iPhone/iPadの画面回転を縦方向にロックする方法
iPhoneやiPadの画面が頻繁に回転してわずらわしい思いをしたことはありませんか?このような場合はコントロールセンターの設定で自動回転をオフにすることができます。iPhoneやiPadの画面を縦方向に固定する方法をご紹介します。
目次
- 1何故iPhone/iPadの画面は回転するのか
- ・ジャイロセンサーが要
- 2iPhone/iPadの画面回転を縦方向で固定する方法
- ・コントロールセンターから選択
- 3iPhone/iPadの機種別コントロールセンターの呼び出し方
- ・ホームボタンありの機種の場合
- ・ホームボタンなしの機種の場合
- ・iPadのバージョン確認
- 4iPhone/iPadの画面回転ロックを確認する方法
- ・通知で確認する
- 5iPhone/iPadの画面回転をロックできない場合の対処法
- ・正しく設定されているかを確認する
- ・アプリで固定されている場合も
- ・プリインストールされているアプリで試してみる
- ・再起動をかける
- ・合わせて読みたい!iPhoneに関する記事一覧
何故iPhone/iPadの画面は回転するのか
私たちの生活に必需品となったiPhone、iPadなどの携帯端末。場所を選ばず手軽に操作できることが最大の魅力で、特に複雑な操作が必要のないアプリの使用や、動画などのWEBサイトの閲覧には欠かせません。その特性上、寝転んだまま使うこともしばしば。
iPhoneやiPadを使っていると、何も操作していないのに画面が自動的に回転することはないでしょうか?これは故障ではなく、何かを感知して回転しているようですが、時にわずらわしく感じることがあります。
この記事ではiPhoneやiPadの画面を縦方向に固定する方法をご紹介しますが、はじめにどのような仕組みで画面が回転しているのかを簡単に解説しておきます。
ジャイロセンサーが要
iPhone、iPadなどのiOSデバイスを使った端末は、ジャイロセンサーという回路が組み込まれています。
ジャイロセンサーが検知するのは主に画面の角度。iPhoneやiPadでは一定以上画面(本体)が縦方向、あるいは横方向に傾いた時、より見やすいよう表示方法を切り替える、といった方法で使用されています。
確かに画面を固定して使う場合には便利ではあるのですが、手に持って使うことの多いiPhoneでは、特に必要ないのに画面が頻繁に回転し、使いづらさの方が先にたちます。
この場合は、iPhone、iPadのジャイロセンサーを一時的にオフにすることで、画面が自動的に回転しなくなり、縦方向に固定することができるようになります。
iPhone/iPadの画面回転を縦方向で固定する方法
ジャイロセンサーをオフにすると書くと複雑そうに見えますが、実際画面を縦方向で固定する方法はとても簡単です。
コントロールセンターから選択
iPhone、iPadのジャイロセンサーをオフにする=画面を回転させず縦方向で固定する方法はいくつかありますが、殆どのiPhone、iPadに共通する最も手軽な方法は、コントロールセンターを呼び出し、画面の回転をロック(固定)する方法です。
iPhone/iPadの機種別コントロールセンターの呼び出し方
iPhoneやiPadでどのようなアプリを使っていても、画面をスワイプ(指で画面をこする操作)することで基本的にでいつでもコントロールセンターを呼び出すことができます。
この時注意したいのが、iPhoneⅩ以降ではホームボタンあり、iPhone8以前ではホームボタンなしになっており、ホームボタンありとホームボタンなしのiPhoneでは、コントロールセンターの呼び出し操作が若干異なる点。
また、iPadではiOSのバージョンが12以降か11以前によって操作が変わります。以下、ホーム画面ありの機種とホーム画面なしの機種に分けて画面回転を固定する方法をご紹介します。
ホームボタンありの機種の場合
iPhone8以前のホームボタンありの機種、またはiOS11以前のiPadの場合、画面下の縁から上にスワイプすることでコントロールセンターを呼び出します。この時、画面と本体の境界あたりに指をかけるとやりやすいです。
コントロールセンターを呼び出したら、一覧の中から【鍵のマークのアイコン】を選びタップ(指で押すこと)します。黒地に白のアイコンが、白地に赤に変われば回転ロック機能がオンになり、画面が縦方向で固定されます。
ホームボタンなしの機種の場合
