iPhoneの充電が遅い原因と対処法!速くする方法は?

iPhoneの充電が遅い原因には、まずバッテリーの劣化が考えられますが、それ以外にも様々な要因があります。iPhoneを使用する環境や設定によって充電速度が遅くなることもあります。この記事では、iPhoneの充電が遅い原因と対処法を詳しくお伝えします。

iPhoneの充電が遅い原因と対処法!速くする方法は?のイメージ

目次

  1. 1iPhoneの充電が遅い場合の目安
  2. 充電スピードの適切な時間
  3. 2iPhoneの充電が遅い原因〜利用状況〜
  4. 電池残量が80%以上
  5. 負荷のかかるアプリを起動している
  6. 温度環境が良くない
  7. パソコンのUSB接続で充電している
  8. iPhone XS/XS Maxは従来に比べて遅い
  9. 3iPhoneの充電が遅い原因〜不具合や故障〜
  10. 充電ケーブルの出力が弱い
  11. Lightningケーブルの損傷
  12. iPhoneのコネクタの汚れ
  13. アプリのバグでバッテリーに負荷をかけている
  14. iOSのバグでバッテリーに負荷をかけている
  15. iOSの不具合で見かけ上の%表示がおかしい
  16. Bluetoothの不具合
  17. ホームボタンの不具合
  18. 水没
  19. バッテリーの劣化
  20. 4iPhoneの充電が遅い時の対処法〜設定変更で速くする〜
  21. 充電中は電源を切る
  22. 機内モードにする
  23. 起動中のアプリを全て終了する
  24. アプリやiOSのアップデート
  25. 低電力モードにする
  26. ディスプレイの明るさを下げる
  27. 位置情報サービスをオフにする
  28. アプリのバックグラウンド更新をオフにする
  29. 再起動
  30. 初期化
  31. 5iPhoneの充電が遅い時の対処法〜充電環境を改善する〜
  32. 純正/新品の充電ケーブルを使う
  33. iPhoneのコネクタの清掃
  34. 温度環境を考慮する
  35. USB-C端子で充電する
  36. バッテリーを交換する
  37. 修理に出す
  38. 6iPhoneの充電が遅くなるのを防ぐ対策
  39. 満充電になったら充電器を外す
  40. こまめに充電しない
  41. 高温を避ける
  42. 合わせて読みたい!iPhoneに関する記事一覧

iPhoneの充電が遅い場合の目安

iPhoneに搭載されているバッテリーはリチウムイオン電池です。この電池は、長期利用や無理な環境での充電を行うことで、充電速度が遅くなることがあります。

この記事では、iPhoneで使用できる充電速度の速いUSB-C端子についてや、iPhoneの充電に適した環境などを詳しく解説します。また、充電速度が遅くなる理由などについても解説します。

充電スピードの適切な時間

iPhoneの充電速度は、充電方法によって異なります。まとめると以下のようになります。

充電方法 80% 100%
Lightningケーブルと5Wアダプタ 約2時間 約3時間
Ligntningケーブルと12Wアダプタ 約1時間 約2時間
USB-C端子Lightningケーブルと29Wアダプタ 約50分 約2時間

これらのケーブルやアダプタは、以下のように異なるモデルのApple製品によく使うものがほとんどで、それぞれ電圧などの性能が異なります。

USB-C端子とは?

USB-C端子とは、次世代のUSB規格として開発されたもので、2015年に発売されたMacBookで採用されたことで話題になりました。USB-C端子はパソコンだけでなくAndroidのスマートフォンでも続々と採用されています。

USB-C端子には従来のUSB端子と違って表裏の区別がなく、ストレスフリーに使用できるため今後ますます普及していくものと考えられます。

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iPhoneの充電が遅い原因〜利用状況〜

使用するケーブルやアダプタによって充電速度は異なりますが、iPhoneの利用状況によって速く充電できる場合と、充電速度が遅い場合があります。充電が遅い原因を、ケース別に詳しく解説します。

