LINEはAIアシスタント「Clova」において、LINEのトーク画面から家電操作が可能な「Clova Bot」の提供を開始しました。「Clova Bot」では普段から使っているLINEトークだけで家電を操作できるため、自分にあった方法で利用可能です。
LINEはAIアシスタント「Clova」において、LINEのトーク画面上でのタッチ操作やテキスト入力によって家電操作が可能な「Clova Bot」を1月30日から提供開始することを発表しました。
「Clova」とは、LINEが展開するAIアシスタントで、2017年に発売した「Clova WAVE」からスマートディスプレイ「Clova Desk」など、様々なスマートスピーカーに搭載されています。
「ねぇClova」と話しかけることで、音声操作で音楽やニュース、天気を聞けたり、「LINE」と連携してメッセージのやり取りや無料通話ができたり、また対応したIoT家電の操作なども可能となっています。
今回提供開始された「Clova Bot」では、スマートスピーカーに話しかけなくても、普段から利用しているLINEのトークルーム画面から文字入力による操作が行える点が大きな特徴です。
家電のIoT化によって住宅を「スマートホーム」化する傾向にありますが、家電ごとに専用アプリを使い分ける必要があるので、逆に複雑で面倒であること、さらにスピーカーに話しかけることになかなか慣れないという声が多く見られるのも事実です。
「Clova Bot」では、普段から使っているLINEだけで声を出さずに家電を操作できるため、自分に合った方法で負担なく生活できるでしょう。外からの操作も可能なので、電気やエアコンの消し忘れの対応や、帰宅に合わせて点けるなどの操作も可能です。
「Clova Bot」の利用方法は、「Clova WAVE」や「Clova Desk」のほか、赤外線リモコン「Clova Friends Dock」と組み合わせて、LINE Clova公式アカウントでClovaと連携することで家電操作が可能になります。対応する家電は8万点以上です。
利用の流れとしては、まずLINE ClovaのLINE公式アカウントを友達登録し、トーク画面にあるメニューの「家電操作」ボタンをタップします。表示されるボタンで「Clova Friends Dock」に登録した家電を操作することが可能です。
LINEのトーク画面では、「エアコンつけて」「テレビつけて」などの文章を送ることで操作できるようになります。
さらに2月1日から9日までの期間、様々な住宅のIoTスマートホーム対応を手がける株式会社アイリッジと共同で、Clova活用したモデルルーム「LINE Clova IoT 体験モデルルーム」を一般公開することも発表しました。
「ねえClova、リビングの照明をつけて」と話しかけて電気を点けたり声だけで鍵の施錠をしたりなど、スマートスピーカーを通じた音声操作や、「Clova Bot」による家電操作も体験することができます。
モデルルームの会場は「スマートハウジング豊洲まちなみ公園」で、2月1日から9日までの期間中事前予約は不要で平日でも開催されていますのでぜひ体験してみましょう。