Twitterはリプライを非表示にする新機能のテストを国内外で行っていましたが、その新機能を世界公式機能として提供することを発表しました。Twitterの迷惑なリプライを非表示にする機能が公式化は、ユーザー間の会話を健全に保つことを目的としています。
Twitterは自分のツイートへのリプライを選択し非表示にする新機能のテストをカナダや日本、アメリカで行っていましたが、米現地時間11月21日、その新機能を世界公式機能として提供することを発表しました。
ツイートのリプライを非表示にする機能は、会話の流れを悪くするような迷惑な返信ツイートを非表示にして、ユーザー間の会話が健全に保てるようにすることが目的です。この機能によってTwitterでの会話にどのような変化が生じるか把握するとしています。
Twitterにおいてリプライを非表示にすることで、自分だけでなく同じタイムラインを見ている他のユーザーに嫌な思いをさせることもなくなり、これまで以上に会話が楽しめるようになることを目的としています。
Twitterでは11月21日から、iOS、Android、Twitter Lite、twitter.comで提供していくとしています。
リプライを非表示したり解除したりする方法は、返信のツイート上に表示されるアイコンをタップすることで設定できます。非表示にする際に、そのアカウントをそのままブロックしたりミュートしたりすることも可能です。
これは、リプライを非表示にした相手についてはアカウントもブロックするかどうか検討することが多いというフィードバックが多かったため追加されたようです。ここでキャンセルすれば非表示だけ設定できます。
リプライを非表示にすると完全に表示されなくなるのではなく、非表示になった返信があることを示すアイコンが表示されます。非表示になった返信を確認する方法はアイコンをクリックすることで表示できます。
非表示を解除する方法は、このアイコンから解除することで可能となります。また返信されたユーザー以外でも、元のツイートに表示されるドロップダウンアイコンをタップすれば、非表示になったツイートを確認することができます。
Twitterでは2018年から「コンテンツの健全性を向上させる取り組み」を行っていて、「リプライ非表示機能」もその取り組みのひとつとしています。
2019年7月に導入されたカナダでのテストやその後の日本、アメリカでのテストにおいても、良い結果が確認できたと言います。そして今回の世界公式機能としての提供に至りました。
テストでは大抵のユーザーが無関係な返信や攻撃的、また意味のわからない返信を非表示に設定したと言い、会話を管理する目的にとても役立つ機能だとしています。
ただ、この機能を使うと「非表示になっているツイートがあるのを示すアイコン」がタイムライン上に表示されてしまいます。そのため返信を非表示にすることで相手に誤解を与えたり、困惑や不満を生んだりすることを懸念するユーザーも多いようです。
非表示にされたことに相手が気付いて、そのことで報復される恐れがあるとして非表示にしたくないというフィードバックもあったと言います。Twitterではこのような点については引き続き検証し今後も機能を調整していくとしています。