先週iPhoneをiPod Classic化する「Rewound」という無料アプリがAppStoreで公開されましたが、その後Appleから指摘を受け削除されました。しかし削除後もiPhoneをiPod Classic化するWebアプリ版を計画しています。
先週、iPhoneをiPod化する「Rewound」という無料アプリがAppStoreで公開されましたが、その後Appleから指摘を受け、AppStoreから「Rewound」は削除されました。
「Rewound」はApple Musicを視聴することができるミュージックプレイヤーアプリで、スキンを変更することで「iPod Classic」のように使える無料アプリです。
一般的にApple製品やApple製品のインターフェース画像の使用は禁じられていて、AppStoreの承認が得られないことが多いです。
そこで「Rewound」アプリはインストール直後の状態では普通のサードパーティ製アプリと変わりのない見かけとしています。そして「Rewound」にはユーザーが任意の画像をスキンとして追加できる機能があります。
TwitterやWeiboなど外部SNSからクリックホイール風の画像をダウンロードして、「iPod Classic風」のアプリ操作を可能にしているわけです。
しかし「Rewound」に関して、Appleは「iPodのデザインに似ている」「Apple Musicの機能に対して課金をしている」「ユーザーがApple製品と間違える」という理由でAppStoreから削除したと言います。
「Rewound」は世界中で話題となり、17万ダウンロードされ米AppStoreの「音楽アプリ」ランキングでは19位にランクインしています。開発者のLouis Anslow氏は反響が大きかっただけにとても残念だとしています。
「Rewound」の開発者のLouis Anslow氏は、Appleが「Rewound」アプリを削除した理由を挙げながら、その理由に対して一つ一つ反論しています。
すでに「Rewound」をダウンロード済みである17万人ものユーザーに影響を与えることはありませんが、アプリを更新して再承認を得るのは不可能です。別バージョンも開発中のようですが、これまでの理由からAppleに却下されるのは確実だと言います。
そこでiPhoneでAppleの承認なしに使える代替品として、Webアプリ版の開発を計画していると告知しています。
さらにクラウドファンディングサービス「GoFundMe」で2万ユーロ(約244万円)を目標として寄付を呼びかけiPhone、Androidに対応したアプリの制作を目標としているようです。