2020年02月12日更新
iOS向け「Office」アプリの設計を一新【Microsoft】
MicrosoftがiOS向け「Office」アプリのデザイン設計を一新し基本機能の変更点や追加された機能について発表しました。Microsoftがデザインを一新したiOS向け「Office」アプリの基本機能や追加された機能についてご紹介します。
目次
MicrosoftがiOS向け「Office」アプリの設計を一新
MicrosoftがiOS向け「Office」アプリの「Word」・「Excel」・「PowerPoint」アプリをアップデートを実施し、デザインを一新したことが発表されています。
Microsoftでは、iOS向け「Office」アプリでは、最新版の「バージョン2.34」がリリースされており、今回のアップデートにてデザインの設計について一新したとのことです。
また、最新バージョンでは、iOS向け「Office」アプリに新しいデザイン言語として「Fluent Design System」が採用され、従来よりもシンプルなデザインと変更され、早さや美しさが実感できます。
なお、各アプリとも基本機能については、無料で利用可能ですが、一部機能については、Office 365 サブスクリプションを契約したユーザーのみ利用可能となっています。
MicrosoftのiOS向け「Office」アプリのアップデート実施の背景について
Microsoftは、昨年2019年12月に、モバイルの生産性の向上を目的として、モバイルアプリについて再設計を行うことを公表していました。
今回のiOS向け「Office」アプリのアップデートについては、この発表を実施する形となっており、基本機能は、大きな変更はないものの、デザインが一新されている点が特徴となっています。
なお、基本機能については、大きな変更点はありませんが、新たに、アクセサビリティを高めるための代替えテキストウィンドウの更新機能などの新追加も実施されています。
iOS向け「Office」アプリの新しいデザインについて
従来のiOS向け「Office」アプリから一新された新しいデザインについては、Microsoftが2017年に発表したFluent Design Systemをベースにデザインされています。
アップデート後の一新された新しいデザインは、先行してリリースされている「Microsoft Outlook for iOS」や「OneDrive for iOS」と同様に、ヘッダにMicrosoft Search対応の検索フィールドを搭載しています。
また、アップデート後の各アプリのタブについては、シンプルな3タブデザインに変更されており、今後は、「共有」タブと「最近使ったファイル」タブがホームと開くタブに統合され見やすくなります。
iOS向け「Office」アプリの最新版「バージョン2.34」の内容について
MicrosoftのiOS向け「Office」アプリの最新版「バージョン2.34」の内容についてご紹介していきましょう。
アップデートにより、デザインを一新したiOS向け「Office」アプリの「Word」・「Excel」・「PowerPoint」アプリでは、それぞれアプリの設計を見直しが行われ、今までよりもシンプルで速く、さらに画面が美しく変更されています。
また、 iOS向け「Office」アプリでは、コンテンツのアクセシビリティの向上化を図るため、役に立つキャプションが追加されています。
「Excel」アプリでは新しい関数である「XLOOKUP」に対応可能に
今回のアップデートにより、「Excel」アプリでは、1月末にリリースされた新しい関数である「XLOOKUP」に対応可能となっています。
「XLOOKUP」機能とは、「Excel」アプリで、利用されることが多い関数「VLOOKUP」の後継となっており、垂直方向のみでなく、水平方向(HLOOKUP)の検索にも対応できる関数となります。
Android版「Office」アプリでは
なお、Android版「Office」アプリについては、1月30日にリリースされたビルド「16.0.12527.20026」以降のバージョンにて利用可能となっています。