大日本印刷は3月26日、スマホの画面に直接貼れる、5G通信に対応した透き通ったフィルム型アンテナを開発したと発表しました。スマホの画面に貼れる5G通信に対応のフィルム型アンテナの特徴とは何か?や量産する時期にも注目していきたいと思います。
大日本印刷は3月26日にスマホの画面に直接貼ることが可能な、5G通信に対応することができるようになった透き通ったフィルム型アンテナ「透明アンテナフィルム」を発表しました。
この透き通ったフィルム型アンテナ「透明アンテナフィルム」の特徴は、人間の視覚では認識できないほどの特殊な商品で、微細加工技術を活かした新しい商品となっています。
また、この「透き通ったアンテナフィルム」の特徴として、人間の視覚では確認できないため、ディスプレーに貼りつけたとしても、画面の見え方は人間の視覚では変わらずに、アンテナとして機能させることができる優れものであります。
今回の5G通信に対応可能な透き通ったフィルム型アンテナ「透明アンテナフィルム」は2022年度に量産を開始して、25年度に年間100億円の売上を目指す目標を明確にしています。2022年度に量産しますので、現時点では入手することはできません。
2022年には、この5G通信対応可能な透き通ったフィルム型アンテナが利用されていることが予想されます。
そして、5G通信に対応可能な透き通ったなフィルム型アンテナ「透き通ったアンテナフィルム」の特徴としては「あらゆる場所に貼れる」ような仕組みになっています。
たとえば、家の中の壁や天井、PCやテレビの画面、窓ガラスといったさまざまな場所に直接貼ることができますので、非常に使いやすい商品になっています。
今回の5G通信に対応可能なフィルム型アンテナ「透き通ったアンテナフィルム」は5Gの専用スマホに、そのまま貼り付け、本体の外側にアンテナを配置することにより、内蔵する場合よりも端末を小さくすることに実現したと発表しています。
5Gに対応するスマートフォンでは、アンテナを格納する場所の確保ができないという課題がありましたが、今回の発表によりスペースの問題はすべて解決をしました。
5Gスマホ向け薄型放熱部品「べーパーチャンバー」を1月に発表するなど、データの通信処理が増えることによる端末機器の放熱がされない対策にも力を注いでいると発表をしていました。
スマホに限らず、電子機器は小型高集積が進んでいて、熱の処理に苦労することが多いので今回の商品は非常に役立つものとなっています。
べーパーチャンバーは、特殊な放熱技術により5Gスマホの高速な処理でできてしまった熱を冷ます役割を行っています。
放熱技術の進歩はなかなか日本国内では進んでいませんでしたが、今回の放熱技術により、5Gスマホがスムーズに使える未来が見えてきました。
今後は透き通ったアンテナフィルムやべーパーチャンバーやIoTプラットフォームをうまく組み合わせて提供するものを開発する予定だと発表をしています。
また、この開発した技術を組み合わせて、5Gを生かしたVR・ARコンテンツの配信にも取り組む予定だと言われています。
VR・ARコンテンツの配信が充実することで、より今回発表した5G対応のアンテナフィルムが重宝され使いやすくなることでしょう。