めておくとよいでしょう。
背面のパネルを開けるとメモリが取り付けられている場所を見つけられるので、メモリを取り外します。空きスロットに増設する場合は取り外す必要はありません。
メモリは簡単に外れないように固定されていますので、メモリ左右のレバーを外側に押し出すことでメモリのロックが外れます。ロックを外した後メモリを増設しましょう。
メモリモジュールは金色のコネクタ部分に触れないように注意して、必ず端の部分を持つようにしてください。メモリを正しく押し込むとカチッという音がします。増設が終わったら背面パネルを閉じて、作業完了です。
MacBook Airは増設できない
さて次に薄型のMacとしてとても人気のMacBook Airのメモリ増設についてです。MacBook Airはカスタマイズ前提に作られていないので、メモリ増設することができません。
MacBook Airのメモリはマザーボード直付けなので、カスタマイズすることができないのです。MacBook Airの薄さを実現する為にはやむを得ないのかもしれません。
MacBook Airにはメモリ増設することは諦めて、サブパソコンとして使ったり持ち運ぶ用として用いたりするのも良いでしょう。これからMacBook Airを購入しようと考えている人は、このメモリの増設不可について頭に入れておきましょう。
またMacBook Airを購入する際オプションで8GBまでメモリ拡張することができます。これはMacBook Airを公式AppleStoreで購入する際だけのオプションです。
4GBとの費用の差は8000円程度ですので、MacBook Airを購入する際申し込んで8GBにグレードアップしたモデルを購入すると良いでしょう。
業者を利用する
iMacやMacBook Proにメモリ増設する方法を紹介しましたが、自分で行うことに不安を感じる人や慣れていない人は業者を利用するのもおすすめです。費用はかかりますが精密機械ですので壊してしまっては元も子もないので心配な人は頼んでみましょう。
またiMac、MacBook Air、MacBook ProはApple公式サイトで購入する時にオプションでメモリ容量を増設することができます。これはApple公式サイトでしかメモリ増設をオーダーすることができませんので注意してくださいね。
Macのメモリ増設効果
Macのメモリ増設後はどのような効果があるのでしょうか?例えば8GBのメモリから40GBに増設した場合の効果をみてみましょう。
動作はどれくらい変わるのか?
メモリを増設して8GBから40GBにしてみると、体感的にOS起動の時点からシャットダウンする時も同様に明らかに早くなったと感じます。
OSはもちろんアプリケーションの起動と終了が全体的にサクサク感が全く違うというのが一番わかりやすい違いと言えるでしょう。
アクティビティモニタでメモリの使用料を確認すると、8GBのメモリですと普通に使うだけであっという間に使用済みメモリとキャッシュされたファイル、圧縮容量が増えスワップ使用領域が増えます。
メモリを40GBに増設して、アクティビティモニタでメモリの使用状況を確認するとスワップ使用領域が作成されず余裕ができます。
またMacの動作中もぐるぐると動くレインボーカーソルが表示されることなく、スムーズにサクサクと動作するようになり快適に使用することができます。色々なアプリを同時に処理することも可能で、作業効率がとても良くなり効果的です。
今のMacはストレージのデータ転送速度が劇的に向上していて、前述したようにメモリを食う作業をしない限りはデフォルトのメモリで足りると思われますが、メモリ増設はとても効果があると言えるでしょう。
メモリ増設がMacに認識されているか確認する方法
メモリ増設後にMacに認識されているかを確認する方法をみていきましょう。
メモリの総容量の確認
前述した方法でメモリを取り付けた後、再びMacを起動します。そして左上のAppleメニューから「このMacについて」を選択しましょう。
メモリのタブを選択すると、メモリ増設前の画面が上の画面です。
増設後はメモリの総容量がメモリ増設前から増えていれば、無事成功したことになります。8GBのメモリを2つ増設したので16GB増え合計で24GBになっています。
こちらは16GBのメモリを2つ増設して、メモリ総容量40GBになっていることが確認できます。
メモリを増設した後初めてMacに電源を入れると、メモリの初期化が行われます。この処理に30秒以上かかることもあり終わるまでMacのディスプレイは暗いままですが、メモリの初期化が終わるまで待ちましょう。
Macにメモリ増設後起動しない場合の対処法
Macの電源を入れても増設したメモリを認識しない場合、または正しく起動しない場合は、取り付けたメモリが自分の使っているMacと互換性があるか確認しましょう。
メモリに問題がなければ、再びメモリを差し込み直して確実に正しく取り付けるようにしてください。再度差し込み直してもメモリを認識しない場合は、Appleサポートに問い合わせするようにしてください。