「Weibo」と「WeChat」の違いは?使い分け方も解説!
「Weibo」と「WeChat」とは、どのような違いがあるか比較をしていきます。WeiboとWeChatのそれぞれの特徴、利用できるサービスや機能、無料であるか?など比較をしてまいります。WeiboとWeChatの使い分け方法も紹介していきます。
目次
- 1「Weibo」と「WeChat」を比較すると見えてくる違いとは
- ・どちらも中国発のSNSアプリ
- ・「Weibo」の特徴
- ・「WeChat」の特徴
- 2「Weibo」と「WeChat」の効果的に使い分ける方法
- ・公式情報の発信向け
- ・サービスの告知/ファン獲得に向け
- 3「Weibo」の便利な機能
- ・フォロワー分析
- ・コンテンツ分析
- ・エンゲージメント分析
- ・業界分析
- 4「WeChat」の便利な機能
- ・お年玉送金
- ・シェイク機能
- ・多数のスタンプが無料
- 5「Weibo」と「WeChat」の料金
- ・基本料金はどちらも無料
- ・有料の運用サービス有り
- 6「Weibo」と「WeChat」の日本での実践例
- ・ZOZOTOWNが活用
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!Weibo|WeChatに関する記事一覧
「Weibo」と「WeChat」を比較すると見えてくる違いとは
「Weibo」と「WeChat」とは、どのようなアプリであるかを比較しながら本日は紹介をしていきたいと思います。「Weibo」と「WeChat」を比較すると、それぞれの特徴や機能がはっきりと分る為、どういったサービス・アプリなのか理解しやすくなります。
そこで、WeiboとWeChatの比較を行って見えてくる、共通点や相違点(違い)を探っていきたいと思います。それぞれのサービス・アプリの特徴を見極めていくことで、違いを把握することができますので、WeiboとWeChatについて紹介していきます。
それでは、WeiboとWeChatの比較をしながらサービス・アプリの紹介をさせていただきます。
どちらも中国発のSNSアプリ
実は、WeiboとWeChatはどちらも「中国発のSNSアプリ」です。中国ではWeiboとWeChatは最強のSNSサービスとも言われており、町や電車の中で使っている人を見かけない日はありません。
WeiboとWeChatは、中国では大変人気のSNSアプリとなっています。日本でも、中国の観光客が街中で使っているのを目にすることも最近多くなってきました。
それでは、この中国初のSNSアプリ・サービスのWeiboとWeChatを比較をしながら紹介をしていきたいと思います。
「Weibo」の特徴
それでは、WeiboとWeChatを比較する前に「Weibo」の特徴を紹介していきたいと思います。Weiboとは、どのようなSNSアプリなのでしょうか。詳しく説明をさせていただきます。
ミニブログ
Weiboとは、SINA(新浪/シナ)という中国の会社が運営するSNSアプリとなっており、中国の国民からは「ミニブログサイト」とも呼ばれております。このWeiboのミニブログサイトの登録数は約5.6億と巨大な規模で、最大級のものとなっています。
TwitterやFacebookと似ている
さらに、Weiboとは「TwitterやFacebookと似ている」という特徴があります。Twitterと同様で140文字でつぶやくという形でスタートしていました。
「WeChat」の特徴
WeChatとは、中国で生まれた中国最大のコミュニケーションツールです。WeChatは、中国を中心とした中華圏で使われていますが、最近では世界で使われるようになっており、人気のコミュニケーションアプリとなっております。
WeChatの運営会社は「大手IT企業テンセント(中国語:騰訊)」が製作しており、中国版WeChatは「Tencent Holdings Limited」が提供会社となっています。
チャットツール
WeChatとは「チャットツール」となっております。チャットでメッセージのやり取りができて、グループチャットの設定もあり、写真やスタンプの送信・受信をすることもできますので、多機能でSNSアプリとしては人気が集中しております。
LINEと似ている
WeChatとは、あの「LINE」と似ていると一部で話題になっています。WeChatは「中国版LINE」とも呼ばれており、無料で使うことができます。機能や利用できるサービスもLINEと同様のものがあり、LINEを知っている人なら、すぐに操作に慣れるでしょう。
音声、ビデオ通話が可能で、モーメンツという機能があり、これはLINEでいうタイムラインと同様の機能で、近況や告知などアップロードすることもできます。友達検索をする場合に、QRコードやIDで検索ができるのもLINEと機能が似ています。
「Weibo」と「WeChat」の効果的に使い分ける方法
WeiboとWeChatとは、効果的に使い分ける方法があるのです。そのWeiboとWeChatを使い分ける方法を紹介していきたいと思います。それぞれ、SNSアプリは、サービスや特徴と機能が異なりますので、使い分けることが可能です。
このWeiboとWeChatを使い分けることで、中国マーケティングをより効果的に高めることができるでしょう。
公式情報の発信向け
この2つのSNSアプリの使い分けとして、「公式情報の発信向け」として使っていくべきものがあります。公式情報を取り扱いを主に行っている会社は、注目してください。
「Weibo」
公式情報の発信向けのSNSアプリは「Weibo」となっております。その理由を紹介していきたいと思います。
理由
Weiboは、TwitterやFacebookの公式アカウントから情報を発信するような操作で、Weiboでも、不特定多数のユーザーに自社の公式情報を広く発信できる理由があるからです。
Weiboは情報の拡散に優れていますので、自社のブランドイメージを拡大することが実現しやすいです。
サービスの告知/ファン獲得に向け
つづいての使い分けをしていく目的としては「サービスの告知/ファン獲得に向け」があります。サービスの告知などファン獲得に向けに、情報を発信していく場合は、使い分ける必要があります。
「WeChat」
