2019年06月02日更新
【Dropbox】有料プラン新機能の追加を発表!ストレージ容量の増加!
Dropboxの個人向け有料プランに新機能が追加されました。Dropboxの個人向けの有料プランである「Plus」と「Professional」はストレージ容量が1TBずつ増量し、スマートシンクや巻き戻し機能などの新機能が追加されます。
目次
Dropboxが有料プランのストレージ増量と新機能を発表
クラウドストレージサービス「Dropbox」が個人向け有料プランである「Plus」と「Professional」において、ストレージ容量の増加および新機能の追加を発表しました。
Plusプランの新機能追加に伴って料金の値上げも実施されています。Dropbox Plusプランが月額1,200円という料金を300円値上げして1,500円になります。年間契約の場合は従来月額1,000円だった料金が1,200円になります。
現在Plusプランを契約中の場合は、次期請求サイクルから新料金になるとのことです。なおProfessionalプランの料金に変更はありません。
ストレージ容量はそれぞれに1TBずつが追加され、「Plus」が2TB、「Professional」が3TBになります。ストレージ容量があればローカルに保管する余裕がないファイルをアップロードできるので、とても助かるでしょう。
さらに新機能として、これまでProfessionalでのみ提供されていたスマートシンクがPlusでも利用可能になりました。また、ある時点までDropboxの状態を一括で巻き戻せる「Dropbox Rewind(Dropbox巻き戻し機能)」も追加されました。
またProfessionalのみの機能ですが、画像(JPEG、PNG、BMP)とPDFを共有する際、そのファイルに名前と日付の透かし(ウォーターマーク)を入れられるようになります。
有料プランに追加された新機能がとても便利
「スマートシンク」は、Mac本体のストレージをほぼ消費することなくDropboxにアップロードされたファイルをローカルからすべて確認し、アクセスできるようにする機能です。
この同期モードは、実際にファイルにアクセスするまでローカルストレージの容量を消費しない点が特徴です。
他のストレージサービスにもあるフォルダの選択同期とは違い、WindowsのエクスプローラーやMacのFinderなどからでも、クラウドにあるすべてのファイルが(アクセスしていない状態でも)表示されます。
Plusにスマートシンクが追加されると、個人向け有料プランの中でもProfessionalを契約する意味がなくなると考えられるかもしれませんが、Professionalならではの便利機能が用意されています。
Plusに追加されたことでProfessionalでは、ローカル上でしばらくアクセスしていないファイルを自動的に削除する機能が追加され、Mac/PCの容量を自動的に節約することになります。
ファイルはもちろんクラウド上には残っているので、アクセスすれば再度ダウンロードが行われます。これはPlusユーザーには提供されません。
Dropbox Rewind(Dropbox巻き戻し機能)も追加
追加された新機能「Dropbox Rewind(Dropbox巻き戻し機能)」もとても便利です。これまでもファイルごとに個別に削除や変更を取り消すオプションはありましたが、Dropbox Rewindはこれを一括で行うことが可能です。
うっかりフォルダ全体を削除してしまったり、ランサムウェアの被害にあった場合などに使えるでしょう。Plusは30日前、Professionalは180日前まで巻き戻しが可能となっています。
今回発表されたストレージ容量の増量と新機能は、今後数週間かけて新規および既存アカウントに展開されるようです。