2019年01月30日更新
7-Zipをダウンロード/インストールする方法!7zを解凍・圧縮しよう
PCで大きいファイルや複数のデータを送信したいときは、圧縮をします。圧縮・解凍には、便利な7-Zipというソフトがあります。7-Zipのダウンロードと、ダウンロード後の7-Zipのインストール方法。及び、7-Zipの使用方法について、まとめていきます。
目次
7-Zip/7zとは
数ある圧縮・解凍ソフトの中から、どれを選びダウンロードすればいいのかは悩ましいところ。そこで今回紹介していくのが、「7-Zip」。「7-Zip」というのは、ダウンロードしておくべきオススメのPC用のファイル圧縮・解凍用ソフトです。
こちらをダウンロード、インストールまで済ませておくと、ただファイルの圧縮・解凍を行なうだけではなく、圧縮ファイルにパスワードを設定したり、ファイルを分割して圧縮・結合させることもできるソフトです。
そもそもファイルの圧縮・解凍とは
たとえば、容量の大きい画像や多数のデータをメールなどで送信したい時。インターネット上でファイルを扱いたいが、使用可能なファイル容量をオーバーしている時。そんな時に活躍するのがファイル圧縮用ソフトです。
ファイルの圧縮とは、そういったファイルを圧縮することで、そのファイルの容量をおさえたり、1つにまとめる行為のことです。圧縮されたデータを圧縮ファイルと呼びます。圧縮したファイルを開くには、解凍用ソフトのダウンロード、インストールが必要です。
圧縮されたデータとは、ZIPファイル(.zip)、LHAファイル(.lzh)など、普通の画像などとは違う少し特殊な拡張子のファイルとなります。それ故に、解凍用のソフトをダウンロードし、インストールしなければならないわけです。
解凍とは圧縮されたファイルを開くための行為であり、インターネット上には多くのファイル圧縮・解凍用ソフトが存在しています。そこで登場するのが「7-Zip」です。「7-Zip」とは、そんなファイル圧縮・解凍用ソフトの1つです。
ファイル圧縮/解凍ソフト
数多く存在するファイル圧縮・解凍用ソフトですが、「7-Zip」の場合、他のファイル圧縮・解凍用ソフトより優れている点があります。それが、7z形式に対応したファイル圧縮・解凍用ソフトである、という点です。
7z形式とは高圧縮のファイルを作成することができる形式です。7z形式は、ゲームのような容量の多いファイルに使われることが多い形式となっています。しかし、7z形式に対応しているファイルの圧縮・解凍ソフトは少ないのが現状です。
7-Zipならば、そんな7z形式の圧縮ファイルを解凍することが可能。対応している圧縮形式とは「zip、7z、 xz、bzip2、gzip、wim、tar」なので、7zはもちろん、7z形式以外の圧縮・解凍も可能。
7-Zipは、Windows 10はもちろんとして、Windows 8や7、それ以前の機種にも対応した万能型のファイル圧縮・解凍ソフトです。今回はそんな7zなど様々な形式を圧縮・解凍できるソフト「7-Zip」のインストール方法から、使用方法まで解説します。
7-Zipのダウンロード方法
便利なファイル圧縮・解凍ソフトである「7-Zip」の利用方法ですが、こちらはウェブサービスではなくソフトです。「7-Zip」を使用するにはインターネット上から「7-Zip」をダウンロードしてからインストールし、使用しているPCに入れる必要があります。
「7-Zip」のダウンロード、インストール、及び利用は無料です。そこで、まずはPCに「7-Zip」をダウンロードし、ダウンロードしたインストーラーから実際にソフトをインストールしていく方法について、詳しく見ていきます。
下記リンクをブラウザで開く
「7-Zip」をダウンロード・インストールする方法ですが、まずは「7-Zip」を公開しているページへ移動し、インストールするバージョンを選択する必要があります。以下のインストールページへ移動してください。
こちらのページからも、圧縮・解凍できる形式の一覧が確認できます。「AR, ARJ, CAB, CHM, CPIO, CramFS, DMG, EXT,以下略」は解凍のみ、と記入されていますが、とくに問題はないのでインストールのためのダウンロードをします。
PCのOSとBit数に合ったバージョンをダウンロード
