3密を回避することが必要となっている現状を受けスーパーなどの混雑を確認する「VACAN」の提供を開始したことが発表されました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け開発された3密を回避するためのスーパーなどの混雑を確認する「VACAN」についてご紹介します。
東京都千代田区に会社のある株式会社バカンが、「新型コロナウイルス」の感染拡大による「3密」回避への社会的要請を受け、スーパーなどの混雑をリアルタイムに確認する「VACAN」をリリースしたことを発表しました。
現在、世界中で猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の感染を予防する対策として、外出自粛をはじめとして、「3密」を避けることが重要だとされています。
リリースが発表された「VACAN(バカン)」では、スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストア等の小売業種を対象として、利用者の店舗の混雑状況や待ち人数をリアルタイムに確認することができるサービスとなっています。
現在、日本でも各地で「新型コロナウイルス」の感染拡大が広がっており、外出自粛をはじめとして、自宅で過ごしている方も非常に多い状態となっています。
ですが、生活必需品を扱うスーパーやドラッグストア等の小売店では、必要最低限の食品や薬の購入のためにの利用者が増大しており、新型コロナウィルス感染拡大防止のために避けるべき「3密」が発生しやすい状況となってしまっています。
これまでは、実際に店舗を訪問してみないと混雑状況を確認することができませんでしたが、 「3密」を避けることを目的として、AIとIoTを活用した開発に取り組んだとのことです。
取り組みの結果、スーパーやドラッグストア等のお店の混雑状況をリアルタイムに把握できるサービス「VACAN」を提供することとなりました。
それでは、スーパーなどの混雑をリアルタイムに確認する「VACAN」のサービス概要についてご紹介していきましょう。
「VACAN」は、 お店の情報とリアルタイムの混雑情報を表示するWebサービスとなっています。利用者が、 スーパーやドラッグストア等の混雑情報を、iPhoneやAndroidのスマホ端末にて確認することができるようになってるのが大きな特徴です。
また、「VACAN」では、今後、該当の店舗をタップすることで、そのお店が、感染拡大防止策として、ソーシャルディスタンス確保や消毒の用意などを行っているか、確認できるようになる予定です。
「VACAN」では、買い物に訪れる利用者様の安全だけでなく、お店の方が安心できる環境で働ける状態を目指すとしています。
「VACAN」の大きな特徴としては、これまで、店舗を訪問しなければわからなかった、混雑状況を事前に確認できるようになる点があげられます。
利用者は、店舗の混雑状況を「VACAN」上で確認することができ、 密閉・密集・密接の「3密」を避けて買い物を行うことができるようになります。
なお、スーパーや混雑状況データについては、「VACAN」内だけでなく、それぞれの店舗のwebサイトやアプリ等にも連携して表示が可能となる点も特徴としてあげられます。
「VACAN」サービスでは、現在、加盟店を募集しており、店舗が登録され次第、順次公開される予定となっています。
「VACAN」で使用される技術については、AI・IoTを活用して「リアルタイム」の混雑状況を検知するとのことです。
また、店内の混雑状況については、 お店の状況に合わせた方法で、カメラやセンサー、 web待ち列サービス、 手押し式のボタンなど、多種多様な手段で検知を行うとのことです。
「VACAN」では、過去の傾向をもとにした混雑時間の推定をおこなうのではなく「リアルタイム」の混雑状況や待ち人数を配信することで、利用者の安全確保を図るとしています。
今後の展開についてみてみると、現在、加盟店の一般募集を開始しており、今後は、小売店以外も掲載する方針を明らかにしています。
今後、スーパーやドラッグストアなどの売店だけでなく、飲食店等の施設にも掲載対象を広げてサービスを展開していく方針となっています。