Facebook共同創設者が「フェイスブックは解体されるべき」と提言！

Facebookの共同創設者であるクリス・ヒューズ氏は、現在のFacebookについて解体すべきだとの提言を米New York Timesへの寄稿で公表していることがわかりました。

Facebookの共同創設者であるクリス・ヒューズ氏は、現在のFacebookについて組織として巨大になりすぎている点を問題視し、Facebookの解体し、分割についての提言を行ったものと考えられます。

クリス・ヒューズ氏はマーク・ザッカーバーグ氏らとともにハーバード大学の寮でともにFacebook（フェイスブック）の設立を行った共同創設者です

クリス・ヒューズ氏はマーク・ザッカーバーグ氏らとともに、Facebook（フェイスブック）を設立した後、クリス・ヒューズ氏は2007年にFacebook（フェイスブック）を退社しています。

クリス・ヒューズ氏が所有していた持ち株についても2012年に清算したうえで、それ以降はFacebook（フェイスブック）から距離を置いている人物となります。

マーク・ザッカーバーグ氏とはアメリカ合衆国のプログラマーあり、実業家として知られています。

クリス・ヒューズ氏らとともにFacebook（フェイスブック）の共同創業者であり、現在でもFacebookの会長兼CEOとしてFacebookの第一人者であり、顕著な活動を行っています。

クリス・ヒューズ氏は、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（ＣＥＯ）が学生時代に始めたフェイスブックを営利企業として成功させるのに大きく貢献した人物です。

クリス・ヒューズ氏は、現在のザッカーバーグ氏について、「抑制のない権力」をもち、その影響力は「民間セクターあるいは政府機関の誰よりも」大きくなったことに警鐘を鳴らしています。

この事からも、Facebookは解体し、規制当局がフェイスブックを分割させるべき時期が来たと主張しているのです。

さらに、クリス・ヒューズ氏は、「マークは善良で思いやりのある人間だが、Facebookの成長を重視するあまり、安全性やクリックに対する礼儀を犠牲にしていることに、私は腹を立てている」と記者に打ち明けています。

その上で、クリス・ヒューズ氏は、「ニュースフィードのアルゴリズムが我々の考え方を変え、選挙に影響を及ぼし、国家主義のリーダーを増長させる可能性を、私自身や立ち上げのフェイスブックチームがもっと考えるべきであったと悔やんでいる」と述べました。

Facebookなどのインターネット大手に対しては、現在、起業家やＩＴ企業の経営者の中から、規制当局による規制強化を求める声が強まっています。

Facebookは、設立から大きく成長を遂げ、世界のソーシャルネットワーク収入の推定８０％を支配する企業へと変化しました。その原動力は、マーク・ザッカーバーグ氏の競争心と独占欲にあったとクリス・ヒューズ氏は分析しています。

Facebookが「強大な独占企業」になった今、同社が買収したインスタグラムやワッツアップは強制的に解体し、分割させるべきだとクリス・ヒューズ氏は主張を強めています。

米政府に対しては、ＩＴ企業の規制当局の軸となる管理当局を創設すべきだと提言を行いました。

こういった規制当局の動きに対し、マーク・ザッカーバーグ氏自身はある程度の規制を受け入れる意向を示していたとされています。

このことに対し、クリス・ヒューズ氏の見解は、Facebookが規制受け入れの姿勢を示した目的は、反トラスト法違反に問われる事態を避ける為だと主張しています。

こうした主張についてフェイスブックの広報担当副社長ニック・クレッグ氏は、「成功には説明責任が伴う」「だが成功を収めた米国企業の解体を呼びかけることによって、説明責任を強制することはできない」との声明を発表しました。