新型コロナ感染拡大に対する経済対策として国民1人に一律で10万円を給付する「特別定額給付金」が実施され、「特別定額給付金」のオンライン申請の受付が開始されました。10万円のオンライン申請開始日は自治体によって異なり全国679市区町村で開始しています。
新型コロナウイルス感染拡大に対する経済対策として、家計支援を目的に国民1人に一律で10万円の「特別定額給付金」給付が開始されますが、一部の自治体で「特別定額給付金」のオンライン申請の受付が5月1日から開始しました。
「特別定額給付金」の申請受付開始日は各自治体によって異なりますが、全国679市区町村で開始しています。
申請方法は「郵送申請」と「オンライン申請」の2通りが準備されていて、マイナンバーカード所有者はパソコンやスマートフォン端末からのオンライン申請が可能です。
「特別定額給付金」オンライン申請のフローは、まず以下のリンクから政府が運営する申請サイトである「マイナポータル」にアクセスしましょう。
指示に従って申請書を作成していき、通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面の写しなど振込先口座の確認書類をアップロードしましょう。
そして電子署名は、スマートフォンで行う場合は署名用電子証明書の暗証番号を入力し、マイナンバーカードを読み取り申請します。「特別定額給付金」オンライン申請の全体的なフローは以下の通りです。
「特別定額給付金」オンライン申請のフロー | |
1 | マイナポータルにアクセス |
2 | 「お住まいの市区町村」を選択 |
3 | 「特別定額給付金の申請」を選択 |
4 | 必要事項を入力 |
5 | 振込先金融機関口座確認書類をアップロード |
6 | 電子署名を付与して送信 |
1人10万円給付の「特別定額給付金」においてオンライン申請ができるのは、2020年4月27日時点で世帯主である人です。
そしてオンライン申請にはマイナンバーカードと、マイナンバーカードの交付時に設定した署名用電子証明書の暗証番号(英数字6文字以上16文字以内)が必要となります。
注意点として署名用電子証明書は5回連続でパスワードを間違って入力した場合はパスワードロックがかかります。発行を受けた市区町村の役所窓口でパスワードのロック解除をしパスワードの再設定が必要となるため気をつけましょう。
さらにマイナンバーカードの署名用電子証明書を読み込むために、パソコンとICカードリーダライター、またはマイナンバーカード情報を読み取り可能なスマートフォンなど、スマートフォン端末が必要となります。
iPhoneの場合はiOS 13.1以上がインストールされたiPhone 7以降の端末が必要となり、Androidスマートフォンでは合計124機種が対応していますのでぜひ対応端末を「特別定額給付金」公式サイトで確認しておきましょう。
総務省では「特別定額給付金」の給付開始に伴う詐欺に関して注意喚起を行っています。「個人情報」や「通帳、キャッシュカード」「暗証番号」などを詐取する詐欺に対する注意点を公表しています。
総務省によると総務省や自治体がATMの操作を求めたり給付金の支給に手数料の振り込みを求めたりすることは無いとしていますが、Twitter上では給付金に関する詐欺メールが送られてきたという投稿も見られています。
これらの情報を求められた場合、詐欺事件として、警察署や警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう注意を呼びかけています。