電池残量が80%以上

電池残量が80%以上

iPhoneのリチウムイオン電池は、電池残量が80%以上の状態だと充電速度が遅い仕様になっています。Appleでは、これをトリクル充電と呼んでいます。また、iPhoneの温度が一定以上になると80%以上の充電を制限するという仕様にもなっています。

負荷のかかるアプリを起動している

負荷のかかるアプリを使用しているときは、消費される電力が多くなるため結果的に充電が遅いと感じやすくなります。充電速度を速くしたい場合は、負荷のかかるアプリの使用をやめるのが効果的です。

温度環境が良くない

iPhoneが極端に熱かったり、冷たかったりする環境にあると、充電速度が遅い状態になる場合があります。iPhoneは0℃〜35℃の環境下でなら普通に動作しますが、最適な温度は16℃〜22℃とされています。

パソコンのUSB接続で充電している

パソコンのUSB接続での充電では、充電速度が遅くなる場合があります。パソコンからUSB接続するよりも、壁付けコンセントからの充電のほうが電圧が高くなり、充電速度は速いです。

iPhone XS/XS Maxは従来に比べて遅い

2018年9月12日に発売されたiPhone XS/XS Maxは、従来のiPhoneに比べて充電が遅いといわれています。iPhone XS/XS Maxに同梱の充電器を使用すると、満充電になるまで3時間かかるという報告もあります。

iPhoneの充電が遅い原因〜不具合や故障〜

iPhoneの充電速度が遅い原因には、本体に何かしらの不具合故障が生じているという可能性もあります。ここでは、iPhoneの充電速度が遅い理由を、不具合や故障のケース別に詳しく解説します。

充電ケーブルの出力が弱い

充電ケーブルの出力が弱いと、充電速度が遅い場合があります。充電ケーブルの速度が遅い原因として考えられるのは、純正品ではないケーブルを使用しているということが挙げられます。非純正品の使用では正常な動作が保証されません。

Lightningケーブルの損傷

損傷したLightningケーブルでの充電では、充電の速度が遅い場合があります。Lightningケーブルが損傷していると接触が悪くなったり、思わぬ事故につながったりする可能性もあります。

iPhoneのコネクタの汚れ

iPhone本体の充電コネクタに汚れがついていると、正常に充電されず、充電速度が遅い場合があります。明るい場所でiPhoneの充電コネクタをよく観察し、ほこりや汚れがついていたら、コネクタを損傷させないように注意して、汚れを取り除いてみて下さい。

アプリのバグでバッテリーに負荷をかけている

アプリにバグが生じていると、iPhoneが動作する際に余計な負荷がかかり、充電速度が遅い場合があります。アプリを再起動したり、最新のバージョンにアップデートすることで改善する場合があります。

iOSのバグでバッテリーに負荷をかけている

アプリのバグと同じように、iOSにバグが生じているとiPhoneの充電速度が遅くなる場合があります。OSやアプリを最新のバージョンにアップデートする方法は、このあと解説します。

iOSの不具合で見かけ上の%表示がおかしい

OSに不具合が生じると、iPhoneに表示されるパーセンテージにエラーが起こり、実際の電池容量と異なるものが表示されることがあります。これもOSのアップデートや、iPhoneの再起動で改善する場合があります。

Bluetoothの不具合

Bluetoothは、近距離にある様々な電子機器を電波で無線接続する機能のことです。この接続でエラーが起きると、例えばその場にない電子機器の電波を受信しようとするなどして余計な電池を消耗し、結果的に充電速度が遅くなることがあります。

ホームボタンの不具合

iPhoneのホームボタンに不具合があると、充電速度が遅くなることがあります。これも、ホームボタンに不具合が起きたことによって余計な電力を消費してしまうことが原因と考えられます。

水没

iPhoneが水没すると、iPhone本体に様々な不具合が起こります。充電速度が正常でないのも症状のひとつです。この場合、iPhoneの修理も視野に入れたほうがいいかもしれません。また、濡れている状態での充電は危険です。