「7-Zip」をインストールする方法は、まずインストールページからソフトをダウンロードするところからはじまります。いざダウンロードしようと思うと、ダウンロード先が複数あることに気づきます。
「7-Zip」のインストーラーは「32ビット x86」「64ビット x64」の2パターンが存在しています。なので、使用しているPC(インストールしたいPC)のBit数と合ったものをダウンロードします。
PCのBit数を確認する方法
「7-Zip」をインストールして使用したいPCのBit数を確認する方法ですが、Windows 7の場合は、「スタート」から「コンピューター」を右クリックしてください。
次に表示された項目の中から「プロパティ」をクリックします。すると、「システムと種類」という部分に「○○ビットオペレーティングシステム」と表示されています。これが使用しているPCのBit数です。
7-Zipのインストール方法
7z形式やそれ以外の形式のファイルを圧縮・解凍したい。そうでなくても、PCに予め入れておきたいソフト「7-Zip」。そんな7-Zipをインストールするべく、まずはの以下のページから、32ビット、あるいは64ビット用の7-Zipをダウンロードします。
自分のPCのBit数を調べる方法に関しては、上の項目を参考にしてください。7-Zipのインストーラーをダウンロードしたら、いよいよインストールへ進みます。
インストーラーを起動
7-Zipをダウンロードすると、PCのフォルダに上画像のようなものが保存されています。こちらが、7-Zipのインストーラーとなります。まだ7-Zipのソフトをインストールしたわけではありません。こちらから7-Zipのインストールを行っていきます。
まずはこちらの7-Zipインストール用データをクリックしてください。すると、インストールへ移っていくことができます。
確認メッセージが表示されたら”はい”をクリック
7-Zipのインストーラーをクリックにより起動すると、本当に7-Zipをインストールするかどうかの確認がでますので、ここは「はい」をクリックしてください。
"install"ボタンをクリック
次に出現した「install」ボタンをクリックすることで、7-Zipのインストールを行なうことが出来ます。この時出現している「…」というボタンとは、インストール先の指定ボタンになります。
こちらをクリックすることで、インストールした7-Zipの保存場所を選択できます。好きなところを指定して、7-Zipをわかりやすいところに保存してあげてください。
最後に”Close"ボタンをクリックし完了
7-Zipのインストール中に表示されるグリーンカラーのバーとは、7-Zipインストールの経過を示すものです。こちらのグリーンバーがMAXになると、7-Zipのインストールが完了されます。
「Close」というボタンが表示されるので、それでインストールの完了を知ることもできます。そうしたら、こちらの「Close」をクリックしてください。これで無事に7-Zipがインストールされたので、7zなどの圧縮・解凍がPCで行えるようになりました。
7-Zipの基本的な使い方〜圧縮/解凍〜
7-Zipのインストールが完了したので、インストール時に選択した場所に、「7-Zip」と表記されたファイルが出現しました。こちらにインストールした7-Zipのアプリケーション、つまりソフトが入っています。
こちらを用いて、実際に7-Zipで圧縮・解凍をする方法について説明していきます。まずこちらのファイルをクリックしてください。
ファイルの関連付けをする
ファイルを開いたら、次に「7zFM」と書かれたアプリケーションをクリックし、起動させます。
アプリケーションを開くと、上に「ファイル」「編集」「表示」「お気に入り」「ツール」「ヘルプ」というタブが表示されます。
こちらのタブ一覧の中から、「ツール」と書かれているタブをクリックして、選択します。
こちらの画面は、ファイルマネージャになります。ファイルマネージャ画面上にある「ツール」をクリックすると「オプション」「ベンチマーク」が出ますので、今度はこちらの「オプション」をクリックしてください。
「システム」「7-Zip」「フォルダー」「外部ツール」「設定」「言語」とタブの並んだ画面が開かれます。
