「ヤフオク!」のトラブル回避方法!解決法も解説!
ヤフオクは、ネットオークションのサービスとして有名なもの。しかし個人でのやり取りが多いため、トラブルが起きることも多々あります。今回の記事では、ヤフオクのトラブル回避方法を紹介します。解決策や注意点となるポイントをしっかりと押さえて、トラブルを回避しましょう。
目次
「ヤフオク!」のトラブルとは?
皆さんはオークションやフリーマーケットの経験はありますか?オークションもフリーマーケットも、今ではアプリやネット上でおこなえる時代です。そんなサービスのひとつとして有名なのは、”ヤフオク”です。
ヤフオクはYahoo IDさえ持っていれば、出品や落札どちらもおこなえるサービス。しかしやはり、個人での取引となることが多いため”トラブル”が起きることも多々あります。
この記事では、ヤフオクにおけるトラブルの回避方法や対策を紹介していきます。トラブルの事例なども紹介しながらお伝えしますので、ヤフオク利用者は要チェックです。
出品/落札時の両方でトラブルが起きることがある
ヤフオクに限らず、フリマアプリなどにも言えることですが”出品・落札”どちらでもトラブルが起きる事はあります。どちらの方がトラブルが多い、といったことはありません。
そのため、出品者も落札者も事前の対策は必須なのです。ヤフオクにも一応詐欺に遭った時の補償などはあるのですが、条件が中々シビアなので泣き寝入りしてしまうユーザーも非常に多いです。
そのようなことがないよう、この記事で紹介する事前対策や注意点などをしっかりと押さえておきましょう。下記で、トラブル回避方法を詳しくお伝えしていきます。
「ヤフオク!」のトラブル回避方法~写真~
ヤフオクにおけるトラブル回避の事前対策としては、まず”写真の登録”を徹底して頂きたいです。出品者の方が事前におこなう対策となりますが、写真の登録をしっかりとしておくだけで大分変ります。
ヤフオクでは、商品の写真を10枚まで登録することができます。やはり入札者は、商品の写真を見て入札するか否かの判断をします。そのため、写真登録は非常に重要なポイントとなるのです。
トラブルを回避するための事前対策としても徹底してほしいポイントとなるので、下記で詳細を確認していきましょう。
商品写真の注意点
商品写真の注意点としては、”誤魔化すようなことはしない”こと。また、商品の状態を”分かりやすく”映すことが重要となります。下記で詳細を見ていきましょう
10枚の写真の役割をはっきりさせる
注意点、また事前対策として”写真の役割”をしっかりと決めましょう。登録する写真は10枚までと制限があります。その10枚の中で、商品の全貌を確認できるように登録するのがベストです。
同じアングルからの写真があったって参考にはなりません。商品の全体、少しアップで見たもの、正面、横…と、商品の状態を確認できるようしっかりと役割をはっきりさせることが大切です。
また、商品に傷やシミなどがある場合はそれをしっかりと映してみせることも大切です。入札者が判断しやすい写真の登録を心掛けましょう。
写真は4:3の比率にする
ヤフオクに登録する写真は、4:3程度の比率にするのが好ましいです。実際に登録した時、縦長で撮影してしまうとヤフオクで確認する時、写真が小さくなってしまうのです。
ヤフオクで確認しやすい写真のサイズは4:3であることを覚えておきましょう。写真アプリでは、事前に撮影の比率を定めることができます。ヤフオク登録用の写真で事前に設定しておくと良いでしょう。
色合いが異なる場合は商品説明文で補足する
ヤフオクで登録する写真の色合いが異なる場合は、必ず説明文でそのことを伝えましょう。やはり写真撮影をおこなうと、実際の見え方と写真の色味が異なってしまうことがあります。
商品が見やすいよう明暗調整をおこなったら、色味が変わってしまった…ということもあります。しかし、スマホのカメラだとどうしても色味が異なってしまうことはあります。
その場合は、そのことを必ず商品説明文に加えましょう。色味の違いはクレームが気安く、事例も多いです。また、加工アプリで故意に色味を変化させることも絶対にやめてください。トラブルの元となります。
「ヤフオク!」のトラブル回避方法~出品時~
上記では、ヤフオクの写真登録に関する注意点を紹介しました。出品者となる場合は、上記はしっかりとおさえておきたいポイントとなります。しかし、出品時には他にも心掛けたいことはたくさんあります。
この項目では、出品時に心掛けたいその他の対策を紹介していきたいと思います。事前に確認することで、トラブルの回避率はぐんと上がるでしょう。
出品時の対策