iPhoneⅩ以降のホームボタンなしの機種、またはiOS12以降のiPadの場合は、反対に画面右上から下に向けてスワイプします。この時も画面と本体の境界に指をかけると誤動作を防ぐことができます。
コントロールセンターを呼び出したら、一覧画面の真ん中左、【鍵のマークのアイコン】をタップします。黒地のアイコンが白地に変わったら、画面の回転がロックされ、縦方向で固定されます。
iPadのバージョン確認
結論としてホームボタンあり、ホームボタンなしのiPhoneや、iPadのバージョン関わらずとりあえず上下どちらかにスワイプすればコントロールセンターのレイアウト自体はほぼ変わらないので、画面を縦方向に固定表示することは可能です。
せっかくなのでiPadのバージョン確認方法もご紹介しておきます。
ホーム画面から【設定】を選んでタップします。
【設定】画面が開いたら、画面左上の【一般】をタップすると右側に一覧が表示されます。その中から、一番上の【情報】をタップします。
画面右側に表示された一覧の中段に【バージョン】という項目があり、ここでiPad手持ちのバージョン情報を確認できます。
iOSはシステム、アプリとも最新のバージョンに順次最適化されていくので、特別な理由がなければソフトウェアアップデートを自動化するか、手動でこまめにアップデートを行い、常に最新の状態を保っておくことをおすすめしておきます。
iPhone/iPadの画面回転ロックを確認する方法
もちろん実際にiPhoneを傾けてみれば、画面の回転が縦方向で固定されているかを判断することは可能です。ただ、機能として画面の回転が固定されているのかを一目で確認することもできます。
iPhoneの故障が疑われる場合、固定したはずなのに効果が見られない場合に確認することになるので、ぜひ覚えておいてください。
通知で確認する
iPhone/iPadの画面右上には、メインとなる機能のうち、どれがオンになっているかを一覧で表示してくれる【ステータスバー】があります。
このステータスバーに【鍵のマークのアイコン】が表示されていれば、機能的に画面の回転は縦方向に固定されていることになります。
iPhone/iPadの画面回転をロックできない場合の対処法
よくある質問で、iPhoneやiPadの画面回転を固定できないというものがあります。この問題は大きく分けて、仕様、設定、故障(一時的なエラーも含む)の3パターンにわけることができます。以下、画面の回転を固定できない場合の対処方法をご紹介します。
正しく設定されているかを確認する
まず一番最初に確認するのは、iPhoneの画面右上のステータス一覧で正しく画面固定機能がオンになっているかということです。iPhoneのバージョンアップや電源のオンオフ、または他のきっかけで画面の回転ロック機能が外れることがあります。
アプリで固定されている場合も
iPhoneでは前提として、アプリ側のレイアウト上の仕様で縦方向、または横方向にしか開けない場合があります。特にゲーム系のアプリに多く、プレイしやすいようソフト側で画面を意図的に固定しているので、iPhone側の画面固定機能より優先されています。
これは仕様であり、iPhoneに問題はありません。
プリインストールされているアプリで試してみる
この時点ではまだ故障かどうかは断定できないので、iPhone/iPadにプリインストールされているアプリで画面が固定されないかを試してみましょう。Safariでもよいですが、おすすめは電卓です。
再起動をかける
iPhoneのステータスバーで画面ロック機能がオンになっていることが確認できる状態で、電卓やSafariを起動しても画面が回転してしまう場合、一時的なシステムエラー、または故障が考えられます。
iPhoneのシステムエラーであれば復旧する可能性があるので、再起動を試します。
ホームボタンあり、ホームボタンなしのiPhoneの機種、またはiPadのバージョンに関わらず、サイドボタン、または上部ボタン(電源ボタン)とボリュームボタンの上下どちらかを長押しします。
スライダが表示されるので、ドラッグして電源を完全に切ります。しばらく待ってから電源ボタンを長押し(Appleアイコンが表示されるまで)すると、再起動がかかります。
この記事ではiPhone/iPadの画面の回転を縦方向に固定する方法を、ホームボタンあり、ホームボタンなしのiPhoneの機種やiPadのバージョン別に分けて解説し、画面が固定できない時の対処方法もご紹介してきました。
iPhoneやiPadには便利な機能がたくさん搭載されています。ぜひ使いこなしてみてください。