2019年05月09日更新
Googleが自動車アプリ「Android Auto」のアップデートでダークテーマにインターフェースを変更
Googleが自動車アプリである「Android Auto」のアップデートを行い、ダークテーマが採用されました。だダークテーマを採用したことにより利用しやすくなったGoogleのAndroid Autoは、アップデートによりさらに便利になっていますよ。
目次
GoogleがAndroid Autoのアップデートを発表
Googleは5月6日(アメリカ現地時間)に、自動車アプリである「Android Auto」のアップデートを発表した。このアップデートによりユーザーインタフェースがかなり変化し、より利用しやすいものに改良されます。
運転時に便利な自動車アプリ
Android Autoは、運転時に利用するのに大変便利な自動車アプリです。
Googleによって開発されたカーナビゲーション用アプリで、以前はこのシステムに対応した自動車やカーオーディオ、カーナビゲーションと、Android5.0以上を搭載したスマートフォン双方が必要でした。
2016年11月からはAndroid5.0以上であればAndroidスマートフォン単体でも利用可能になっており、より利用しやすい自動車アプリへと変化してきています。
アップデート後のAndroid Autoの特徴
今回Googleが行ったAndroid Autoのアップデートでは、主にインターフェース周辺のものが中心となっています。
インターフェースを”ダークテーマ”に変更
Android Autoは、対応している車種であればAndroidスマートフォンを接続することで車のダッシュボード画面に表示することが可能です。
基本的に、車のダッシュボードというのは黒を中心とした暗めの色に彩られていることが多いですよね。それに対して画面が明るいというのは見づらいことが多いです。
そのため、ダッシュボードの色に合わせるべく、アプリの画面も暗めの「ダークテーマ」に変更されました。
夜間に利用していても画面がまぶしくないため目に優しい、そのうえ有機ELでは消費電力の削減も期待できるということもあり、最近はダークテーマが注目されてきています。
Googleの他のアプリでもダークテーマを採用できるよう準備が進められています。
Android Autoの場合はダッシュボードとの調和の意味合いもありますが、目への優しさという点でも評価が高いのがこのダークテーマです。
また、ダークテーマの画面でも見やすいよう、ボタンなどはカラフルなデザインになり、表示されているフォントもダークテーマに合わせて読みやすいものに変更されています。
ダッシュボードの画面で表示する場合は拡大されるようにもなっていますので、視覚的な部分がかなり改善されました。
ナビ画面とほかのアプリの操作ツールの共存が可能に
Android Autoは、カーナビゲーションとして利用している間、ほかのアプリケーションを利用していると画面の切り替えが必要で、操作ツールの共存ができませんでした。
今回のAndroid Autoのアップデートでは、ナビ画面上に現在再生中のメディアアプリ(Android Autoに対応している「Spotify」など)の操作バーを表示することもできるようになり、操作ツールの共存が可能になります。
操作ツールの共存ができることにより、メインであるマップを起動したまま他アプリのコントロールが可能ですので、インターフェース上の使い勝手もよくなりました。
”新しい通知センター”の表示
また、新しい通知センターでは、着信やメッセージ、アラートの表示が見やすくなりました。
新しい通知センターには最近のメッセージや着信が表示されており、車を停車した際など、都合のいいときに確認できますし、簡単にアクセスできるようにもなっています。
この新しい通知センターに関しては、「あなたにとって便利で安全なタイミングで、着信やメッセージを確認し、返信できる」としているとのことです。
なお、現在これらの機能はまだリリースされていません。今夏の後半ごろがリリース予定になっています。
Android Auto自体は、別のカーナビゲーションアプリなどを利用している人、もともと搭載されているカーナビゲーションを利用している人が多いことなどから、日本ではあまり普及しているという感じはあまりありません。
それでも、日常的に車を利用する人も多いでしょう。そういった中でAndroid Autoを利用している人には、より使いやすくなるのではないでしょうか。