出品時でできるその他対策としては、発送方法や事前の説明欄への表記などがあげられます。出品者がよく遭遇するトラブルは、やはりクレームです。
クレームが来る理由は、やはり”事前説明がなかった”からなのです。そういったトラブルを回避できるよう、下記の事前対策はしっかりとおこなっておきましょう。
発送方法を指定しておく
出品者ができる事前対策として、”発送方法の指定”が挙げられます。トラブルのひとつとして、発送方法で揉めてしまうといったことも事例として挙げられます。
そのため、そういったトラブルを避けるために”発送方法は事前に指定”しておきましょう。商品説明の箇所に、指定した発送方法以外は対応していないことをしっかりと明記しておきましょう。
また、上記に加えて梱包方法についても事前に明記しておくことをお勧めします。梱包方法、発送方法、サイズについての要望には非対応と明記。それでもしつこく落札者側が指示してくる時は、落札者都合によるキャンセルをおこなっても良いでしょう。
Yahooかんたん決済/取引ナビを利用する
出品者が事前にできる対策としては、”支払い方法はYahoo!かんたん決済のみ”に指定すること。また、取引ナビをしっかりと利用することです。稀に銀行振込などの支払い方法を要求してくる方もいらっしゃいます。
相手の良い評価の数次第では応じても良いかもしれませんが、トラブルを徹底回避したいのであればYahoo!かんたん決済以外の支払い方法には応じない方がトラブルの遭遇率はぐんと減ります。
こちらも上記同様、商品説明欄にしっかりと明記しておきましょう。
取引連絡/評価について事前に明記する
取引に関する連絡、また評価についても事前に明記しておきましょう。取引に関しては、取引ナビ以外での連絡はおこなわないこと(電話等は対応しない)。また、落札後の必ず落札者側から連絡をすることを指定してください。
落札後は基本、落札者側からメッセージを送るのが一般的です。もし落札後、1日以内に連絡がなかった場合は落札者都合でキャンセルをすることを、事前に説明の箇所に書きましょう。
また、評価についても事前に「相手からの評価がなかった場合、こちらも評価しない。相手からの評価の後こちらも評価する」ことを伝えておきましょう。ヤフオクにとって、評価は大切なポイントです。たまに評価をしない方もいるので、事前に伝えましょう。
領収書対応/値引き交渉について明記する
領収書と値引き交渉に関しても明記をしておきましょう。領収書は明記しておかない限りは、要求されたら送らなければなりません。
義務ではないと言われているものの、中には仕事で商品を使うといった落札者も居るので明記していないのなら領収書を付けるのが一般的であり、相手にとっても親切です。ただし付けたくないのであれば、事前に明記しておきましょう。
また、値引き交渉に関しては一切お断りすることを明記しましょう。稀にヤフオクをフリマアプリのようにして利用している方もいます。事前に値引きには応じないことを伝えましょう。
「ヤフオク!」のトラブル回避方法~落札時~
上記では、出品者側のトラブル回避方法・事前対策を紹介しました。写真と商品説明への明記は必須。決済や写真、領収書などちょっとした点の明記をおこなうことで、トラブルはぐんと減ることを覚えておきましょう。
続いては、落札者側のトラブル回避方法を紹介していきます。落札者側も、詐欺に遭ったり偽物が届いたりと、何かとトラブル事例が多く見受けられます。
トラブル対策を下記で確認し、注意点としてもチェックしておくことをおすすめします。
落札時のトラブル対策
落札者側のトラブルとしては、やはり商品違いや説明になかったような破損がある。また、元々詐欺目的で働いていた出品者の登録情報がすべて虚偽のものだった…といった点が挙げられます。
落札者側のトラブルは質の悪いものが多く、特に詐欺目的で働いている悪質な出品者もかなり多いので回避方法は要チェックです。
商品の説明にない破損/瑕疵
商品にない破損、瑕疵がある場合があります。落札者側のトラブルで非常に多く見受けられるトラブルです。こちらを回避する対策としては、やはり説明欄をしっかりと見る事が大切です。
傷を故意に隠す出品者は、説明欄の記入も内容が薄いことがあります。ヤフオクではこういったトラブルは余程の事がない限り、”当人達で解決してください”というスタンスです。
商品欄の記入がやけに薄くないか、また出品者の評価で以前に「傷があった」といったコメントはなかったか、それらを確認してください。
商品が偽物
