皆さんは突然スマホや携帯に地震や津波の危険を知らせる「緊急速報」が鳴ることで驚かれた経験はございませんか?気象庁の定めた条件にてユーザーのスマホや携帯に地震や津波の危険を知らせる通知が届く「緊急速報」の通知の条件についてご紹介していきます。
日本は地震大国ともいわれるほど、地震の発生する頻度が多く、先日も早朝3時24分頃に茨城県と千葉県で最大震度4を観測する地震がありました。
気象庁では、一定条件を超える地震などの災害が発生した場合には、緊急地震速報を発表しています。夜中に携帯電話やスマホに地震の「緊急速報」の通知が届くのは、気象庁が発令した「緊急速報」を受けて各キャリアにて送られるためです。
ユーザーのスマホや携帯に地震や津波の「緊急速報」が通知(鳴る)される条件についてご紹介します。
携帯電話やスマホに通知(鳴る)される基本的な条件については、「最大震度が5弱以上と予想される地震」が発生した場合に、「震度4以上が予想される地域」に向けて携帯電話やスマホに通知(鳴る)されることとなっています。
携帯電話やスマホに通知(鳴る)される流れについては、気象庁が発表した地震や津波などの「緊急速報」や「警報」を、ドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯電話会社が該当エリア内にある端末にエリアメールや緊急速報メールにて発信を行うサービスです。
「緊急地震速報」とは、日本国内で地震が発生した際に、震源地を中心に大きな揺れが到達すると思われる数秒から数十秒前に警報を通知する「地震早期警報システム」となっています。
日本では、気象庁が中心となり、地震や津波などの災害情報の「緊急地震速報」にて発信を行っています。
「緊急地震速報」は、2004年に気象庁が一部試験運用の開始し、2007年10月1日からは、日本国内の一部の離島を除き、国内ほぼ全域にてすべての住民を対象とした世界初の運用を開始しています。
気象庁の「緊急地震速報」には二種類の通知があり、実際に地震の大きさによって、状況に応じた「緊急地震速報」が、該当エリアにいる人に通知されることとなっています。
「緊急地震速報」の種類については、一般向けの「地震動警報・地震動特別警報」と、高度利用者向けの「地震動予報」に分かれています。なお、それぞれの「緊急地震速報」の内容については以下の通りとなっています。
「緊急地震速報」の種類 | 【警報の名称】 | 【内容】 |
一般向け | 「地震動警報・地震動特別警報」 | 予測震度5弱以上のときに発表され、テレビ放送や携帯端末などで「震度4以上の強い揺れとなる地域」を伝える |
高度利用者向け | 「地震動予報」 | 発表基準が低く誤報の可能性が高いものの「各地の震度や揺れの到達時間」などが分かる |
ドコモのスマートフォンやiPhoneを利用しているユーザーに、通知される地震や津波の危険を通知する「緊急速報」についてご紹介しましょう。
ドコモでは、気象庁から発信される「一般向け緊急地震速報」を利用して、最大震度が5弱以上の揺れが起きると想定される地震の際に、震度4以上の強い揺れのエリアの携帯電話に一斉配信を行います。
ソフトバンクでは、地震や津波の危険を通知する「緊急速報」を、災害発生を知らせる警告音と同時に、待受画面に表示して、ユーザーに通知をするようになっています。
なお、ソフトバンクでは、警報音・バイブレーション・画面表示にて、強い揺れが来ると想定されるエリアに通知を配信しますが、通話中や通信中、圏外の場合は「緊急速報」が受信されません。
auの地震や津波の危険を通知する「緊急速報」についてご紹介します。auのiPhoneを利用しているユーザーは、購入時の設定はオンになっており、購入時より、緊急地震速報メールすべてに対応しています。
なお、Androidのスマホ端末を利用しているユーザーで、初期の受信設定が「OFF」になっている機種を利用している場合は、あらかじめ受信設定を「ON」に変更する必要があります。
ドコモやau、ソフトバンクなどの携帯電話会社が発信する「エリアメール」や「緊急速報メール」の他にも、緊急地震速報の通知を受け取る【ウェザーニュース】の通知サービスがあります。
【ウェザーニュース】では、気象庁が発表する緊急地震速報の情報を元に、PCやスマホ向けに専用のアプリを提供しています。
なお、【ウェザーニュース】では、緊急地震速報の基準より小規模な地震の揺れに対しても発表されるようになっており、より詳細な災害の情報を確認することができます。
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