サービスの告知などファン獲得に向けて、情報を拡大していきたいと思うのであれば「WeChat」を使うべきです。なぜ、WeChatで使い分けるべきなのかを説明をさせていただきます。
理由
WeChatは、広く情報発信を拡大していくという目的よりも、既に認知されているサービスの告知や、ファン・既存のユーザーを集めることに向いております。
また、あのLINEと同様に、ユーザーと直接一対一でチャット画面を通じて、コミュニケーションができるため、一人一人に親密なメッセージを発信することも可能です。特定のファンを集めたいという目的の場合は、WeChatを使うべきです。
このように、WeiboとWeChatは比較をすると使用目的に違いがあります。これまで、紹介した使い分けをするべきことを頭に入れて、それぞれのSNSアプリのサービスを使っていくことをしてください。
「Weibo」の便利な機能
それでは、Weiboの主な便利な機能について紹介していきたいと思います。Weiboの特徴である機能を知れば、どのように使っていくことが効率的なのか、便利なのか?がはっきりと理解をすることができるはずです。
フォロワー分析
自社アカウントのデータを分析することができるという機能があります。その中には「フォロワー分析」を行うことも可能です。フォロワーが減っているか?増加しているかが一目瞭然です。地域や性別、アカウント属性なども知ることが可能です。
コンテンツ分析
また、Weiboには「コンテンツ分析」という便利な機能があります。Weiboで、毎日投稿しているコンテンツの成果をデータとして確認をすることが可能です。
コンテンツに対してユーザーからどのような反応がどれほどあったかを確認することができます。インプレッション数、エンゲージメント数を確認することができるため、どのコンテンツに需要があるのか?を見極めることができます。
エンゲージメント分析
Weiboの特徴的な機能である「エンゲージメント分析」を紹介します。この機能は、自社のアカウントのエンゲージメントはどれほどあるのか?さらに、投稿した種類のものによって、どのようなエンゲージメントがあるのかなどを確認できます。
業界分析
最後に紹介をする。Weiboの便利な機能は「業界分析」です。競合アカウントのフォロワーやエンゲージメントを確認して比較をすることで、自社アカウントをより分析することができます。
「WeChat」の便利な機能
つづいては、WeChatの便利な機能について紹介をしていきたいと思います。覚えておくべき、WeChatの特徴的な機能を確認をしておくようにしてください。
お年玉送金
WeChatには「お年玉を贈る」という機能があります。中国ではWeChatを使用してお年玉を贈るという文化・スタイルがあるのです。この「お年玉送金」を使って、個人でもグループチャットでもお年玉を贈ることができます。
シェイク機能
シェイク機能とは、スマートフォン本体をシェイクしていきます。丁度同じタイミングでシェイクした人とユーザー情報がお互いに送受信されるという面白い機能です。興味を持った相手であれば連絡を取り合うことが可能となります。
友達追加
WeChatの便利な機能の中に「友達追加機能」があります。WeChatで友達追加する方法は、「連絡先の追加」と「IDから追加する」と「QRコードから追加する」方法があります。
音楽検索
WeChatでは「音楽検索」があります。お店などで音がかかっている場合に、何の曲か気になることがあるでしょう。そういった場合に何の音楽なのか曲名を教えてくれます。
テレビ等と連動
WeChatには「テレビ等と連動」するという驚きの機能があります。
この機能は、テレビ番組をあらかじめ予約しておくと、時間が近付けば通知で知らせてくれます。さらにスマホをシェイクすると番組に参加することができます。また、CM中にスマホを振ればその商品の詳細情報を見ることもできます。
多数のスタンプが無料
LINEは、有料のスタンプが多い傾向がありますが、WeChatは無料で使えるスタンプが豊富で楽しく使えます。標準でも選びきれないほど無料のスタンプが並んでおります。
「Weibo」と「WeChat」の料金
ここまで、さまざまなWeiboとWeChatの違いを比較をしてきましたが、料金にも違いがあるのかを説明をさせていただきます。
基本料金はどちらも無料
WeiboとWeChatの料金の違いは多少あるものの基本的に「どちらも無料」となっています。無料会員というものがありますので、料金は登録しただけでは発生しません。
有料の運用サービス有り
WeiboとWeChatは、どちらも有料コンテンツがあります。有料会員になるとユーザーがフォローする人数が上限の2,000人を超えたり、微博プラットフォームの各推薦表示リストの中で優先的に推薦されるなどの運用サービスがあります。
「Weibo」と「WeChat」の日本での実践例
WeiboとWeChatは、日本国内でどのように実践されているのかを紹介をしていきたいと思います。
ZOZOTOWNが活用
なんと、ZOZO前澤社長が中国のSNS「Weibo」、あるいは「WeChat」における運用アシスタントを募集していたのです。ZOZO前澤社長が、Weiboなど中国のSNSを始める理由は大きく2つありますので紹介させていただきます。
中国での認知度アップ
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を「中国での認知度アップ」に繋げるためにWeiboとWeChatを活用し始めました。
インターネット規制に縛られない
中国では、Facebook、Twitter、Instagram、Googleなどが使用できません。ですから「インターネット規制に縛られない」ようにするために、中国のSNSである。WeiboとWeChatを活用して、中国市場への再進出を考えて行こうとしていたのです。
まとめ
以上が、「Weibo」と「WeChat」の違いは?使い分け方も解説!の記事でした。WeiboとWeChatは、それぞれ違いがあります。使用目的や機能を考えてから、どちらが自社・自分に合っているのかを見極める必要があります。
WeiboとWeChatは、中国のSNSアプリで日本では、知名度は低いですがLINEと同じように、当たり前のように使うことが起こりうることも考えられますので、この記事を参考にして、WeiboとWeChatの特徴や機能を知っておいてください。