Twitterでは会話の繋がりをRedditのようにネスト化したツリー表示にするテストを行っていて、この機能は2020年にTwitterに導入予定とされています。会話のネスト化ツリー表示が導入されると、会話全体の流れを閲覧しやすくなるでしょう。
Twitterにおいて、投稿へのリプライなどの会話の繋がりをRedditのようにネスト化したツリー表示にするテストを行っていて、2020年に導入予定とされているようです。
このテストについて、ソーシャルサービスの隠された新機能発見で定評のある個人開発者のJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏が11月27日にTwitter上で紹介しました。
これまでTwitterでは、ある会話のツイートから一つの特定のツイートを選択すると画面が切り替わってしまい、元に戻ることが面倒な仕様になっていました。
実際にTwitterでは多くのユーザーの呟きをざっと流して見るためには何も問題ありませんが、リプライなど会話の繋がりを見るという面ではいくつかの会話を追ったり戻ったりしながら閲覧しなければなりません。
しかし今回、Wong氏のTwitter投稿からも分かるように、タップするとカードのようなレイアウトでTwitter上の会話の繋がりが詳しく表示されるという新機能が導入される予定となっています。
Twitterではネスト表示を含む会話のツリー表示機能をテストしていて、2020年に順次導入するよう設定されているのが発見されました。
このツリー表示機能はTwitterのベータテスト用アプリ「twttr」に登場したもので、新しい仕様では会話全体が表示されていて、その中で特定のツイートを選択しても画面が切り替わらず会話全体をしっかりと閲覧できるようになっています。
基本的に「twttr」で登場する機能は、将来的にTwitterに導入されることを想定してテストされています。
「twttr」では、TwitterのUI(ユーザーインターフェイス)の大幅な変更を大規模なユーザーベースに公開する前に、Twitterのメインのアプリとは別のところで広く実験してフィードバックを得てさらに開発することを目的としています。
今回の会話のツリー表示機能が正式に導入されるかは確定していませんが、Twitterでは今後も様々な実験的機能を「twttr」上で吟味していくとしています。
Twitterでは11月には自分のツイートへのリプライを選択し非表示にする新機能を世界公式機能として提供することを発表しました。
ツイートのリプライを非表示にする機能は、会話の流れを悪くするような迷惑な返信ツイートを非表示にして、ユーザー間の会話が健全に保てるようにすることが目的です。
Twitterでは2018年から「コンテンツの健全性を向上させる取り組み」を行っていますが、「リプライ非表示機能」もその取り組みのひとつとしています。Twitterでは今後もユーザーにとって使いやすい仕様への進化が見込まれています。