バッテリーの劣化

設定内のバッテリーをタップ

iPhone本体のバッテリーが劣化していると充電速度が遅くなる可能性があります。iPhoneで「設定」アプリを開き、「バッテリー」までスクロールしてタップして下さい。

バッテリーの状態をタップ

次の画面に「バッテリーの状態」という項目がありますので、それをタップします。

バッテリーの劣化度が表示される

すると、次の画面でバッテリーの劣化度が表示されます。

iPhoneの充電が遅い時の対処法〜設定変更で速くする〜

iPhoneの充電を速くするためにできる対処法に、iPhoneの設定を見直すという方法があります。機内モードなど、すぐにできるものも多いので、充電速度が遅いと感じたら以下の対処法を実践してみて下さい。

充電中は電源を切る

iPhoneの電源を切ってから充電をするというのは、もっとも簡単な方法かもしれません。iPhoneの電源を切ってしまえば、当然ながら充電中に消費される余計な電力を抑えることができます。急を要するときなどにもおすすめの対処法です。

機内モードにする

機内モードにする

電源を切ることができなければ、機内モードにして充電をするのがおすすめです。設定、もしくはコントロールセンターから機内モードの設定ができます。機内モードに設定すると、消費電力が格段と少なくなります。

機内モードとは?

機内モードとは、携帯電話の電波が航空機器に干渉するのを防ぐモードで、航空機モードともいわれます。機内モードを設定すると、電波の送受信が停止します。機内モードで停止されるのは、4G通信、Wifi、Bluetoothなどです。

機内モードを設定すると、電話やネットが使用できないので注意して下さい。

起動中のアプリを全て終了する

スワイプで起動中のアプリを終了

ホームボタン搭載の機種は、ホームボタンを2回早押しで、ホームボタンのない機種は画面を下から上へスワイプで起動中のアプリを表示させます。そのまま使用しないアプリを下から上へスワイプし、アプリを終了させます。

アプリやiOSのアップデート

アプリのアップデート

前述したとおり、アプリやOSのバージョンをアップデートすると充電速度が速くなる可能性があります。アプリをアップデートするには、iPhoneのアプリストアを開き、右下のボタンから更新タブを開きます。ここからアップデートを行って下さい。

iOSのアップデート

OSのアップデートをするには、設定アプリから一般>ソフトウェア・アップデートと進み、インストールを行います。

低電力モードにする

設定からバッテリーへ進む

低電力モードは、iPhoneでメールの取得や「Hey Siri」など、全部で7つの機能を一時的に停止し、消費電力を抑えるモードです。設定>バッテリーの順に進みます。

省電力モードをオン

次の画面で、低電力モードをオンにします。バッテリーが20%以下になると、低電力モードをオンにするかどうかポップアップが出るので、そのタイミングで設定を行うこともできます。

ディスプレイの明るさを下げる

ディスプレイ調整画面

ディスプレイの明るさを下げることも、充電速度を速くするには効果的な対処法です。コントロールセンターから明るさの目盛りを下げることで設定できます。設定>一般>アクセシビリティ>ディスプレイ調整から「明るさの自動調節」を設定することもできます。

位置情報サービスをオフにする

プライバシー設定で位置情報をオフ

「位置情報サービス」がオンになっていると、常にGPSが作動する状態になります。設定>プライバシー>位置情報サービスと進み、オフにすることで充電速度が速くなります。これも効果的な対処法のひとつです。

アプリのバックグラウンド更新をオフにする

アプリのバックグラウンド更新をオフ

iPhoneに入っているアプリの最新版がリリースされると、そのアプリが自動的にバックグラウンドでアップデートされることがあります。設定>iTunes StoreとApp Storeで自動更新をオフにできます。

再起動

iPhone X以降のモデルでは本体のサイドボタンと片方の音量調節ボタンを長押しし、画面上の電源ボタンをスライドします。iPhone 8以前のモデルでは、サイドもしくは上部のボタンを長押しし、画面上の電源ボタンをスライドします。