次に商品が偽物だったというトラブルの場合です。商品が偽物だった場合は、ヤフオクの方で補償があるのでそこから申請すれば解決はできますが、そもそもこういったトラブルには装具したくないですよね。
こちらも回避方法としては、”評価をしっかりと見る”ことが大切かと思います。過去にそういったトラブルがないか確認しましょう。また、極端に評価が少ない人からの購入も控えた方が良いでしょう。
特に高額商品の取引は慎重におこないたいところです。
住所/電話番号が非公開や虚偽
詐欺目的で商品を出品するユーザーの場合、住所や電話番号が非公開だったり、虚偽のことがあります。非公開でも虚偽であることが多いので、非公開だった場合は少し身構えた方が良いかもしれません。
事例として、詐欺に遭ったのでヤフオク側から相手のユーザーアカウントを確認してもらったところ、住所などの情報が虚偽でヤフオク側から連絡がとれなかったという問題があります。
その場合、ヤフオクではそれ以上の対応をしてくれません。警察に被害届を出し、補償の申請をおこなうことを促されるでしょう。
匿名発送/匿名性を悪用した返品などの対応拒否
中には、匿名発送を利用した”返品対応拒否”をおこなう出品者もいます。商品が偽物だった、説明にあった商品と異なるという場合、落札者は出品者に対して返品・返金を求めることはできます。
しかしこれが匿名発送だった場合、匿名性を利用して返品の対応を拒否することがあります。この場合は、速やかにヤフオクのサポートに連絡しましょう。
原則として当人等の解決を推奨としていますが、サポートに問い合わせることでヤフオク側が対応してくれることはあります。参考にしてください。
「ヤフオク!」のトラブル回避方法~評価~
続いてはトラブルの元として挙げられるポイント、”評価”についてです。ヤフオクでは、評価は非常に重要な判断材料となります。出品者も落札者も、評価を見て取引をするか否かを判断するところはあるでしょう。
しかしこちらは悪くないのに、相手から悪い評価をつけられた!といったトラブルが起きることがあるのです。
落札前/落札後の評価のトラブル
評価トラブルは非常に多いです。例えば、落札者が一向に返信をくれない出品者にしびれを切らして悪い評価をつけた後キャンセルしたら、後々向こうから悪い評価を付けられ「落札者が対応前にキャンセルして困っている」等と書かれたりすることも。
あるいは、無事に取引が終わったのに一向に自分に対して評価をつけてくれない…といったいったこともあります。
新規落札者/低評価の落札者への入札の拒否
そういったトラブルを回避するには、事前に新規落札者や低評価落札者への入札拒否を明記しておく。また、落札者は評価を見てこれまで連絡が来なかったなどのトラブルを出品者が起こしていないかの確認をおこなってください。
特に取引完了前の評価トラブルは、自分の常識と相手の常識が異なる場合や、相手が多忙で少し連絡が遅れ気味だった、といったこともあります。落札者側は、連絡がこないと思ったら再度連絡をおこなうのがベストな対応です。
「ヤフオク!」のトラブル回避方法~その他~
上記では、ヤフオクでのトラブルを事例を紹介しながら紹介しました。注意点として覚えておきたいポイントがたくさんあったかと思います。
しかし、上記以外でもトラブルの事例は沢山あります。この項目では、その他のトラブル事例を紹介していきたいと思います。その他にはどんなトラブルの可能性が考えられるのか、確認しましょう。
その他のトラブル事例
その他のトラブル事例を確認していきましょう。下記で完結に、トラブル事例の流れを記載していきます。
落札後のキャンセル.配送方法の変更依頼
その他の事例としては、落札後にキャンセルを入れられたり配送方法の変更依頼でのトラブルが多いです。特に配送方法のトラブルは多く、事前に明記しておかないと後々文句を言われることもあります。
落札者側にとっても、勝手に保証のない発送方法で送られ、郵便事故に遭い商品が届かないといった事例が起きることも有ります。
商品説明/梱包のミス
商品説明ミスや梱包のミスがトラブルに繋がることも。特に出品者は商品が壊れないような梱包を心掛けましょう。事前対策として梱包方法を記載するなら、それに沿った梱包を心掛けてください。
値引き交渉
その他の事例として、値引き交渉がトラブルに発展することもあります。落札者の中には、ヤフオクをフリマアプリと勘違いしている方もいます。フリマ出品でなら応じても良いかもしれませんが、オークション形式で応じることはまずないでしょう。
しかし勘違いしている人だと、値引き交渉の対応されないのを理不尽と思うことがあるようです。そういった事のないよう、事前の明記がやはり大切です。
発送を急がされる
