2019年11月15日更新
【Twitter】ねつ造(フェイク)メディアに警告ラベルなどで対策に!
Twitterはねつ造されたフェイクメディアへの対策としての警告ラベルを貼るなどの対応策に対する意見募集を開始しました。Twitterはねつ造(フェイク)メディアに対して警告ラベルを貼ったりツイート共有時に警告を出したりなどの対策を計画しています。
「Twitter」フェイクメディアに警告ラベルなどの対応案に意見を求める
Twitterは改ざんやねつ造された画像や動画などのフェイクメディアへの対応案としてポリシー策定に向けて意見募集を開始したことを発表しました。
Twitterは改ざんやねつ造されたフェイクメディアを使用して意図的に人々を欺こうとする投稿からユーザーを守るために新たなルールを制定しようとしています。
Twitterは改ざんやねつ造されたフェイクメディアについて、「人々に誤解を与える、もしくは本来の意味を変える目的で、大幅に変更された、あるいは作成された写真、音声、または動画」と定義しています。
問題となっている「ディープフェイク」とは、顔認識などの技術を使い顔と顔を入れ替える加工を動画や写真に行うことを指します。紹介したYoutubeはオバマ元大統領の有名なフェイク動画です。
例えば著名人の口の動きを加工して、発言していない言葉を発言したように見せたり、悪意を持って有名人の顔を全く関係ない別の写真に合成したりと主に混乱、誤解をさせるように操作したねつ造メディアのことを言います。
Twitterはこれらの合成または操作されたフェイクメディアに対する対応案に対して意見募集を開始していて、ハッシュタグ #TwitterPolicyFeedback でも意見を募集しています。
Twitterのねつ造(フェイク)メディアへの対応案
Twitterは手が加えられたりねつ造された写真や動画などの「合成または操作されたメディア」に対して以下のような対応案を発表しました。
- 合成または操作されたメディアを共有するツイートの横に「警告ラベル」を貼る
- 合成または操作されたメディアを含むツイートを共有もしくは「いいね」を押す前に警告を出す
- 合成または操作されたメディアに関する利用者の理解を深めるため、新聞記事やTwitterモーメントのリンクを追加する
- ツイートが誤解を招き、ユーザーの身体的安全を脅かすもの、あるいはその他の重大で深刻な損害をもたらす可能性がある場合は、それを削除する
これらの対応案に対する意見募集し、11月28日午前8時59分までフィードバックを受け付けています。アイデアのあるユーザーは、ハッシュタグ#TwitterPolicyFeedbackでツイートするか、オンラインアンケートに参加すると良いでしょう。
現時点ではTwitterがどのようにしてフェイクメディアを検出し検証するかどうかは不明とされていて、そうしたソリューションの開発に協力してくれる企業パートナーも募集中としています。
今後のスケジュールは、まずTwitterやアンケートで一般募集したフィードバックを検証しポリシーをTwitterルールに組み込む作業を行います。またフェイクメディアへの対策について執行チームでトレーニングを開始する予定です。
そしてポリシー施行の30日前までに追加の発表を行なう予定としています。