「Minecraft(マインクラフト)」向け教育コンテンツの無料配信を開始することが発表されました。新型コロナウイルスの感染予防支援として無料配信が開始される「Minecraft(マインクラフト)」向け教育コンテンツの種類や内容についてご紹介します。
マイクロソフトが、「Minecraft(マインクラフト)」向けの学習支援の教育コンテンツについて、無料配信を開始することを発表しました。
現在、国内でも、中国武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大により、学校が休校となったり、在宅やテレワークなどが推奨されています。
「Minecraft(マインクラフト)」向け学習支援の教育コンテンツ無料配信は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、在宅勤務や休校となって自宅にいる子供たちの学習支援を目的として、6月30日までに期間限定にて実施される予定です。
なお、マイクロソフトでは、リリース段階で13種類のコンテンツについて無料配信を開始するとのことです。
まず、「Minecraft(マインクラフト)」向け学習支援の教育コンテンツ無料配信を行う背景についてご紹介しておきましょう。
現在、世界中では、新型コロナウイルスの感染拡大が大きな問題となっており、国内でも、週末の外出自粛を呼びかける声や、「学校休校」・「在宅勤務」の推奨など、大変な事態となっています。
マイクロソフトでは、この状況を考慮して、「学校休校」や「在宅勤務」によって、家にいる時間が長くなっている状況に、何か夢中になれるものがないかと検討を行いました。
検討の結果、「Minecraft(マインクラフト)」向け学習支援として、13種類の教育コンテンツ無料配信を行うこととしたとのことです。
学習支援の教育コンテンツ無料配信を利用するには、「Minecraft」の Bedrock のダウンロードを行う必要があります。
ユーザーが、ダウンロードを行い、Minecraft を起動し、ゲーム内ストアにアクセスすることで、無料にて「Minecraft」の13種類の学習コンテンツ配信を楽しむことができます。
なお、「Minecraft」の Bedrock のダウンロードができる対象のデバイスについては、次の通りとなっています。
次に、無料配信される「Minecraft 」向け13種類の教材コンテンツの内容についてご紹介していきましょう。
13種類の教材コンテンツの中には、NASA監修による、国際宇宙ステーションISSや、ギリシアの神々や英雄になって神話の世界を体験することができるオリュンポス山など、子供たちの興味を引くような内容が多く展開されます。
他にも、眼球の構造と機能を実際に入り込んで学べる巨大模型や、発電所の仕組みとエネルギー問題が学べる都市など、科学や歴史、生物、数学など、多くの分野にて、遊びながら学べるコンテンツが用意されています。
「Minecraft(マインクラフト)」の特徴については、コンテンツを進めるにあたって、シンプルなブロックを利用しますが、概念モデルから巨大都市まで再現することができる柔軟性を搭載している点が大きな特徴となっています。
また、ユーザーの感性によって、ブロックの動きやカスタマイズすることができ、ゲームとして、子供たちにも人気の高いゲームとなっています。
「Minecraft(マインクラフト)」は、教育分野についても、以前から導入されており、教育機関向けの 「Education Edition 」の提供も行っています。
今回、マイクロソフトにて、無償で公開された「Minecraft(マインクラフト)」の教材コンテンツは、通常版のマインクラフトで誰でもストアから導入することができます。
対象のデバイスから、マインンクラフトストアにアクセスし、「Education」カテゴリーからダウンロードすることができます。
内容については、13種類、それぞれに形式や展開が異なっており、対応している言語については、英語のみとなっていますが、ゲームの種類によっては、言語が分からなくでも楽しめる内容となっています。
また、子供たちが楽しめるコンテンツとなっていますが、お子様だけでなく、大人でも十分に興味深く楽しめる内容が展開されています。