1月23日「メルペイ」が「Origami Pay」のサービス提供を行っている「Origami」を買収することを発表しました。「メルペイ」では「Origami Pay」を買収し100%子会社化することにより決済サービス統合を行う方針とのことです。
1月23日、「メルペイ」がスマホ決済サービス「Origami Pay」の提供を行っている「Origami」を買収することを発表しました。
スマホ決済サービス「Origami Pay」の提供を行っている「Origami」の株式については、「メルペイ」が「Origami」を買収し、全株式を2月25日付で取得する予定となっており、「Origami」を100%子会社化することとなります。
なお、今後、「Origami Pay」のサービスとブランドについては、ユーザーや加盟店舗に周知期間を設けたうえで、「メルペイ」に統合される方針です。
スマホ決済サービス「Origami Pay」を提供している「Origami」は2012年に設立され、2016年にスマホ決済サービス「Origami Pay」の提供を開始しました。
「Origami Pay」では、早い段階でキャッシュレスへの取り組みを開始しており、信用金庫をはじめとした全国の金融機関との連携を強化しています。
また、「Origami」は、2019年に、金融プラットフォームとなる「Origami Network」や「Origami Financial Service」の設立を発表し、幅広い金融サービスの提供を目指していました。
2018年11月以降、「Origami Pay」の導入を決定した加盟店は、累計で8万社を超えており、トヨタのウォレットサービスにも「Origami Pay」が導入されています。
「Origami」がメルカリグループに参画する理由について、統合する理由として、メルペイとOrigami両社は、メルペイとOrigami両社の強みを統合により融合することが理由であると説明しています。
現在、スマホ決済を展開している事業者間における各社競争が激しくなってきており、メルペイとOrigamiの両社が、それぞれの強みを融合することで、日本のキャッシュレス社会実現に寄与できるとしています。
「Origami」がメルカリグループに参画することについて、メルペイとOrigamiの両社は、協議を重ね、参画の基本合意に至ったとのことです。
メルカリがサービス提供を行っているスマホ決済「メルペイ」は、フリマアプリ「メルカリ」の売上金を決済に使える点が大きな特徴となっています。
スマホ決済「メルペイ」は、19年2月にサービス開始し、フリマアプリの「メルカリ」ユーザーなどを中心に、2019年10月時点でユーザー数500万人を突破した人気の決済サービスとなっています。
「メルペイ」では、「Origami」がメルカリグループに参画することで、「Origami・メルペイ両社の強みを融合し、単なるスケールメリットの実現にとどまらない価値を提供する」と公表しています。
今後は、大企業のチェーン店に限らず、地方の中小事業者にもキャッシュレス決済「メルペイ」の導入を進めていくとのことです。
現在、提供されている「Origami Pay」のサービスやブランドについては、「Origami Pay」のユーザーや加盟店に周知期間を設け、その後、「メルペイ」に統合されることとなります。
また、今後は、「メルカリ」・「メルペイ」・「Origami」と「信金中金」が4社共同にて、国内の中小事業者へを対象としてた「メルペイ導入」の推進を行っていく方針とのことです。
その他にも、「信金中金」が持っている幅広い全国のネットワークを活用し、「メルペイ」を活用した地域イベントの開催や、「メルカリ教室」と題したメルカリについての教室や利用促進キャンペーンについても実施していく予定とのことです。