2020年1月1日に開催される「ニューイヤー駅伝2020」ではGPSで選手の位置の可視化を導入することが発表されました。「ニューイヤー駅伝2020」はGPSで選手の位置の可視化を導入することで選手の位置情報をリアルタイムに画面にて確認することが可能になります。
NTT西日本・TBSテレビ・NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)・NTTスマートコネクトは、2020年1月1日に群馬県にて開催される「ニューイヤー駅伝2020」にて、GPSで選手の位置を可視化を導入することを発表しました。
今回の発表によると、軽量GPSデバイスによる駅伝走者の位置情報の可視化技術を導入により、「ニューイヤー駅伝2020」にて、データ放送にて選手の位置情報をリアルタイムに画面で確認することが可能になります。
全日本実業団駅伝は、日本全国で予選が開催され、予選を突破した37チームが参加して開催される1月1日の頂上決戦となっています。
今回、初の導入が決定している「選手の位置情報の視える化技術」については、NTT西日本グループおよびNTTブロードバンドプラットフォームにて開発が行われています。
「選手の位置情報の視える化技術」については、選手が身に着けているナンバーカードにGPS機能を搭載したチップによって、選手の位置情報をリアルタイムに受信することが可能になるとされている技術となります。
なお、当日のデータ放送では、約1分ごとの更新で順位情報を画面に表示する予定となっており、なお、「選手の位置情報の視える化技術」によるシステムによる運営は、ロードレース中継では初めてとなります。
「選手の位置情報の視える化技術」の導入までの経緯について確認しておきましょう。最近のスポーツ競技の運営では、 選手の位置情報を可視化する取組みが進められています。
ですが、マラソンや駅伝といったロードレースの場合には、GPSを受信する電波環境や選手が装着するGPSデバイスの大きさや重さが選手への負担となることが問題となっており、正確な位置情報の把握が難しいとされてきた経緯があります。
NTTグループでは、GPSを受信する電波環境や選手が装着するGPSデバイスの大きさや重さが選手への負担になっていた問題の解決に向けて実業団連合やTBSテレビと協力を行い、 実際のロードレース等で繰り返し、実証実験を行い検証を進めていました。
今回、 NTTグループの技術を活用し、実際に大会にて使用されるチップについては、選手の負担にならないよう小型化し軽量化が行われているとのことです。
この技術の活用により、観客は、テレビのデータ放送やスマートフォンのWebサイトにて、出場選手の位置情報をほぼリアルタイムに画面にて確認することが可能となると説明しています。
「ニューイヤー駅伝2020」のデータ放送にて選手の位置情報をリアルタイムに画面で確認可能となる概要についてご紹介しておきましょう。
2020年1月1日に開催される「ニューイヤー駅伝2020」では、選手のナンバーカードにGPS機能を搭載した小型・軽量のカード型チップが装着され、随時、出場選手の位置情報を受信が行われます。
GPS機能を搭載した小型・軽量のカード型チップにて位置情報が配信されることで、TBSテレビにて放送予定の「ニューイヤー駅伝2020」のデータ放送画面にほぼリアルタイムに出場37チームの順位が表示されます。
選手の負担軽減のため、小型・軽量のGPSデバイスを活用したロードレースのライブ中継を行うのは今回が 初めてとなっています。
データ放送画面にほぼリアルタイムに位置情報を配信する機能の特徴についてみておきましょう。今回、位置情報把握に活用されるGPSデバイスの特徴は、選手の負担にならないように開発された小型化・軽量化が大きな特徴となっています。
実際に装着されるGPSデバイスのサイズについては、W57mm×D89mm×H10mmと大変小さくなっており、重量 についても約18gと軽量化されています。
また、リアルタイムに位置情報を配信できるよう「Drive-By技術」によるどこでもIoTの実現するとともに、高精度な位置測定を可能とした衛星測定システム「みちびき」が導入されます。