トラブル事例として、発送を急がれるといったことも時にあるようです。こちらの都合も考えてほしいと思うところですが、こちらについてもやはり事前に明記しておくのが必要かもしれません。
対応できる時間、また発送にかかる時間などを明記しておきましょう。
取引後の管轄外の要求
出品者は時折、取引後に管轄外の要求をされることもあります。基本取引が終わったら評価を付け合っておわりなのですが、落札者が謎の要求をしてきた場合は管轄外の要求には対応しないことを伝えて、きっぱりと取引を終わらせましょう。
付属機能の不備
付属機能の不備が発覚して、トラブルが起きることも。これは出品者、落札者双方気を付けたいことです。特に出品者は、商品の本体だけでなく付属機能の不備も確認しましょう。
落札者の場合は、付属機能が機能しない限り商品自体を使えないということであれば、速やかに連絡・対応を求めましょう。対応拒否をされた場合、条件次第ではサポートで補償がききます。
返品の要求
返品要求のトラブルも多いです。これについては、落札者と出品者双方気を付けたいポイントです。出品者からすれば、理不尽な理由で返品を要求されている!と思うこともあります。実際稀にいたずらで落札し、返品を求めるといった悪質な落札者もいます。
落札者側からすれば、問題がある商品は返品をしたい、返金を求めたいのが普通のこと。このトラブルを避けるにはやはり、出品者は事前明記が必須。
落札者側は返品要求の理由をしっかりと伝えることが大切です。出品者側に問題があった場合は、出品者はきちんとそのことを受け入れるべきでしょう。
入金詐欺
商品が届かない詐欺も気を付けたいポイントですが、出品者側の入金詐欺には気を付けましょう。とくに、かんたん決済に関しては注意したいポイント。事例としては、金券をかんたん決済で購入されたので番号を送る。
その後かんたん決済がキャンセルされ、相手のヤフオクIDも削除されてしまった…というようなトラブルが挙げられます。これは非常に怖いですよね、かんたん決済という決済方法を利用した悪質なトラブルです。
かんたん決済は、代金が振り込まれるまでにラグがあります。そのため、出品者は入金確認ができた後に発送することを説明欄に記載しておくことをおすすめします。
「ヤフオク!」のトラブルの解決法
その他の事例をお伝えしました。決済方法や発送によるトラブルは、今でも減りません。ヤフオクのサポートに連絡しても対応してもらえず、泣き寝入りする方も多くいらっしゃいます。
しかし場合によってはヤフオク側で解決しらもらえることもあるので、ユーザーはトラブルの解決法を事前に抑えておくべきでしょう。
主な解決法
主な解決法としては、商品が届かない場合・偽物だった場合・商品説明の記載が異なる場合です。出品者と落札者は、この解決法をもとにそれぞれ対策をとったり、解決策として手続きを取ることでトラブルが解消されるでしょう。
もちろん条件を満たさないと補償が適用されないといった注意点もありますが、そういった点も含めて確認しましょう。
商品が届かない場合
商品が届かない場合、まずは取引ナビの画面から”未着”の報告をします。Yahoo!Japanに報告するという選択項目が、支払ってから8日後に表示されます。ここから連絡をおこないましょう。
商品が偽造品だった場合
出品者がストアの場合、落札から30日以内にヤフオクで保証の申請をしてください。30日を過ぎると申請できなくなってしまうので、速やかに申請はおこないましょう。
個人の場合はまず、返品・返金対応を求めたり当人での解決がまず推奨されますが、詐欺目的の方がそれに応じる訳もありません。被害届を出したりと、少しストレスのかかる作業は行う羽目になるでしょう。
商品が商品説明の記載と異なる場合
こちらも原則としては、当人等での問題解決を推奨とされています。ヤフオクに連絡しても、ストアからの出品でない個人同士のやり取りだと対応してくれないことがほとんどです。具体的な解決策がないのがとても難しいところです。
まとめ
今回の記事では、ヤフオクのトラブル回避方法を紹介しました。メインとして紹介した事例や、その他の事例。さまざまなトラブルが、ヤフオクでは起こっています。ヤフオク利用者は注意点として覚えておかなければなりません。
今回紹介したトラブル以外でも、トラブルと言える問題は起こっているかもしれません。その他の事例だけでなく、さまざまなトラブルの可能性があることを覚えておくべきです。
回避するための対策はあるものの、解決策はあまりないのがヤフオクの現状です。利用する方は注意点として覚えておき、きちんと事前の対策をとっておきましょう。