iOS版Gmailアプリがアップデートされ、Gmailアプリにおいて標準「ファイル」アプリから添付可能となりました。これで全てのiOSおよびiPadOSにおいて標準「ファイル」アプリから添付できるようになります。このアップデートは順次ロールアウトされます。
Googleは米現地時間2020年2月12日、iOS版Gmailアプリにおいて、Appleの標準アプリ「ファイル」から添付可能となったことを発表しました。
これは全てのiOSおよびiPadOSにおいて利用可能となりますが、アップデートはロールアウト方式であるため機能が追加されるまでは15日以上かかる可能性があるとしています。
これまで、Gmailでメールを作成する際、ファイル添付の際はクリップアイコンをタップすると「カメラロール」「最近使用した添付ファイル」「(Google)ドライブ」が表示されそこからファイルの添付を行うことが可能でした。
今回のアップデートによって、iOS版およびiPadOS版Gmailアプリでは、ファイル添付アイコンをタップして表示されるフォルダのマークをタップすると、「ファイル」から選択できるようになります。
今回のアップデートは2月12日以降順次ロールアウトされるため、ユーザーが操作しなくても利用可能となります。
iOS11から利用可能になった「ファイル」アプリは、「iCloud Drive」「Googleドライブ」「Dropbox」「Amazon Drive」「Box」「Adobe Document Cloud」など各種クラウドストレージに対応しています。
今回のGmailと「ファイル」との連携によって、「Dropbox」や「iCloud Drive」に保存されているファイルをメールに添付するのが簡単になります。
さらにiOS 13およびiPadOS 13へのアップデート後、「ファイル」アプリにさらに多くの機能が追加され、「USBメモリ」や「外付けハードディスクドライブ」「SDカード」など外付けストレージ上のファイル管理に対応しています。
iPhoneやiPadをビジネスで使う場合、最も悩ましかった点はメールに添付されたzipファイルの扱いでしょう。これまでzipファイルを解凍する際はサードパーティーによる専用の解凍アプリをインストールする必要がありました。
iOS 13では標準搭載の「ファイル」アプリで簡単に解凍・圧縮できるようになり、通勤中や外出中でもスムーズに内容を確認できとても便利になりました。
さらに「Server Message Block(SMB)」によるファイル共有機能の追加や書類をスキャンしてPDF化まで、ファイル管理周りの使い勝手が素晴らしく改善されています。
これまではiPhoneやiPadからの添付ファイル送信に関してはデスクトップ版と比べて様々な制限がありましたが、今後は通勤中や外出中でもストレスなくファイルを添付し送信でき、iPhoneやiPadだけでも業務連絡ができるようになるでしょう。