再度電源を入れれば、再起動完了です。

初期化

これまでの対処法をすべて行っても改善が見られない場合は、本体を初期化し、出荷時の状態に戻すことで充電速度が速くなることがあります。設定>一般>リセットの順に操作して下さい。

iPhoneの充電が遅い時の対処法〜充電環境を改善する〜

ここまで、iPhoneの設定を確認することで充電速度を速くする方法をご紹介しました。次に、充電をするときの環境で見直すべきポイントを解説します。すぐにできることばかりなので、実践してみて下さい。

純正/新品の充電ケーブルを使う

充電する際に、充電器がAppleの純正品であり、かつ新品のものを使用するというのもひとつの対処法です。特に充電ケーブルは頻繁に端子の抜き差しをするもので、消耗品です。これを買い替えることで、充電スピードが上がる可能性があります。

純正品とは?

Apple製品で使用するアクセサリーの純正品とは、Appleが製造・販売している正規品のことを指します。厳密な純正品ではありませんが、Appleから製造・販売を許可された安全な製品もあります。

また、近年はAmazonにApple公式ストアがオープンするなど、純正品が手に入りやすい状況となっています。故障のリスクも考え、非純正品ではなく、安全性のある純正品を使用することをおすすめします。

iPhoneのコネクタの清掃

前述したように、iPhoneのコネクタに汚れがついていると充電速度に影響があります。自分で清掃する場合は、端子を傷つけないように注意してほこりを取り除きます。汚れが酷い場合はAppleストア店頭でのメンテナンスなども検討して下さい。

温度環境を考慮する

iPhoneは、16〜22℃の環境での充電が推奨されています。車の中などは温度が上がりやすく、バッテリーに損傷を与えることすらあります。また、布団や毛布の上など保温機能が高いものの上もおすすめできません。

USB-C端子で充電する

USB-C端子で急速充電をすることで、通常よりも速く充電することができます。iPhoneにはUSB-C端子が同梱されていないので、別売りのUSB-C端子Lightningケーブルと、ACアダプタを購入する必要があります。

バッテリーを交換する

根本的な解決方法として、バッテリー交換をするという方法もあります。バッテリー交換をする際は、場合によって料金がかかったり、iPhoneのデータが消えてしまったりすることがあるので、バックアップをしてから手続きして下さい。

修理に出す

充電時間が遅い原因が、バッテリー以外の部分にある可能性もあります。iPhoneを修理・点検に出すことで確実な改善が見込めます。Apple公式の修理の場合、本当に修理が必要かどうかのカウンセリングを修理実施前に行ってもらえます。

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iPhoneの充電が遅くなるのを防ぐ対策

iPhoneの充電速度が遅くなってしまう前に、その状態を防ぐ対策法が3つあります。普段から実践しやすいことばかりなので、こまめな対策をおすすめします。それぞれ詳しく解説します。

満充電になったら充電器を外す

iPhoneの充電が100%になったら、充電器を外すようにして下さい。満充電になってから充電器を取り外せば、余計な電力が本体に作用することを防ぎ、バッテリーの劣化を防ぐことにつながります。

こまめに充電しない

充電の減りが気になるからと言って、あまりに頻繁に充電を繰り返すのはバッテリーにとっていいこととはいえません。iPhoneが劣化するまでの充電回数には限りがあるので、なるべく充電回数を減らすことでバッテリーの耐用年数を温存することができます。

高温を避ける

iPhoneの充電をするときは、35℃以上の環境にならないようにして下さい。iPhoneに最適の温度は16〜22℃です。高温の場所で充電をするとバッテリーが劣化し、充電速度が遅くなる場合があります。

まとめ

ここまで、充電速度が遅いときの対処法などを解説しました。機内モードに設定したり、純正のUSB-C端子を使用するなど気軽にできることも多いので、できることから実践してみて下さい。

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この記事のライター
mio
静岡県在住。映画・音楽が大好きなアラサー。今年の目標は「筋トレでダイエットするぞ!」