こちらを「システム」の状態のまま、下枠にある「7z」をクリックして選択。その後、「すべてのユーザー」の上方に表示されている「+」をクリックします。
すると、画面が切り替わり7zの横に「7-Zip」と表示されました。あとは「適用」と「OK」をクリックして、この画面を閉じます。クリックする順番は、「適用」→「OK」となります。
エラーが発生し操作を完了できない場合は、一度アプリを閉じてください。今度は「7zFM」を開く段階で、「7zFM」のアプリケーションを右クリックして、「管理者として実行」をクリック。こちらの方法でアプリケーションを開いてください。
あとは同様に、「ツール」を選択して、「オプション」からファイルの関連付けを実行して、「適用」→「OK」までを完了させます。
ファイルの解凍手順
「7-Zip」を使って圧縮されているファイルを解凍する方法ですが、まず開くのは「7-Zip」のアプリケーションではなく、解凍したいファイルの保存先です。
ファイルを開いたら、次に、解凍したいファイルを右クリックし、「圧縮」ではなく「7-Zip」を選択。その後、「ここに開く」をクリックして選択すれば、開いているファルダー内に解凍されたファイルが保存されます。
ファイルの圧縮手順
圧縮したいファイルがある場合、「7-Zip」のアプリケーションではなく、PC内にある圧縮したいファイルを右クリックします。この時に、「圧縮」「解凍」ではなく「7-Zip」という部分をクリックしてください。
ここまでのやり方は、解凍時と同じです。ファイルの圧縮・解凍は、圧縮・解凍したいファイルから操作し、「7-Zip」を選ぶと覚えておきます。
「圧縮」「圧縮してメール送信」などの項目が出ますが、ここは「圧縮」を選択して「OK」させます。
すると、データのあったフォルダーの場所に、圧縮されたファイルが新しく出現しています。これで、ファイルの圧縮は成功です。こちらを解凍する場合は、上の項目を確認してください。
圧縮したファイルの保存先を変更したり、圧縮したファイルの保存形式を変更することも可能です。保存先の変更等については、次の項目で解説します。
7-Zipで圧縮の設定をする方法
「7-Zip」では、ファイルの圧縮の設定を行なうこともできます。こちらの圧縮設定方法についても解説します。
圧縮の設定項目での操作
「7-Zip」におけるファイルの圧縮設定項目を開く方法ですが、まずは「7-Zip」を使って圧縮する時の方法と同様に、圧縮したいファイルを右クリックし、「7-Zip」→「圧縮」と選択していきます。
すると、圧縮設定の項目が開かれました。こちらで、圧縮したいファイルの圧縮設定をいじることができます。画面最上段の「圧縮先」から、圧縮したファイルの保存先を指定・変更することが可能です。
「アーカイブ形式」では、圧縮したファイルの形式を変更できます。7zとは大容量のファイル圧縮にも適した形式ですが、7zは「7-Zip」のような特定の圧縮・解凍ソフトがないと解凍できません。
もし圧縮したファイルを誰かに送るのであれば、その方が「7-Zip」をインストールしていない場合も考慮して、別の形式で圧縮するように変更することができます。
「圧縮レベル」とは、圧縮後に完成されるファイルの容量を設定する項目です。圧縮のレベルを上げると、圧縮にかかる時間が増えるので要注意。
「圧縮方式」「辞書サイズ」「ワードサイズ」から圧縮率を上げることもできますが、同様に時間が増えますので、ここも要注意。
「暗号化」とは、圧縮したファイルが重要なもので、送り先の相手以外には見られたくない場合に、ファイルの解凍にパスワードを要求させる方法です。
暗号化方式項目は「AES-256」にしておくと、暗号のレベルが強化されます。古いPCの場合開けない可能性もあるので、そこだけ注意してください。暗号化させたファイルの解凍者には、解凍用のパスワードも教える必要があります。
また、圧縮したいファイルが大きすぎる場合は、「分割ボリュームのサイズ」という項目から、ファイルを分割して圧縮するように設定することも可能です。
このように、「7-Zip」を使えばファイルの圧縮・解凍を様々な形式に則って行なうことが出来ます。
幅広い形式に対応しているソフトなので、普段からファイルの圧縮・解凍をする方はもちろん、そうでない方もダウンロード・インストールしておいて損はありません。